使っていない紙や布を再利用して。ものを徹底的に使い切る豊かな節約術
2017.02.07
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 日々の暮らしのなかで、使っていない紙や布は少しずつたまっていくものです。毎日の生活からはみ出している、そうした紙や布を不用なものとして捨ててしまうという考え方もあるでしょう。でも、少し立ち止まって、新しい形で生かせないか見直してみませんか。はみ出しているものを再び毎日の生活に組み込む暮らし。それは、ものを大切にし、徹底的に使い切る、豊かな節約術にほかなりません。

 スタイリストの池水陽子さんは自称「紙好き!布好き!」。使わなくなった紙類や衣類を活用して、隙間時間でちょこっと手仕事、新たな形にして息を吹き返らせることが大好きだと言います。そんな池水さんに、紙と布にまつわるさまざまな活用術を教えていただきました

不用になったものは新しい形で生かす
不用になったものは新しい形で生かす、とスタイリストの池水陽子さん

使わなくなった紙や布は新しい形で生かす!池水さんの豊かな節約術

 スタイリストという仕事柄もあって、日頃いろんなものに接する機会の多い池水さんですが、プライベートでは新しいものに飛びつくことは少ないそう。

「気づけば、好きなものを延々と長く使っている、ということが多いですね。バッグや靴は修理に出したり、イスは座面をはり替えたり。古くなったお気に入りの服も、捨てるには惜しいと、リメイクして形を変えて使ってみたり…」

 いらないと判断したら、人に譲る、フリマに出すといった方法で潔く手放すものの、一度好きになったものは、できるだけ長く使い続けたいと思っています。

「十分使ったものでも、もうひと仕事してもらおうかな、という気持ち。手を加えて生き返らせたり、新しい使い方を発見したりすると、また大切にしようと思います」

 少しでもお金を使わないように、という動機からではなく、暮らしをもっと楽しむために始めた池水さんの豊かな節約術。そこから生まれた、アイデアいっぱいの宝物の数々を見せていただきました。

●洋雑誌や包装紙は切り取って封筒に

洋雑誌や包装紙は切り取って封筒に 洋雑誌のおしゃれなページや、気に入ったデザインの包装紙などを使って、封筒やポチ袋をつくります。「友人に立て替えてもらったお金を返すときや、おすそ分けに添える手紙を入れるのに、気取りがなくてちょうどいいんです」

●着なくなったワンピースはエプロンにリメイク

着なくなったワンピースはエプロンにリメイク よく着ていた古着のワンピースは、ギャザーを生かして胸当てのエプロンにリメイクしました。「服の形には飽きてしまったけれど、この配色が大好きで。肩口から切り落として、綿テープをつけただけ。簡単にできました」

●余った布を使ってミニバッグを手づくり

余った布を使ってミニバッグを手づくり 余り布でつくったミニバッグは、女の子が斜めがけするのにぴったり。「娘の友達に、お誕生日プレゼントであげています。ハンカチやティッシュ入れとして、みんな愛用してくれているんです」

●小さなハギレはラッピングに大活躍

小さなハギレはラッピングに大活躍 手づくりする際に出る細かいハギレも、気に入った色柄なら捨てずに袋にストックしておき、ラッピングなどに役立てます。「切りっぱなしのままリボン代わりに使うと、無造作感がキュートに映ります」

左/普通に十文字にかけてちょう結びしても、表情豊かな仕上がりに。
右/お菓子を入れた袋の口に巻いてキュッとしばって

小さなハギレはラッピングに大活躍 小さなプレゼントなら、パッケージの上から色紙と一緒に二つ折りにした切れ端をホチキスどめ。「色紙にはメッセージを書いても」

●布はハンカチにしてプレゼントに

布はハンカチにしてプレゼントに 大判の布は、45~50㎝角に切って4辺を縫い、ハンカチとして使えるようにしています。「娘の誕生日会で、おみやげを包んで配ったのが始まり。中身だけでなく、外側も喜んでもらえます」

●100円グッズと布を合わせてオリジナルのヘアアクセに

100円グッズと布を合わせてオリジナルのヘアアクセに かわいい柄の布は、子ども用ヘアアクセサリーに。100円グッズのカチューシャにリボン状にしてつけたり、パッチン留めをくるんだり。「輪にしてゴムをとおせば、シュシュも簡単につくれます」
●着たおしたTシャツはウエスにしてもうひと仕事

 着古してすっかりクタクタになったTシャツ類は、適当な大きさにカットしてウエスに利用。「どうせ捨てるつもりのものなら、もうひと仕事してもらおうと。やわらかいので、革製品のツヤ出しにもぴったりです」

●ハギレでつくるおそろいコースター

ハギレでつくるおそろいコースター 池水家のコースターは、ハギレを使った手づくり。「ザクザク切って、外表に2枚合わせて縁をミシンで縫っただけ。あっという間にできます」。このハギレは先に紹介したエプロンをつくったときの残りだそう

●教えてくれた人
【池水陽子】
スタイリスト。夫と長女の3人家族。料理やハンドメイド、インテリアなど、暮らしにまつわるシーンをさりげなく演出でスタイリングする

<撮影/山川修一>