冷蔵庫のチルド室とパーシャル室、使いこなせてる?
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2019.02.18

皆さんの冷蔵庫にはどんな「部屋」がありますか。メインの冷蔵室、野菜室、冷凍室に加え、「チルド室」と「パーシャル室」があるタイプが増えています。

このふたつの部屋の使い分け、できていますか? チルド室にゼリーが入っていたり、パーシャル室が保冷剤入れとなっていたりと、なんとなくで食品を置いている人も多いのでは。

「しっかりと理解して使わないのはもったいない! 冷蔵庫の仕様を知れば、保存効率がよくなり、食品の扱いも変わってくるはず」
そう語る冷蔵庫収納家の福田かずみさんに、詳しく伺いました。

冷蔵庫の特徴を知ることは、上手な食材保存につながる

まずは、冷蔵庫の各部屋の温度帯を確認してみましょう。

各部屋の温度帯
冷蔵庫の「部屋」の使い分けできていますか?
各部屋の温度は、おおよそになりますが、冷蔵室は3℃、野菜室は5℃、冷凍室は18℃。そして、チルド室は0℃、パーシャル室は-3℃です。

●チルド室について

チルド室は、冷蔵室の中でもいちばん温度が低い部屋になります。なので、肉や魚といった生鮮食品を優先して入れるのがおすすめ。
また、キムチやヨーグルトなどの発酵食品にも向いています。発酵食品は、発酵が進むと酸味が強くなりますが、より温度の低いチルド室なら、発酵過多になることを防いでくれます。

●パーシャル室について

パーシャル室は-3℃。この環境で保存されると、食品の水分が凍り始めます。
水は、-1℃から凍り始め、-5℃でほぼ凍結します。

つまり、-3℃は凍結する一歩手前の状態。凍っているようで完全には凍っていないので、解凍せずに包丁で切ることができます。すぐに調理にとりかかれることは、大きなメリット。

また、パーシャル室はチルド室より温度が低く、鮮度の低下をさらに遅らせることができます。

鮮度の低下をさらに遅らせることができます保存期間が3日の生鮮食品が、約7日に延長するとうたっている冷蔵庫メーカーも。

●食品を空気に触れさせない保存方法を

チルド室とパーシャル室の両方が備わっている冷蔵庫でしたら、上手に使い分けましょう。チルド室のみの冷蔵庫なら、鮮度が低下しやすいものから優先して入れるようにしましょう。

その際、より鮮度を保つために心がけたいのが、食品を空気に触れさせないことです。
お肉なら、パックのままではなくラップに包み、さらにポリ袋に入れるのがおすすめ。

パックのままではなくラップに包み、さらにポリ袋に入れる仕様を知ることで、限られたスペースを有効に使うことができます。
また、つくりおきおかずもチルド室やパーシャル室なら、より長もちして食材のロスを大幅に減らすことができるでしょう。各部屋ともスペースには限りがあります。優先順位を考えて保存するようにしてみてください。

●教えてくれた人
【福田かずみさん】

冷蔵庫収納家。独自の冷蔵庫活用術を構築し、家庭の冷蔵庫から食料廃棄をなくす啓蒙活動にも積極的に取り組む。ブログ「美人冷蔵庫LIFE」を更新中