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更年期の不調で落ち込まないために。年1回の健診・検診と「予習」を心がけて

満留礼子
2021.02.21
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女性の人生のなかでも、体や心に大きな変化をもたらす「更年期」。閉経の前後10年(おおむね45~55歳)を指します。

「女性のホルモンの変化は、だれもが経験する自然な変化ですが、予備知識がないまま更年期を迎えるとあわてたり、戸惑ったりすることも少なくありません」と話すのは、メノポーズカウンセラーの資格をもち、更年期にまつわる記事や書籍制作にも携わる編集・ライターの満留礼子さん。

ここでは、更年期の基礎知識や、自身の更年期体験をとおして実感したことについて教えてもらいました。

頭にハンカチを置く女性
すべての女性に訪れる更年期。どんな症状が起きる?(※画像はイメージです。以下同)

更年期ってどんな時期?穏やかに迎えるために知っておきたいこと

更年期に対して漠然とした不安をもつ方も多いのですが、その変化は人によってさまざま。

これから更年期を迎える方も、すでに更年期迎えた方も、女性ホルモンの働きや更年期の不調が起こる背景を知っておくことで、心身の変化を受けとめやすくなると思います。

●更年期ってどんな時期?

「更年期」と聞いてどんなイメージを抱くでしょうか。

不調、ゆらぎ、更年期障害などのイメージから、病名のように思う人もいるかもしれません。けれども更年期は、「思春期」と同じように、女性のライフサイクルの一時期を指す呼び方のひとつで、閉経をはさむ前後10年ほどの期間、おおむね45~55歳のことをいいます。

女性のライフサイクルは、「小児期(0~8歳)」から始まり、「思春期(8~18歳)」「性成熟期(18~45歳)」「更年期(45~55歳)」「老年期(55歳~)」へと続きます。

日本人女性の平均寿命は、現在、約87歳ですから、更年期は人生の折り返し地点を過ぎたあたり。ただ、更年期が性成熟期と大きく異なるのは、女性ホルモンの分泌量が急激に減少する点です。

●女性ホルモン・エストロゲンの働き。更年期にどんな変化をもたらす?

タオルを持って腰をおさえる女性女性ホルモンには、エストロゲンと、プロゲステロンの2つがあります。

とくにエストロゲンは、子宮や乳房に働きかけて女性らしい体をつくり、月経や妊娠・出産といった生殖活動に関わるだけでなく、普段意識することはありませんが、血液にのって全身をめぐり、骨や脂質の代謝を促し、皮膚や粘膜を適度に潤すなど、女性の体の機能や健康を守る重要な働きをしています。

そんなエストロゲンですが、生涯、同じ量が分泌されるわけではありません。40代を迎える頃から少しずつ不安定になり、40代後半になると急激に減少しはじめます。

そうすると、そのことをきっかけに、自律神経が一時的にパニックを起こし、個人差はありますが、顔が急にカーっと熱くなって汗が出たり(ホットフラッシュ)、疲れやすくなったり、イライラしたり、気持ちが沈んだり、肌や髪が乾燥したり、手指がこわばったりするなど、いろいろな不調が現れやすくなります。

性成熟期に、長く安定して分泌されたエストロゲンが、急に少なくなるのですから、体と心が驚いてしまうのも無理はありません。

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