教えてくれたのは、幸せ住空間セラピストの古堅純子さんです。「一時的なきれい」で終わらせるのではなく、「恒常的なきれい」にするテクニックも教えてもらいました。
<浴槽回り>カビが発生しやすいポイントはカビ取り剤で「湿布」する
扉や浴槽のフタのカビが気になってはいても、なかなかきれいに取れなくて困った…なんてことはないでしょうか。
これからご紹介する方法で湿布すれば、驚くほどきれいにカビが取れますよ。

スプレーする部分にティッシュを並べ、その上からスプレーを。
表面がざらざらしたすりガラスは、細かな凹凸にカビが入り込んでいるので、退治にはコツが。
「シャワーで全体を濡らしてから、カビ取り剤をつけたスポンジを小刻みに動かしていきます」。カビが取れたらシャワーで洗い流し、水気をふきます。
天井の汚れは、床用ワイパーに水でかたく絞ったぞうきんをセットし、ぞうきんにアルカリ性の電解水をスプレーしてふきます。「すみの黒ずみもすっきり落とせますよ。あとぶきいらずなので手間なし。消臭や除菌効果もあります」
バスルームの小掃除は、最後に使った人が水気をきるとグッド
浴室に熱気や湿気が残ると、カビが大好きな環境になってしまいます。それを防ぐためには、日々の習慣が重要に。
「換気扇は24時間回し、湿気を追い出して。日中は窓をあけておくと、からりとした環境をキープできます」
バスルームの掃除はカビとの戦いでもあります。
カビをしっかり落とし、次はもうカビを発生させない仕組みづくりを目指しましょう。
※塩素系のカビ取り剤を使う際は、クエン酸などの酸性のものと混ぜると有毒ガスが発生するので、絶対に同時に使用しないでください。塩素系の洗剤を使用する場合にはゴム手袋をして、必ず換気を行うようにしましょう
●教えてくれた人
【古堅純子さん】
幸せ住空間セラピスト。1998年家事代行サービス会社に入社。約20年間現場第一主義を貫き、今まで2000軒以上のお宅にサービスを重ねてきた。テレビや雑誌、講演でも活躍中。書籍多数、著者累計は60万部をこえる。最新刊に『定年前にはじめる生前整理 人生後半が変わる4ステップ』(講談社刊)がある。オフィシャルブログ:「暮らしのスタイル磨きます!」
<撮影/難波雄史 取材・文/ESSE編集部>
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