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コロナの影響で手荒れに悩む人が増加中。すぐにできる予防とケア法

磯 由利子
2020.12.18
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冬になると「ひび・あかぎれ」など手指の肌荒れに悩む人が多くなります。さらにコロナ予防のため手洗いやアルコール消毒の頻度が増えて、例年以上に悩んでいる人が増加しているようです。

そこで、よしき皮膚科クリニック銀座・院長の吉木伸子先生に、手指の肌荒れ予防と保湿ケアについて、教えていただきました。

手をおさえる女性
冬の乾燥に加え手洗いや消毒により、手荒れに悩む人が増加しています

手荒れの原因は「乾燥」。コロナ対策での手洗い、消毒も一因に

冬になると、どうして手指の肌荒れに悩む人が増えるのでしょうか?
「肌は表面の皮脂膜と、角層内のセラミドが肌のうるおいを守っています。皮脂膜とセラミドが洗い流されたりして失われると乾燥して手荒れになります」と吉木先生。

水で手洗い「手荒れを招く行動として、(1) 手洗い(2) 家事で洗剤などを触ること、加えて季節的原因の(3) 冬場の冷えで血行が悪くなり、肌に栄養が行き届かず乾燥を招きます。さらに今年は新型コロナウイルスの予防のため(4) 外出先などでアルコール消毒をする機会が増えました。アルコール消毒は、油を溶かす性質があるので、皮脂やセラミドが失われる原因に。これらの要因が重なり、冬に手指の肌荒れが起こりやすくなるのです」

<手荒れを招きやすい原因>

(1) 手洗い

(2) 家事で洗剤などを触ること

(3) 冬場の冷えによる血行不良

(4) コロナ対策での頻繁なアルコール消毒

●保湿は1日何度でも。手荒れを「予防する」家事習慣を身につけて

ゴム手袋で食器洗い手荒れがひどいからといって家事を休むわけにいかないのがつらいところ…。そこで、家事をする際に、手荒れを予防する習慣や注意すべきことをまずはチェックしてみましょう

□洗剤を素肌で触らないために、お皿洗いは手袋を使用
□家事でお湯を使うときは、「ぬるま湯」で
→お湯の温度が熱いと皮脂が奪われ、冷水だと血行が悪くなり、あかぎれの原因に
□手が濡れたら、なるべくすぐにふく
→濡れたままの状態で家事を続けると、手の水分が蒸発するときに、うるおい成分が奪われます
□ひと仕事おわるたびに、ハンドクリームを塗る
□除菌ソープは肌が荒れやすい人は注意

使用している人も多い「除菌ソープ」。コロナ対策もあって、“除菌”という言葉が商品にあると安心しますが、肌が弱い人は気をつけた方がよいそう。

「除菌と書かれていなくても、普通の石けんで30秒洗えば十分な除菌になります。手荒れで悩んでいる人や肌の弱い乳幼児は、普通の石けんを選びましょう。石けんは好みで選んで大丈夫。泡タイプより固形のほうが、より肌に優しいですね」

●アルコール消毒液は使ってもOK?手肌荒れ中のウイルス対策は低刺激で

アルコール消毒をする様子今は、コロナ対策として店舗の入り口にアルコール消毒液が置いてあります。「ひび・あかぎれ・ささくれ」などに悩んでいる人は、使用すべきか迷うところ…。

「アルコール消毒液(濃度70%以上95%以下のエタノール)は手荒れの原因になるので、手荒れがひどいときは使わない方がよいです。厚生労働省のホームページ(※)では、 “60%台のエタノールによる消毒でも差し支えない” “アルコール消毒に過敏な方は使用を控えてください” と記述されていますので安心してください。

手指のウイルス対策は、洗い流すことが最も重要で、手洗いがすぐにできないときはアルコール消毒が有効とされています。アルコール消毒を避けるなら、まずは手洗いを。また肌に優しい除菌グッズなどほかの代用品があれば、それを持ち歩いて外出先で使うなど検討してみてもよいかもしれません」

<※参考資料>
厚生労働省「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について」

手指の保湿ケアには、こっくりしたハンドクリームをしっかり塗り込んで

ハンドクリームを塗る様子ドラッグストアの棚にはたくさんのハンドクリームが並んでいますが、冬の手荒れには、どんな保湿クリームを選べばよいのでしょうか?

