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生理痛には冷えと血流を意識。子宮筋腫などの病気にも注意

ESSE編集部
2020.06.17
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ひそかに悩む人が多い生理痛。出産を経て、生理痛がよりきつくなった…というケースも。
ひどい痛みを緩和させるにはどうしたらいいのでしょうか。ESSE読者のお悩みに、産婦人科医の木下智恵先生が答えてくれました。

ソファに女性
生理痛の大敵は「冷え」

生理痛がひどい…生理中に気をつけることは?

読者のお悩み:
1人目を出産後、生理痛がきつくなり、出血量も増えている気がします。どうしたらいいでしょうか(みどりママさん・40歳)

●まずは、体を冷やさないように。さらに、体を温めて、血流をよくすることで、痛みを緩和できます

マンガただでさえ憂うつになる生理中。痛みがひどいときには、まずは体を冷やさないように気をつけましょう。
体が冷えると末梢の血管が収縮して血流が悪くなり、痛みを助長してしまうからです。体を温めて血流をよくすることで、痛みも和らいでいきます。

また体を動かすことも大事。とはいっても、そのために時間をつくるのは大変でしょうから、休日の買い物は歩きで行ってみるとか、家事の合間にラジオ体操やストレッチをするなど、スキマ時間を利用して体を動かすことを意識してみて。食生活では体を冷やさないメニューや食材を選んで、バランスよく取るようにしましょう。

●それでも改善しない場合には、婦人科に相談を

ただ、そういったことに気をつけてもだんだん痛みが強くなる、あるいは出血量が増えてくるようなら注意が必要です。というのも、女性ホルモンの分泌量は40代に入る頃から減少し始め、卵巣機能も低下していくため、生理の周期は短くなり、出血量も徐々に少なくなっていくのが自然だからです。

生理痛がひどく、出血量も増えているような場合は、子宮筋腫や子宮内膜症などの病気が隠れているかもしれません。もし生理のときに塊(かたまり)が出てくるようになったとか、ナプキンが2時間もたないような場合は、婦人科を受診することをおすすめします。

また最近では、子宮内膜症などの病気はないけれど、過多月経や月経痛で悩んでいる人の治療法として、子宮内に装着する「ミレーナ」などの器具も注目され、選択肢が広がっています。気になる症状があるときはひとりで思い悩まず、婦人科検診を兼ねて相談してみましょう。

<イラスト/野田節美 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【木下智恵先生】

成城木下病院 産婦人科。横浜市立大学医学部卒業。東京大学医学部産婦人科、順天堂大学医学部産婦人科勤務を経て、成城木下病院勤務。妊娠・出産のみならず、その後の更年期まで、長いおつき合いになる人も多いそう。