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正月太りにお悩み?簡単につくれる蒸しショウガで糖質と脂肪を燃やしましょう

2017.01.26
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 今話題の「蒸しショウガ」を知っていますか?ショウガにひと手間加えると、じつはダイエット効果の高い食材に変えることができるのです。ダイエットにありがちな「味がイマイチ…」という心配も無用。おいしいうえに、さまざまな料理に使いやすいため、ダイエットがラクに続けられるのです。

 正月太りをした人にうれしい、蒸しショウガの魅力とつくり方を紹介します。

蒸しショウガ
今注目されている「蒸しショウガ」

1日2gの蒸しショウガを食べて脂肪や糖質を燃やす

 ガマンもムリもせず、ラクにやせたいと考える人に、今注目されているのが、「蒸しショウガ」。漢方や自然療法にも詳しい医師・石原新菜さんによると、蒸しショウガにはうれしい特長があるそう。

「ショウガは、漢方薬の約70%の基本成分としても使われているほどさまざまな薬効があり、その二大成分がジンゲロールとショウガオールです。ジンゲロールは体の表面や末端に血流を促して体を温めるのに対し、ショウガオールは体内の脂肪や糖質を燃やして体温を上げるので、ダイエットに絶大な効果があります。

 ただし、生のショウガにはショウガオールはわずかしかなく、ジンゲロールがほとんど。蒸して乾燥させることで、ジンゲロールがショウガオールに変化し、含有量が劇的に増えるんです。しかも、ジンゲロールとショウガオールの相乗効果で、薬効は10倍以上にもアップします」

 蒸しショウガに含まれる成分には、ダイエットはもちろん、免疫力アップや老化防止、更年期の不快な症状の改善など、うれしいパワーが。

「とても身近な食材なので、食事や飲み物に安心して入れられるのもメリットです。オーブンで簡単につくれるので、試してみてはいかがでしょう」

●蒸しショウガの正体が漢方薬!?

蒸しショウガとは
蒸しショウガとは
 ショウガは、漢方にも欠かせない素材。生のショウガを干したものを生姜というのに対し、加熱・乾燥させたものは乾姜と呼ばれ、より高い薬効をもつ漢方薬として珍重されています。

 この乾姜こそが、蒸しショウガの正体。西洋医学の病院でも使われる漢方薬「柴胡桂枝乾姜湯」には乾姜が配合されていて、とくに体が弱っている人に処方されます。つまり、蒸しショウガは昔から認められている、トップクラスのパワー食材なのです。

<ジンゲロールの効能>

●殺菌作用
●頭痛や吐き気を抑える
●血流を促進して体を温める
●免疫力を高める
●抗がん効果など

<ショウガオールの効能>

●ダイエット効果

ジンゲロールが血流を促進して体を温めるのに対し、ショウガオールは体内の脂肪や糖質を燃焼させて体温を上昇させます。太りにくく、やせやすくなるうえ、代謝もぐんと上がるので、美肌づくりにも効果が。また、体内の余分な水分を排出する作用もあるので、女性に多いむくみ解消にもひと役買います

●血液サラサラ効果

ショウガの血液サラサラ効果は、医薬品のアスピリンの約80%の作用があるといわれるほど。また、血栓を溶かす酵素は体温37℃前後でもっとも活発になるといわれ、ショウガオールを取り入れて体温を上げることで、傷んだ血管に血栓が詰まって起こる、心筋梗塞や脳梗塞などの予防にも役立ちます

●コレステロール値を下げる

ショウガには胆汁(肝臓で生成される消化液)の流れを促進させ、血中のコレステロール濃度を下げる働きがありますが、蒸しショウガにするとその効果も倍増。さらに体内の余分な脂肪と糖質を燃焼させるので、血糖値を正常にととのえ、血管の老化防止にも。糖尿病などの生活習慣病の予防・改善にも働きます

●アンチエイジング

代謝や血流を改善し、体内の脂肪や糖質を燃やして余分な水分を排出するため、体を老化から守る抗酸化にも大きく作用し、アンチエイジングの強い味方に。また、免疫機能の要ともいわれる大腸の働きを正常にととのえるので、便秘解消をはじめ、花粉症などのアレルギー改善にも効果が期待できます

