いわゆる「体にいい食べ物」が本当に必要か見極める3つのステップ
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2017.08.05
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グリーンスムージー、スーパーフード、◯◯オイル…。いわゆる「体にいいとされる食べ物」が、巷にはあふれています。「もちろん、摂取さえすればやせると思い込むのは、大きな間違いです」と警鐘を鳴らすのは、管理栄養士の藤内薫さん。

「『●●に効くと聞いたから』『家族にすすめられたから』といって、それらの食べ物を積極的に食べているけど、結局やせられないという方は少なくありません。むしろ体重は微増ということも」
せっかく体にいい食べ物をとるのであれば、ちゃんと効果を出したいもの。上手なつき合い方を、藤内さんに教えていただきました。

体にいい食べ物

「体にいい食べ物」をとるときの3つのステップ

1.自分の体のコンディションを整えてから摂取する

もっとも大切なことは、体にいい食べ物をとる前に、普段の体の動かし方や食事量を見直し、体のコンディションを整えること。

「生活リズムが乱れていたり、アルコール、お菓子、甘い飲み物を過剰摂取したりする人は要注意。今より30分早く横になる、甘い飲み物をお茶やお水にするなど、できることから試しましょう」

”それができないから食べ物でなんとかしたいのに”という声が聞こえてきそうですが、体のコンディションが整っていない状態では、効果も変わってくるそう。

2.その食べ物のせいで太ってしまわないかチェックする

たいていの食べ物にはカロリーがあります。体にいいからといっても、とりすぎれば体重が増える可能性もあります。「やせることを期待していたのに、現実はカロリーオーバーになってしまう場合もあります。間食を減らしたりして調整することも検討して」

3.2週間ほど試して様子を見る

「いわゆる体にいいとされている食べ物でも、まだその効果がはっきりとしないものが多いのが実情です」と藤内さんは言います。

「2週間ほど試して、期待する体調の変化があるかを観察して、続けるかやめるかを判断することをおすすめします。おなかの調子に関係するものならお通じの調子を、血圧に関係するなら血圧を測って、様子を見てください。血液中の中性脂肪や血糖値を下げるなどの効果を期待する場合は、体調だけでは変化が分からないので、健診や定期的な血液検査で変化を確認するといいでしょう。もちろん、受診中、治療中の方は、試す前に担当のお医者さんの指示を仰いでください」。

体にいい食べ物というと、なんでも摂取していい気がしてしまいますが、見極めがなによりも大事。

「期待する効果の優先順位を立て、続けるもの、やめるものを整理するのが大切です。食事の調整よりも体を動かす方が得意ならば、歩く時間を増やしたりして、少しずつ生活を改善しましょう。体重が減るという手ごたえを感じれば、苦ではなくなってきますよ」

健康にまつわる情報は多々ありますが、(1)自分の体のコンディションを整える、(2)どんな作用があるか確認する、(3)“お試し期間”で変化を確認してみるの3ステップで、上手につき合いたいですね。

●教えてくれた人
【藤内 薫さん】

管理栄養士。フィットネスクラブにて勤務したのち、メタボ予防・改善プログラム(特定保健指導)に携わる。現在は八王子にある『おそうざい・おべんとう ユタカ』店主。自治体や企業での健康教室講師も行う

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