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苦手な家事はやらない。「ほったらかし」でも散らからない収納ルール

ESSE編集部
2021.08.26

料理が得意な人、掃除が好きな人、片づけ下手な人…それぞれ好きな家事・嫌いな家事ってありますよね。そして苦手なことは気持ちも前向きにならず、時間も手間もよけいにかかってしまいがち…。そんな苦手な家事こそ、やらずにすませてラクしませんか?
料理研究家のワタナベマキさんに、“ほったらかし”にしてラクにすませる家事のコツを聞きました。

ソファに座る女性
苦手な家事こそやめて暮らしを楽しく!

“手間を引き算する”と考えたら、ほったらかしもポジティブに!

日々、山のようなスケジュールをこなし、多忙をきわめるワタナベマキさん。子育てが一段落して、自分の時間もしっかり楽しみたい今だからこそ、“選択的ほったらかし”を実践中です。

「苦手な家事に時間と気力・体力を取られてしまうのはもったいない。だから発想を変えて、最初からやらなくてもいい仕組みづくりや、ほったらかしでもすてきに見える物選びをすることにしました。手抜きという言葉はあまり好きではないですが、これなら抵抗感もなく、むしろ暮らしをうまく回せているという充実感も得られます。焦らずじっくり待つことで味は育つ、という料理の経験から得た考え方も参考になっています」

素材の力を上手に利用することでムダや負担が減り、時間も気持ちの余裕も生み出す、マキさんのラク家事アイデアを紹介します。

素材や色がそろっていれば出しっぱなしでOK!

食事づくりからあと片づけまで、いろんな作業をこなすキッチンは、調理道具や食器、食材などアイテムも増えがちな場所。にもかかわらず、ワタナベさんのキッチンは、使いやすく、かつすてきに見えます。その秘訣は、収納のルールにありました。

●茶器は食器棚から出しておくと便利

茶器「わが家では、お茶セットはもっとも使用頻度の高いアイテム。湯飲みが多いので、専用のカゴを用意しました」
フタつきの竹カゴに独立させて、キッチン脇に置けば、出し入れがラクになります。

●ごちゃつきはカゴに入れてしまえば解決

カゴにバナナ「雑多になりがちなものは、カゴにポイッと放り込むだけで不思議とまとまって見えます」
カゴは大半が旅先や民藝店で見つけた、竹製の手仕事のもの。部屋に統一感とぬくもりを与えてくれます。

たとえば、柄つきの竹カゴを、根菜やニンニクのストッカーに。
「カゴがほどよく目隠しになりながらも、風とおしよく保てるので、風味が損なわれにくいんです」

しょうがなど使いかけや早めに食べきりたい食材は、カゴに入れて作業台の目立つ場所に置くように。
「必ず目に入るので、使い忘れが防げます。キッチンの彩りにも」

セロハンテープなどキッチン以外でも、カゴが大活躍! 文具や爪切りなどのこまごまとした日用品は、小さめのカゴにまとめておくと、家族も探しやすいです。
「竹の質感がごちゃつきをカモフラージュしてくれます」

カゴに入った手紙郵便物や書類は、一時置きのカゴに入れてソファの下に。
「出しっぱなしで机がごちゃつくのを防げます。仕事が終わったあと、まとめて目をとおすことに」

●調理道具はむしろ出しっぱなしがカビ防止にも

カゴを取り出す女性
サッと取れる!

頻繁に使うものは、しまい込まずに見せて収納。
「空気がとおってカビが発生しにくいという利点も。調理道具はかわいい見た目のものが多いので、出しっぱなしでもいい感じ」

カッティングボードざるなどカッティングボードやザルは、コンロの奥に立てかけてスタンバイ。

菜箸お玉など菜箸やお玉も、細かく分類せずカップにガサッと立てるだけ。

●塩・砂糖は毎日使うのでいちいちしまいません

砂糖お塩など料理に合わせて数種類を使い分けるため、すぐに手が届く流し台の横がベストポジション。
「見分けやすいよう、あえて大きさや形も異なる容器を使っていますが、白のツボで統一したら見た目すっきり」

雑多なものが多くてごちゃつきがちなキッチンも、アイテムを上手に選べば、出しっぱなしでも散らかって見えません。よく使うものならなおさら、出し入れがラクだと作業も効率よくなります。ぜひ試してみてください。

<撮影/小禄慎一郎 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【ワタナベマキさん】

料理研究家。四季折々の食材を使った料理や保存食、乾物料理を得意とし、雑誌、書籍、テレビと各方面で活躍中。近著は『ワタナベマキの10の定番弁当』(扶桑社刊)

ワタナベマキの10の定番弁当

今も中学生の息子さんのために毎朝お弁当づくりをしているマキさんが「普段のお弁当は10レシピあれば十分!」と言ったことから、この本が生まれました。

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