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「マスク生活で口がくさくなった」が増加。隠れドライマウスのチェック法

城戸 香
2021.04.09

コロナにより長引くマスク生活。摩擦やムレによる肌荒れ以外にも、長時間のマスク着用が原因でさまざまな健康問題が生じるといわれています。そのひとつが口の乾きや口臭を引き起こす「口腔(こうくう)トラブル」。

マスクによって引き起こされる、おもな口腔トラブルやセルフチェック、また簡単な対処法など、六本木あおばデンタルクリニック院長の小室千春先生にお話を伺いました。

マスクをはずす女性
マスクの長時間着用でドライマウスになっているかも?(※写真はイメージです。以下同)

マスク着用時に気になる口臭の原因は「ドライマウス」かも

「当院にもマスクを長期着用してから以前と比べて口の中が乾く、口臭が気になる、といったお悩みをもつ患者さんが増えています。これは一般的にドライマウスといわれ、歯科用語では口腔乾燥症とされます」と小室先生。

「また、お口の中で唾液分泌量が少なくなると、食べ物のカスや細菌を洗い流す作用が低下し、菌が増殖することから口臭が生じてしまうのです」

●口呼吸が続くと口が乾燥しやすく!

マスクをつけた女性マスクをすると呼気がこもり、湿度はむしろ上がるような気がします。なぜマスクをすることで口の中が乾燥しやすくなるのでしょうか?

「マスクをした状態で鼻呼吸をするのは息苦しいために、口で呼吸をしていると知らず知らずのうちに口を少し開いた(お口ぽかん)の状態を長時間続けてしまいます。鼻呼吸では副鼻腔の働きにより、吸い込んだ空気は適切に加温、加湿されて気道に送られますが、口呼吸ではそれがないために口が乾燥してしまうのです。
コロナの影響で会話の機会が減り、舌を動かすといった刺激が少ないことや、ストレスも唾液分泌力の低下を招き、ドライマウスを引き起こしやすくなります」

●隠れドライマウスもわかる!簡単セルフチェック

口臭をチェックする様子確かにこのご時世、他人と会話をする機会も少なく、キャンディやガムを食べる習慣も減りました。でも口の中の乾き具合の感覚がいまいちわかりません。ドライマウスの基準やセルフチェック法などはありますか?

「病気としてのドライマウスの判定基準には、唾液の分泌量を測定するなどいろいろとありますが、ESSE読者の皆様の場合、ほとんどは口呼吸などによる、お口の水分蒸発やストレスによる一時的なドライマウスとされる“蒸発性口腔乾燥症”だと思いますのでご安心ください。ただ以下の項目が複数当てはまるようでしたら、ドライマウスが疑われます」

・クッキーやおせんべいなど、水分の少ない食べ物が飲み込みづらい
・お口の中がネバネバ、カラカラする
・舌がひび割れたり、口の中が痛い
・食べ物の味が分かりにくい
・寝てる間に口が乾燥し、目を覚まして水を飲む
・唾液が出ない
・口角炎を起こしやすい
・口臭が気になる

舌を出す女性イラスト「鏡の前で舌を出してみて、表面が濡れているか見てみましょう。舌の表面がパサパサと乾いていたら、お口が乾燥している証拠です。前歯に口紅がつきやすい人も乾燥の可能性がありますね」

舌の両サイドに、歯型がついてギザギザしていないかもチェックを。
「これは、舌がほとんど動いていないためについた痕です。舌は正常な状態では常にわずかに動いていますが、歯の痕がついてしまうほど、長い間止まった状態では唾液の分泌も悪くなります」

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