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ラップの代わりになるエコな便利アイテム。野菜も長持ち

和田順子
2020.04.20
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世界的に注目されている、プラスチックゴミ問題。7月からはレジ袋有料化も義務化されます。
ちょっとした工夫で、家庭からのプラスチックゴミを減らすことができます。ここでは食育インストラクターの和田順子さんに、ラップの代わりとして繰り返し使えるエコなアイテム、「みつろうラップ」について詳しく教えてもらいました。

みつろうラップ
繰り返し使える「みつろうラップ」

繰り返し使えて、ゴミも激減!みつろうラップ

みつろうラップとは、蜂の巣から取れる「みつろう」を布や紙にしみこませることで、保水性や抗菌性をもたせたもの。洗えるので何度も繰り返し使うことができます。

高温と低温には弱いので、レンジにかけたり冷凍したりするのには向かないのですが、冷蔵品には市販のラップと同じように使うことができます。
永遠に使えるわけではなく、みつろうが落ちてきたときが寿命だそうですが、わが家では半年使っているみつろうラップがまだ現役です。

雑貨屋さんで見つけたこちらのみつろうラップ。お店の方が、「いろいろな大きさをそろえたくなるくらい便利です!」と太鼓判を押してくれたので、ちょっとお値段は張ったのですが思いきって買ってみました。これが、本当に便利でした!

●みつろうラップの実力は?

粘着性があるので、ぴたっとはりつけることができます。

お皿にラップをかぶせる食べかけのおかずのお皿にかぶせたり…

ラップの上にレンコン野菜の切り口を覆ったり…

ラップの上にショウガショウガのように小さいものは、完全に包むこともできます。

野菜やフルーツの切り口が、ラップで包んだときよりも褐変しにくいというメリットも発見。
いろいろな大きさのものも欲しくなったので、手づくりしてみました。布に、アイロンでみつろうを溶かしながらしみ込ませるだけなので、意外と簡単。つくり方はインターネットで検索できます。

ただし手づくりのみつろうラップに粘着性はないので、口を留めたいときにはクリップや輪ゴムを使っています。

キャベツこちらはなんと、切ってから6日たったキャベツの切り口です。ほとんど変色していないし盛り上がってもいません。すっぽり包むことが重要です。

●葉物野菜を包む

ラップの上に葉物野菜大きめにつくったみつろうラップで葉物野菜を包んでいます。

ラップで包まれた葉物野菜新聞紙では乾燥が防ぎきれないので毎回大きなビニール袋に入れていたのですが、それを使い捨てするのに罪悪感がありました。ビニール袋と同じくらいシャキッとしています。

●おにぎりやサンドイッチを包む

ラップの上におにぎり2個おにぎりやサンドイッチも包めます。

ラップで包まれたおにぎりご飯粒もくっつきません。
ラップやアルミホイルに包むよりずっとおいしそうに感じます。

●アウトドアでも使える

ラップの上にお菓子などアウトドアでも便利。粘着性がある方は、ボウル状にすることもできます。

たたまれたラップこんな風にたたむことができるので、収納や持ち運びも便利です。

似たようなアイテムとして、洗って繰り返し使えるシリコンラップもありますが、こちらは「お皿にかぶせる」ことはできても「食材を包む」ことはできませんでした。
またシリコンラップ片面にかなり粘着性があり、材質上たたむことも難しいために収納が難しく、そういった点でもみつろうラップの方に軍配が上がりました。ただしシリコンラップは、レンジでチンすることができます。

私はみつろうラップを使い始めてから、ラップの使用量が格段に減りました。手持ちのみつろうラップが少ないので、残ったおかずはフタつきの陶器やガラスの容器に入れ替えるようになったり、肉や魚のトレイをリサイクルに出すようになったりと、自分自身の意識の変化も感じています。

プラスチック製品を使わないことで生活が不便になってしまったら、続けることはなかなか難しいですよね。でも代用品のなかに、つくったり工夫したりといった新しい楽しみやメリットを見つけられると、無理なく生活に取り入れることができると思います。

●教えてくれた人
【和田順子さん】

会社勤務を経て、野菜ソムリエ、薬膳インストラクター、食育インストラクター、全国2人目のサルベージ・プロデューサーの資格を取得。札幌で食育教室「good food, good life」を主宰。ブログ「good room, good life」を更新中