短時間で簡単に完成します!蒸しショウガのつくり方

 ショウガを蒸して乾燥させるのが本来のつくり方ですが、乾くのにやや時間がかかるのが難点。そこで考案されたのが、低温のオーブンで加熱&乾燥する方法。これなら短時間で簡単に完成します。

[蒸しショウガ 材料とつくり方]

(1)ショウガ100gはタワシで洗って汚れている部分を除き、水気をふく。皮つきのまま、スライサーなどでできるだけ薄く切る。

ショウガ100gはタワシで洗って汚れている部分を除き、水気をふく。(2)オーブンの天板にクッキングシートを敷き、(1)のショウガをできるだけ重ならないように並べる。

オーブンの天板にクッキングシートを敷き、(1)のショウガをできるだけ重ならないように並べる。(3)80~100℃(または低温)に予熱したオーブンに(2)を入れ、1時間加熱する。カラカラに乾けば完成。十分に乾燥していない場合は、ざっとかき混ぜて上下を返し、10分刻みでさらに加熱する。

80~100℃(または低温)に予熱したオーブンに(2)を入れ、1時間加熱する。(4)冷めたらポリ袋に入れ、手やめん棒などで細かく砕く(またはフードプロセッサーにかける)。保存用ファスナーつきポリ袋や保存ビンに入れ、保存する。

冷めたらポリ袋に入れ、手やめん棒などで細かく砕く◆オーブンがない場合のつくり方

(1)蒸気の上がった蒸し器に、上記のつくり方(1)のように切ったショウガを並べ入れてフタをし、中火で30分蒸す。

中火で30分蒸す。(2)ショウガを取り出し、ぺーパータオルを敷いたザルなどに重ならないように並べ、天日で1~2日、室内なら1週間干す。乾燥が不十分だとカビやすいので、カラカラになるまでしっかり乾燥させる。

カラカラになるまでしっかり乾燥させる。

蒸しショウガの正しい食べ方。料理なら仕上げに、飲み物なら飲む直前に加えるのがポイント

 風味がよいのも蒸しショウガの特長。乾燥しているので使いやすく、携帯することも簡単にできます。生のショウガ同様、さまざまな食材とも合うので、料理や飲み物、スイーツなどいろんなものにひとふりしてみるのもあり。

Q:1日にとるべき量は?

A:決まりはありませんが、生のショウガ2かけ分(20g)を蒸しショウガに換算すると2g程度になります。この分量を目安にお好みで。毎日続けてとることで効果が期待できます

Q:保存期間は?

A:しっかり乾燥させて保存用のファスナーつきポリ袋や保存ビンに入れて密閉すれば、常温で3か月間は保存可能。湿度が高いときは、乾燥剤を入れておくと、さらに安心です

Q:おすすめの食べ方は?

A:長時間煮たり炒めたりすると、ショウガオールが再びジンゲロールに戻ってしまいます。できるだけそのまま、料理なら仕上げに、飲み物なら飲む直前に加えるのがポイントです。食べ方としては、以下のような例があります。

●ラーメンに
キャベツやニンジンなど好みの野菜をサラダ油で炒め、塩、コショウで味をととのえ、表示どおりにつくったラーメン(生タイプ・塩味)にのせます。蒸しショウガ適量をかければ特製ジンジャータンメンのでき上がり。「うどんやそば、パスタなどにひとふりしてもおいしいですよ」

●ふりかけに
蒸しショウガ、ゆかり、いりゴマ(白)各大さじ1を混ぜ合わせるだけで絶品ふりかけに。「チリメンジャコや鮭フレークとも相性よく、おにぎりの具にも」

●ディップに
マヨネーズ、プレーンヨーグルト各大さじ1、蒸しショウガ小さじ1を混ぜ合わせ、塩、コショウ各少しで味をととのえたら、蒸しショウガ入りマヨディップの完成。「大根やニンジン、セロリなど好みの野菜をスティック状に切ってどうぞ」

【監修/石原新菜さん】●教えてくれた人
【石原新菜さん】
イシハラクリニック副院長。メキシコやミュンヘンの病院の自然療法科などで自然医学の基礎を学ぶ。現在は漢方薬処方を中心とする診療を行う。著書に『病気にならない 蒸しショウガ健康法』(アスコム刊)などがある

<撮影/山川修一>

病気にならない 蒸しショウガ健康法

“蒸しショウガ"には、生のショウガの10倍の効能が!