1. トップ
  2. 家事コツ

傷まないお弁当づくりの手順。まな板や包丁は60℃のお湯で多くの菌が死滅

ESSE編集部
2021.07.13

気温や湿度がぐんぐん上がるこの時期、食中毒のリスクも上昇。
傷まず安心しておいしく食べられるお弁当をつくるための注意ポイントを、専門家に教えてもらいました!

“傷まないお弁当”はこうつくる!STEP1:準備

お弁当をつくり始める前に、手や調理器具から食材に菌が付着しないように正しく手洗いしたり、調理器具を消毒するなどの準備を。

●正しい方法で手洗いする

爪の間洗っているところ
お弁当をつくるまえにしっかり手洗いを

<爪の間>石けんをよく泡立てて、爪の間をしっかり洗います。

手首洗っているところ<手首>手首もキュッキュッ。

指の間洗っているところ<指の間>手を重ねて指と指の間を洗います。

親指の周り洗っているところ<親指の周り>親指のつけ根や周りも大事です! 汚れが残らないように丁寧に洗い、流水で流しましょう。

●まな板、包丁、お弁当箱は洗剤で洗ったあと、60℃の湯をかける

まな板を洗う様子まな板や包丁は洗剤で洗い、給湯器の湯を60℃に設定してかけると多くの菌が死滅。

お弁当箱水お弁当箱もすみまで洗い、同様にします。数回に1回、塩素系漂白剤で消毒するのもおすすめ。

ふきんふきんは洗って乾燥させた清潔なものを。

●マスク、ポリ手袋をつける

マスク手袋唾液や鼻水、また肌の表面の小さな傷口などについた雑菌は、食中毒の原因に。お弁当づくりの際は必ずマスクをし、ポリ手袋をはめて素手で食材を触らないようにしましょう。

お弁当をつくっていきます!STEP2:調理

お弁当用のおかずはよく加熱するのが大原則。また、食材には直接手を触れないように菜箸を使ったり、ポリ手袋をはめて調理しましょう。

●肉や卵は中までよく火をとおす

肉や卵の加熱が甘いと、食中毒の原因となるサルモネラ菌などが残ってしまうことも。中心まで70℃で1分以上加熱すると殺菌できるので、中までしっかり火をとおしましょう。

フライパンにミニハンバーグハンバーグは大きいと中まで火がとおりにくいので、小さめサイズにつくってしっかり焼いて。

●生野菜は基本的にNG。しっかり火をとおし、水気をよく絞って

生野菜は水分が出て菌が増殖しやすい環境をつくるので避けて。レタスなどでおかずを仕切るのはNG。煮る、揚げる、ゆでるなどしっかり加熱し、水気をよくきってから入れます。

おひたしおひたしは、野菜をゆでたあと水気をよく絞って。カツオ節など汁気を吸う食材をあえるのもおすすめ。

ミニトマトのヘタをとる様子丸ごとのミニトマトは汁気が出ないので生でもOK。ただし、雑菌の多いヘタは除き、よく洗って。

●おにぎりを握るときは、ラップを使う

手にはさまざまな雑菌がついているので、お弁当用のおにぎりを握るとき、直接ご飯に触れると傷みやすくなります。

おにぎりを持つ様子ラップで包んで握るか、ポリ手袋を使いましょう。

※塩素系漂白剤を使うときは表示に従い、必ずゴム手袋をはめ、換気扇を回しましょう。また、酢やクエン酸など酸性のものと混ざると有毒なガスが発生するので、絶対に混ぜないでください。

◆お弁当の食中毒対策はこちらもチェック◆
夏のお弁当の食中毒を防ぐ6つのコツ。梅干しは全体に散らす

<撮影/合田和弘 調理/あまこようこ 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【上田成子さん】

日本防菌防黴学会女性研究者の会代表、女子栄養大学大学院元教授、獣医学博士。専門は食中毒、衛生学などで、テレビや雑誌などにも多く出演。共著『食品の安全性』(朝倉書店刊)ほか多数。

  • この記事を
    シェア