「ジェルやローションのようなサラッとしているものは保湿効果が弱く、こっくりしたクリームは保湿力が高いので、手荒れで悩む人はクリームタイプがおすすめです」と吉木先生。

「成分よりも使用感で選び、クリームをのばしたときにベタつきが気にならないもの、長時間経っても潤いが持続するものがいいでしょう。

日中は手洗いのあとに少量(真珠粒くらい)でよいので頻繁に使い、夜寝る前にたっぷり(両手分で指一本分くらい)をひじまでつけて指先に向けて塗り込みながらマッサージしましょう。寝る際の手袋は特に必要ありません」

吉木先生のおすすめ保湿クリームはこちら。

●ビタミンB2色の黄色い濃厚なめらかクリームが手荒れを治して、健康な肌へ!

ユースキンユースキンは1957年に誕生した、ひび・あかぎれといった手荒れを治す、指定医薬部外品のビタミン系クリーム。子どもの肌にも優しく、家族で使えるのもうれしい。今秋、プラスチック量を8%削減した新デザイン・時代のニーズに沿った新ラインナップにリニューアルしました。家族みんなで使いやすいポンプタイプも。

・ユースキン<指定医薬部外品>120g ¥1240(ユースキン製薬)

●尿素20%配合の保湿クリームは、ひじ・ひざ・かかとの角化症にも効果的

フェルゼア優れた保湿成分尿素20%に加え、抗炎症成分、血行促進成分配合で、ガサガサの手荒れやかかとのガチガチもやわらかくなめらかにと、冬の手足のケアに大活躍。しっとり心地よい使用感です。※小児(15歳未満)には使用できません。

・フェルゼアHA20クリーム<第3類医薬品>80g ¥1680、160g ¥2000(ライオン)

●手だけでなく、ボディにも使いやすいのびのよさ!ベタつかないのも◎

ザーネクリーム有効成分「天然型ビタミンE」&「グリチルリチン酸二カリウム」の働きで、手洗いなどで荒れがちな手指に効果的。天然型ビタミンEが肌のターンオーバーを整えます。しっとりが続くのにベタつかず、手洗いなどのあとに塗ってすぐの仕事や家事もOKです。

・ザーネクリームE<医薬部外品>ジャータイプ100g ¥1100、チューブタイプ 48g ¥680〈価格は編集部調べ〉(エーザイ)

●水仕事の前に塗る!プロ仕様の皮膚を保護するバリアクリームで手荒れを防止

プロテクト1日に何度も手洗いや消毒を繰り返す看護・介護者などが愛用する業務用皮膚クリーム。プロテクトXを作業前に塗ることで、3種類の保護膜成分が皮膚表面にバリアをつくり、水や消毒剤の刺激をブロック。朝と昼の1日2回の塗布で皮膚が本来持っているバリア機能をサポートします。

・プロテクトX2<医薬部外品>75ml ¥1380(東栄部品)

今回紹介した手荒れ予防の家事習慣と&保湿ケア方法は、一度頭に入れてしまえば難しくないことばかり。手荒れがつらくなる前に、できることから実践してみてくださいね。

※価格はすべて税抜き価格です。

<取材・文/磯 由利子>

●教えてくれた人
【吉木伸子先生】

よしき皮膚科クリニック銀座 院長。横浜市立大学医学部卒業。レーザーなどの美容医療、スキンケア指導のほか、一般皮膚科、漢方を用いた治療も行う。スキンケア化粧品の開発や『38歳からはじめたいリカバリー美容事典』(朝日新聞出版)など著書多数。ブログ「ドクター吉木の『知るログ』

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