いつもの料理タイムが「脳トレ」に!調理中は3回味見するのがいい理由
2018.07.19
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意識して鍛えないと、脳はどんどん老化してしまうといいます。
「普段の家事を工夫することで、脳を活性化する『脳トレ家事』をしてみませんか?」と言うのは、脳内科医・医学博士の加藤俊徳先生。

ここでは、料理中の脳トレポイントを詳しく解説していただきました。

今日から実践!料理で脳トレする方法9つ

段取りを考え、でき上がりを想像しながら手を使って作業し、味や香り、音などを感じる…。料理は、脳への刺激がいっぱいです。

●調理中は最低3回味見をする

味見は、以前つくったことのある料理や食べたことのある味の記憶を脳内から取り出し、比較する作業なので、味覚の記憶力を鍛えることになります。また、味をととのえながら2回、3回と味見するときは、直前の味を思い出して吟味することで、脳がよく働きます。

●夫を憧れの俳優だと妄想しながら料理

妄想しながら料理「ときめき」は、脳の感情をつかさどる部分を強く刺激します。好きな俳優や歌手に憧れてときめくとエネルギーがわき、脳が活性化するのです。
料理も、「大好きな〇〇さんに食べさせたい」と憧れのスターが喜ぶ姿を妄想しながらつくってみてください。妄想力は、若々しい脳をもち続ける秘訣です。

●週末はつくったことのないメニューに挑戦

新しいことに挑戦するのもいい方法。とくに、創作料理は脳を刺激するので、失敗は気にせず、「この食材はこんな味つけにしたらおいしいかな」と、新しい味にチャレンジしてみてください。できれば週1回、1品でもつくったことのない料理に挑戦するといいでしょう。

●子どもの頃の母の料理を再現する

母の料理を再現懐かしい思い出は、感情を揺さぶります。子どもの頃母親がつくってくれた味は、何歳になっても残っているもの。昔を思い出しながら母の味を再現し、味わえば幸せな気持ちになれます。また、つくりたての料理の香りも感情を一段と刺激します。

●しまい込んでいた食器で新しい盛りつけを工夫

いつもの料理にいつもの盛りつけでは、うわの空でも手が動き、脳をほとんど使いません。そこで、「普段使いにはもったいない」としまい込んでいる食器を出してきて、新しい盛りつけにチャレンジしてみてください。

●ときには仕込みが必要な料理に挑戦

仕込みが必要な料理は、記憶力を強化します。たとえば、豆や干しシイタケを戻すときには、途中で思い出して様子を見たりしましょう。こうした作業が海馬を働かせ、脳を刺激。漬物や干し野菜など、日数のかかるものならさらによし!

●便利グッズを使わずに包丁1本で料理

スライサーなどの便利グッズは好奇心を刺激し、初めのうちは脳を働かせるものの、慣れると脳トレ効果は激減。そこで、包丁1本で皮をむいたり、切ったり、刻んだりしてみると、包丁が使い方次第で万能な道具であることを再認識でき、いい刺激になります。

●初めてつくる料理はつくり方や分量を声に出して記憶

声に出して記憶暗記の機会が減ることが、年齢とともに記憶力が低下する理由のひとつ。そこで、料理のレシピを暗記しましょう。記憶は、聞いて覚えるのが得意な人と見て覚えるのが得意な人に分かれますが、レシピを目で追いながら声に出せば、どちらのタイプにも効果あり。

●ラジオを聞きながら料理をつくる

ラジオを聞きながら料理ラジオは聞き取ることに意識が集中するため、脳のトレーニングにぴったり。料理をしながら聴覚を働かせてラジオを聞くのは大変ですが、大変だからこそ効果あり。聞き流してしまっては意味がないので、ラジオから聞こえてくる言葉を復唱するとよいでしょう。

【監修/加藤俊徳さん】
脳内科医・医学博士、加藤プラチナクリニック院長。株式会社「脳の学校」代表。著書に、『アタマがみるみるシャープになる!脳の強化書』(あさ出版)、『悩まない脳の作り方』(辰巳出版)、『脳科学者 加藤俊徳の脳若返り革命ドリル』(主婦の友社刊)など

<イラスト/林ユミ 取材・文/ESSE編集部>

アタマがみるみるシャープになる!脳の強化書


思考、感情、運動、聴覚、視覚、伝達、理解、そして記憶…。1万人以上の脳画像を分析してきた著者による、脳の8つのエリアが目覚める66のトレーニングメニュー。


悩まない脳の作り方


悩みの原因は「心」ではない!最新脳科学による究極の感情コントロール法。


脳科学者 加藤俊徳の脳若返り革命ドリル


脳科学者・加藤俊徳先生考案の脳若返りドリルを402問掲載。