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秋になるとやる気が出ない…。休日の朝寝坊や焼き肉は逆効果に

ESSE編集部
2020.10.14
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季節の変わり目は、なぜかやる気が出なかったり、イライラしたりと心の状態も不安定に。
そんなときにも、暮らしに少し取り入れることで「気持ちがととのう、落ち着く」と話題になっているのが「ゆる漢方」の考え方です。ゆるーく実践することで、無理せずゆっくりと心の元気を取り戻しましょう。この時季に感じやすい心の不調と、その対策を、漢方専門家の櫻井大典さんに教わりました。

机に倒れながらスマホを見る女性
季節の変わり目はやる気がでない…そんなときは?(※写真はイメージです)

季節の変わり目こそ試したい。心の悩みに効く「ゆる」漢方とは

漢方の「養生」の考え方で、心と体をととのえるのが「ゆる漢方」です。養生とは、その季節に合った食事や習慣で体調をととのえ、今も次の季節も元気に過ごすための「備える生き方」のこと。「無理せずゆるっと」が実践のコツです。

【お悩み1】やる気が出ない

原因:胃腸の不調、気のつかいすぎでエネルギー不足に

やる気が出ないのは、まさに「気」が不足した状態。
「気が不足して『気虚(ききょ)』の状態になると、気力が低下します。体の中の余分な湿気によって胃腸が弱ることが気虚の原因。さらに、活動的な夏は、気をつかう場面が増えるため、これも気虚の原因に」

対策1:なるべく22時までに寝て、休みの日も平日と同じ時間に起きる

イラスト就寝気を補うのにもっとも大事なのは睡眠。
「理想の就寝時間は22時。体の修復は22時~深夜2時に行われ、この間に寝ていないと気が不足します。また、休日も朝寝坊しすぎず、生活リズムを崩さないようにしてみてください」

対策2:消化のよい、さっぱりとした味のものを食べる

イラスト冷ややっこなどやる気を出そうと、焼き肉などの濃い味で消化の悪いものを食べると、エネルギーを消耗し、気の不足を招きます。
「これを防ぐためにも、消化のよいさっぱり味のものを食べましょう。薄味で刺激の少ない和食が理想的」

【お悩み2】イライラする

原因:体の中の湿気やストレスなどで気が滞って怒りっぽく

イライラは、気の巡りが悪い「気滞(きたい)」という状態になることが原因。
「体に湿気がたまることも気滞を招きますし、ストレスや暴飲暴食、生活リズムの乱れも要因。気を巡らせる食べ物を食べたり、マッサージや、軽い運動、深呼吸などで気を巡らせましょう」

対策1:香味野菜やかんきつ類など、気を巡らす「理気(りき)食材」を食べる

イラストネギ、レモンなど気を巡らす効果があるのが「理気食材」。
「たとえば、青ジソ、ネギ、ミツバ、パクチーなどの香味野菜や、レモン、グレープフルーツ、ユズなどのかんきつ類がおすすめ。無添加ならグレープフルーツジュースでもOKです」

対策2:こめかみや後頭部のマッサージをする

イラスト女性頭マッサージ気を巡らすのによいのが、こめかみから後頭部のマッサージ。
「こめかみ→耳の上→後頭部を指で心地よい程度にマッサージしましょう。気の巡りがよくなってイライラが収まります。気分が落ち込んだときにも効果的です」

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対策:基本の「起きる」「食べる」「寝る」をしっかりを心がけて

イラスト寝る起きる食事する新型コロナに負けないために重要なのは、基本の生活習慣「起きる、食べる、寝る」をおざなりにしないこと。
「夜ふかしを避け、朝は寝坊しすぎず、胃腸の機能を弱めるような食事を控えれば、免疫力はおのずとついてきます。まずは、基本的な生活習慣をととのえることで、不安に負けない自信をつけましょう」

<イラスト/柿本芳枝 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【櫻井大典さん】

年間5000人以上の相談にのる漢方専門家。SNSで発信する、わかりやすい漢方や養生についての情報が人気に。著書は『まいにち漢方』(ナツメ社刊)など