花粉撃退は掃除機よりモップ!「窓近」エリアに警戒を
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2019.02.15

これからの季節、気になるのが花粉の飛散。
今年は例年に比べ、「多め」と予想されています。昨年は梅雨明けが早く日照時間も長かったのでスギの生育がよかったためなのだとか。

そこで、室内の花粉対策を、掃除のプロである古屋洋さんに伺いました。

室内の花粉対策
窓面も意外な盲点。ワイパーが便利です

掃除が面倒な花粉。窓の近くをモップで重点的に掃除しましょう

花粉のサイズは、0.01mm~0.1mmぐらいと言われています。ダニの生体が約0.1mmのため、それよりも微細で目にはほとんど見えません。空気中に浮遊すると体内に吸い込んでしまうこともあるので、舞い上げないことが大切です。

花粉のサイズ
<家の中のゴミや異物のサイズ>(ダスキン調べ)
効果的な掃除法は、取り除きたいゴミや異物の大きさに応じて、適切な掃除用具を使用することです。

<効果的な掃除は適切な掃除用具から!>

・ウイルス、タバコの煙…空気清浄機
・細菌、カビ、フケ、アカ、ダニのフン、花粉…空気清浄機、モップ
・食べ物クズ、ダニ、植物繊維、昆虫…モップ、掃除機

●花粉が多いのは、窓のそば1m

花粉は、窓から1m以内に集中してたまっています。

窓を10cmあけ、室内に入り込む花粉の量を測定したところ、窓から30cmの付近はベランダと同じくらいの量の花粉が入り込んでいるのに対し、1m奥では、急激に花粉の量が少なくなることがわかりました。

窓をあけても、窓から近い範囲を重点的に掃除することで、室内に入り込んだ花粉を効率よく取り除くことができると言えます。

<1平方センチメートルにおける、場所別・花粉の量(ダスキン調べ)>

玄関ポーチ…74.7個
ベランダ…42.4個
窓から30cm…36.7個
窓から50cm…4.3個
窓から1.3m…0.2個

※2009年3月 午前10時~午後5時、吹き出し窓10cm開、シャーレで測定

●花粉掃除のポイントは、下記の3つ!

(1)掃除のタイミングは「起床時」や「帰宅時」

家の中を歩き回って花粉を舞い上げる前に掃除しましょう。

(2)掃除用具は、掃除機よりも「モップ」

微細な花粉を掃除するには、モップで隙間なくふいてしまうのがいちばんです。

(3)掃除の順番は「高い所から低い所」

花粉は小さいため、高いところに舞い上がっています。高いところから低いところへ掃除しましょう。

●花粉掃除に役立つ100円グッズ

どの家にもあるものや100円ショップで売っているグッズで簡単に花粉掃除ができます。
ポイントは、窓から近い範囲を重点的に掃除すること。効果的な花粉の掃除法やグッズをお教えします。

(1)窓用ワイパーで、簡単すっきり!

窓用ワイパー100円ショップで購入できる窓用ワイパーを使うと、ガラス面もきれいに。

(2)カーテンは、洗濯するのがいちばん!

カーテンは、洗濯するのがいちばん洗濯ができるカーテンは、こまめに洗濯機に入れて花粉を洗い流しましょう。

(3)ブラインドは、ハンディモップで!

ブラインドは、ハンディモップでブラインドのスラットは、隙間が狭く掃除が難しいため、100円ショップなどのハンディタイプのモップを使います。

(4)室内干しには、専用グッズがオススメ!

室内干しには、専用グッズがオススメ花粉が多い時季の外干しはやめ、室内干しに。専用物干しやラックなどを購入するとよいでしょう。

●花粉掃除はぞうきんよりモップ!その理由とは

花粉掃除で注意すべきは、ぞうきんの水ぶきよりモップを使うということ。

雑巾
ブラックライトによるハウスダスト実験(雑巾で掃除したあと)
ぞうきんの水ぶきは、花粉やハウスダストに有効的だと思われていますが、実際はふき残すことも多くあります。

モップ
ブラックライトによるハウスダスト実験(モップで掃除したあと)
水ぶきをするとベタベタ汚れがすっきりして気持ちがよいですが、まずは花粉やハウスダストをモップで取り除いてから、ふき掃除をしてください。

●教えてくれた人
【古屋洋さん】

ダスキンで清掃関連の広報業務を長年行う。掃除の研究をライフワークにしており、休日はホームセンターに足繁く通っている。フルタイムで働く妻とともに、家事の効率化や時短、楽しむ方法を模索中。さらなるお掃除情報をダスキン「お掃除大辞典」に掲載