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感染症対策に必要な免疫力。すき間時間のツボ押しや運動も有効

ESSE編集
2021.01.19
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今年の冬は、感染症のリスクもあり、気をつけたいところ。体を病気から守るためには、免疫力を上げるのが重要で、「カギとなるのは、腸内環境を改善する“腸活”と“自律神経を整える”こと」。そう話すのは、医師の小林弘幸先生。
免疫力アップを目指して、今すぐできる簡単テクを紹介します。

食事をする女性
腸内環境と自律神経を整えれば免疫力アップに(※写真はイメージです)

腸と自律神経の密接な関係。病気にかかりにくい体をつくる仕組み

免疫とは、ウイルスや細菌などの異物から体を守る、自己防御システムのこと。
「免疫の力を上げれば、病気にかかるリスクが下がります。しかし、免疫は年齢とともに衰えるので、腸内環境と自律神経をケアすることが大切です。
腸には、体の免疫細胞の6~7割が集まっています。腸内環境がよいと、食べ物と一緒に体内に入ってきたウイルスや菌も、腸内の免疫細胞が撃退してくれます。また、腸の働きをよくすることなどで自律神経のバランスが整うと、血行がよくなり、細胞に十分な酸素や栄養素が届くように。すると全身の組織が活性化し、さらに免疫力を上げることができます」

そのためにもっとも大切なことは、「食事」「睡眠」「運動」の3つを整えること。まずは毎日の生活を見直して、病気を寄せつけない体をつくりましょう。

●免疫力が上がり、病気になりにくくなる

イラスト脳と腸が握手
腸と脳(自立神経)はお互いに影響し合っている!

【自律神経のバランスが整うと腸が安定する】

自律神経には、緊張や興奮時に優位になる交感神経と、リラックス時に優位になる副交感神経があります。腸のぜん動(収縮)運動は、交感神経が優位になると停滞し、副交感神経が優位になると活発に。この2つの神経のバランスがとれると、腸の動きも安定します。

脳と腸の関係はとても密接で、腸の働きがよいと脳の働きも安定し、自律神経のバランスが整います。反対に、腸の調子が悪くなると、不安や不快感、痛みなどのストレスが脳にも伝わり、交感神経が優位になって自律神経の乱れのもとになってしまいます。

【さらに幸せホルモンが分泌。心も安定する】

幸せや愛情を感じるホルモン「セロトニン」は、腸でつくられます。そのため、腸が正しく働くとセロトニンの生成も盛んに。免疫力低下の原因となるストレスによるダメージを減らします。

これも取り入れたい!隙間時間で免疫力UPテク

家事や仕事の合い間のちょっとした時間に、簡単にできることも。ぜひトライしてみて!

●合谷と手三里のツボ押しで腸を刺激

手や指のツボ押しは手軽にできて◎。反対の手の親指の腹で押し込むように押し、痛気持ちいい場所がツボです。1日数回、一度につき3秒×3回ほどを目安に押します。

<合谷(ごうこく)>

手のイラスト自律神経を整え、胃腸の働きを改善してくれるツボ。便秘解消にも。左右の手の甲側の親指と人さし指のつけ根を、人さし指側に押す。

<手三里(てさんり)>

イラスト女の子胃腸の働きを整えるツボ。ひじを軽く曲げるとできる腕の外側のシワから、指3本分手首寄りのところを左右押す。

●1日に計1.5L以上をこまめに水分補給

便秘を防ぎ、腸内環境を整えるために、1日1.5l以上の水分補給を心がけましょう。スープなどの温かい汁物や牛乳などでもOK。

●ハーブティー&アロマでリラックス

ティーイラストペパーミント、ベルガモット、ジュニパー、ネロリの香りには、幸せホルモン「セロトニン」を増やす効果が。免疫力の大敵・ストレスを撃退!

●軽い運動を1日に30分ほど行う

運動は「軽く」でOK。体操やウォーキングなどを毎日30~40分行ってみましょう。血流がよくなり、自律神経や腸内環境が整います。

病気に負けない健康な体を手に入れるためには、腸を整えること! まずは隙間時間でできる簡単なことから、さっそく始めてみませんか?

<イラスト/Meppelstatt 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【小林弘幸さん】

順天堂大学医学部教授。自律神経研究の第一人者であり、順天堂大学に日本初の便秘外来を開設した“腸のスペシャリスト”。著書に『自律神経を整える「長生き呼吸法」』(アスコム刊)など

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