ゴボウの皮むきもあっという間!野菜の泥落としがタワシで便利に
2018.07.25
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日本人ならだれでも一度は使ったことのあるタワシ。

「身近すぎて注目することの少ない存在ですが、じつは水回りの掃除や焦げ落としに使えるだけじゃないんです!」と教えてくれたのは、今年で創業111周年を迎える、老舗タワシメーカー・亀の子束子西尾商店の石井さん。

創業111周年を迎える、老舗タワシメーカーに聞きました
創業111周年を迎える、老舗タワシメーカーに聞きました
7月2日、大正4年に亀の子束子が特許を取得した「たわしの日」を記念したイベントで、タワシの便利な使い方を教えてもらいました。

タワシの便利な使い方を教えてもらいました。

焦げ落としだけじゃない!タワシは野菜の泥落としや皮むきに最適

タワシといえば、ナベやフライパンについた焦げの削ぎ落としに使うイメージですが、じつは泥野菜を洗うとき使える優れもの。

包丁で皮をむくことで失ってしまう栄養素も、タワシなら表面を薄くこするだけ。簡単なだけでなく、栄養素を多く残すことができるんです!

●まずはタワシの素材をチェック!

まずはタワシの素材をチェック!タワシは、繊維の種類によって硬さが異なるそう。洗いたいものによって、使うタワシを選びましょう。

●シュロタワシ

シュロというのは繊維の名前。ヤシ科の植物で、きめ細やかで、やわらかな毛が特徴です。

シュロタワシ古くからタワシやホウキの材料として使われてきた素材で、払うような洗い方で汚れを落とすのに向いています。木のまな板のほか、テフロンやほうろう、ステンレス製品にも使用可能。

●パームタワシ

パームとはヤシの実の繊維のこと。原料として、シュロが不足し始めた頃から、より安価なパームが用いられ始めたんだそう。

パームタワシシュロよりも硬いのが特徴です。ゴボウなどの泥を落としながら薄皮をむいたり、ザルの目の汚れを落としたりに使います。強度があるため、テフロン加工のフライパンなど傷つきやすいものには不向きです。

泥を落としたい野菜によって異なる硬さのタワシを使いわけて

泥だけ落としたいときは、やわらかいシュロのタワシを。泥だけ落としたいときは、やわらかいシュロのタワシを。泥と薄皮も落としたいという場合は、硬いパームタワシが向いています。

今回はシュロのタワシでジャガイモを、パームのタワシでゴボウの泥を落としてみました。

●ジャガイモ×シュロタワシ

ジャガイモ×シュロタワシまずはタワシを手に取る前に、ひと工夫。あらかじめ野菜を水につけておくと泥を落としやすくなるそう。さっと泥を落としたら、その水は捨ててしまいましょう。

水につけながら洗うと、せっかく落とした泥がまた野菜についてしまいます。

さっと水洗いしたら準備はOKさっと水洗いしたら準備はOK。タワシを使って洗っていきます。勢いよく水を当てるのではなく、弱い流水で十分!

力を入れすぎないようにし、タワシでサッサッと払うように泥を落とします。ジャガイモはくぼみがあるので、タワシで汚れをかき出すようにしましょう。

手でさっと洗ったジャガイモと比較してみると…?

手でさっと洗ったジャガイモと比較してみると…?その差は歴然! タワシで洗うと、ジャガイモが白く輝きました!

ニンジンやダイコンも同様にシュロタワシで洗いましょう。

●泥つきゴボウ×パームタワシ

泥だけでなく、薄皮も落としたいというときには、かためのパームタワシを使って。

泥つきゴボウ×パームタワシ流水で流しながら、力を入れ過ぎないようにしてこすりましょう。皮をさらに落とす場合は、少し強めに。

ジャガイモもゴボウもこんなにきれいになりました!ジャガイモもゴボウもこんなにきれいになりました!

ジャガイモもこんなにきれいに泥を落とせば、皮ごと料理してもおいしそう。ゴボウの皮むきもあっという間にできて、時短になりました。意外と知らない便利な使い方、ぜひ覚えておきたいですね。

●教えてくれた人
【亀の子束子西尾商店】

明治40年創業。東京都北区滝野川に構える本店ほか、谷中店も。タワシをはじめ、スポンジやオリジナルグッズを店舗やオンラインショップで販売。毎年、「たわしの日」を記念して、本店でイベントを開催している

【撮影・文/Sannaさん】
出版社勤務などを経てフリーのライターに。ムックやガイドブック、雑誌などに、旅や街歩きほか、グルメ、輸入住宅の記事を寄稿。これまで訪れた国は約65か国。著書に『スウェーデン 森に遊び街を歩く』、『バルト三国 愛しきエストニア、ラトビア、リトアニアへ』(ともに書肆侃侃房)などがある。ブログ『Sannaの旅ブログ

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