正しく使えてる?歯科衛生士が教えるデンタルフロスの選び方&使い方
2017.01.15
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 普段、デンタルフロスを使っていますか?デンタルフロスとひと口に言っても、種類がいろいろあるし、歯間ブラシと効果はどう違うの?よくわからない!という人は多いでしょう。そこで適切なデンタルフロスの選び方や使い方を、歯科衛生士の丸橋リサさんに教えてもらいました。
そもそもデンタルフロスとはどんなもの?

そもそもデンタルフロスとはどんなもの?

 デンタルフロスとはいったいどのような役割を果たすものなのでしょうか?

「デンタルフロスは、歯ブラシでは取りきれない歯と歯の間や歯と歯が接する面の汚れ、たとえば歯垢などを取るものです。基本的には、歯ブラシだけではすべての汚れがとれません。欧米諸国では、当たり前に使用されているものです」

 丸橋さんによれば、デンタルフロスには、フロスを指に巻いて使うタイプのものとホルダーにフロスが付いているものの2種類があるそうです。それぞれの使い方を教えてもらいました。

1.フロス(糸)を指に巻いて使うタイプ

フロス(糸)を指に巻いて使うタイプ「手の甲2周分ぐらいを出し、両中指にフロスを巻いて人差し指と親指を使って汚れを取ります。歯と歯の間にフロスを通して、歯の側面に沿わせて上下させて使います」

2.ホルダータイプ

ホルダータイプ「ホルダーを利き手で持って使用します。使用方法は、指に巻いて使うタイプと基本的には同じです。指の代わりにホルダーがあると思ってください」

<注意点>

・挿入時:のこぎりのように動かして挿入します。力まかせにパチッと挿入してしまうと出血の原因になります

・糸の細さも確認:太い糸は挿入しにくいことがあるので、細さが合っているかどうか要確認をしましょう

デンタルフロスはどうやって選べばいいの?

 では、これらのデンタルフロスは、どのように選べばいいのでしょうか。

「自身が器用で、奥歯まで指を入れることができる方は、フロスを指に巻いて使うタイプを用いるといいでしょう。面倒に感じる方、口の奥まで指を入れられない方は、ホルダーつきを選択します。くわしい使い方は、一度歯科医院で歯科衛生士などに確認したほうがいいですね。歯間ブラシのサイズやフロスの使い方を誤ると傷になることもあります」

デンタルフロスと歯間ブラシの役割の違いって?

デンタルフロスと歯間ブラシの役割の違いって? ところで、よく店頭にはデンタルフロスのほかに、「歯間ブラシ」というものも売られています。デンタルフロスとはどう違うのでしょうか?

「デンタルフロスは糸形状、歯間ブラシはブラシ形状の商品です。この2つは、どの部分の汚れを取りたいのかによって使い分けます」

フロス:歯と歯の間の面の汚れを取る
歯間ブラシ:歯と歯茎の間の汚れを取る

「歯の汚れを取るものがフロスで、歯茎の中の汚れを取るものが歯間ブラシだと考えておくといいでしょう。歯間ブラシの選択は、歯と歯の隙間がどれくらいかによって適した大きさが変わってきます。今では、4SサイズからLLサイズまでと幅広いサイズが購入できるので、いろいろな大きさを試して、最も自分の歯に合うものを選びましょう」

 2種類のデンタルフロスがあること、そして、歯間ブラシとの使い分け方が分かりましたね。ぜひ正しく使用して、虫歯や歯周病を防ぎ、健康できれいな歯をキープしましょう。

丸橋リサさん●教えてくれた人
【フリーランス歯科衛生士 丸橋リサさん】
患者さんのメンテナンスや歯周基本治療のエキスパート。一本でも多くの歯を残すことを目的に取り組む。そのほか、HP:RISA MARUHASHIでの相談や各企業から全国で講演、セミナーを開催。