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30代にも忍び寄る、気がつきにくい「プレ更年期」。そのサインとは?

2016.09.06
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プレ更年期 女性が閉経を迎えるのは50歳前後。その前後5年間、45~55歳くらいまでを更年期といい、女性ホルモンのエストロゲンが急激に減少することによって、心身にさまざまな不調が起こる時期でもあります。ところが今、35~45歳で更年期と同じような不調を抱える女性が増えているとか。その事情を婦人科医の善方裕美さんに伺いました。

30代から忍び寄る更年期のトラブル

「18、19歳から、44、45歳までは、更年期に対して成熟期といい、女性ホルモンが十分に分泌され、月経周期が安定する時期。妊娠・出産にも適し、女性の体がいちばん充実するときです。ただ、45歳になったら急に更年期にきり替わるわけではありません。卵巣機能は成 熟期後半から徐々に低下し、女性ホルモンの減少や自律神経の乱れが起こり始めます。つまり、35~45歳はプレ更年期でもあるのです」。

 卵巣の機能や寿命には個人差があり、それによって閉経時期や更年期の症状にも差が出ますが、プレ更年期をどう過ごすかも、大きなカギとなります。「卵巣の寿命は、遺伝的要素のほか、酸化ストレス(環境ホルモンや空 気汚染、薬物、ニコチンなど、体を酸化させるもの)、家庭や仕事でのストレスといった環境因子、生活習 慣などにも大きく影響を受け、人によっては10年違ってくることも。 更年期に不調がひどくなってからあわてても、残念ながら手遅れです。プレ更年期の、できるだけ早いうちに手を打つことが肝心」と善方さん。

 まずは、自分の体をよく観察し、更年期にはどんな変化が起こって、そのケアになにが必要なのか、正しい知識をもつことも重要。「プレ更年期は、不調を感じ始めていてもまだまだ元気なので、過信してフル回転しがち。しかも、家族の世話や仕事で手いっぱいで、自分の体はあと回しにする女性が多いんです」。

 そこで今回は、意識しにくいプレ更年期の目安がわかるチェックシートを用意してみました。また、あわせて生理の変化についても紹介。まずはぜひ、自分の体の変化をチェックしてみましょう。

Check!「プレ更年期」チェックシート

プレ更年期に起こる体の変化や不快な症状は更年期障害の前触れ。心当たりが多いほど、要注意です!

■ 生理の周期が不安定になってきた
■ ほてりやのぼせを感じる、汗をかく
■ イライラしやすくなった、落ち込みやすくなった
■ 頭痛がする、首や肩の凝りがひどくなった
■ めまいや耳鳴りがすることがある
■ 寝つきが悪くなった、よく眠れない
■ 腰や手足の冷えを感じる
■ 肌のたるみ、カサカサが気になる

知っておきたい生理の変化

卵巣の機能の変化は、毎月の生理に確実に表れます。きちんと観察することで、今後の変化に対応する備えにも

量:更年期に向けて、経血の量は徐々に少なくなっていく傾向に。急に量が増えた場合は子宮筋腫などの疑いも

周期:本来、正常な月経周期は25~38日。卵巣の機能が低下してくると周期が一定でなくなり、長くなったり、短くなったり、バラバラに

期間:1回に3~7日ほど続くのが一般的だったのが、短くなったり、長くなったりと期間も乱れがちに。少ない出血でダラダラ続くことも

色:経血の色がそのときどきで違うのは、更年期とは無関係。体内に長くとどまると酸化して黒ずみ、さっと出たものは鮮やかに

その他:プレ更年期からおりものが減り、自浄作用が低下。また、月経痛は楽になる人が多い一方、なかには期間が長くなって重くなる人も

【監修/善方裕美さん】
女性ヘルスケア専門医。20年前から更年期女性の治療に取り組み、ホルモン治療のみならず、漢方、食事、運動など多方面からのアプローチによる診療に信頼が。著書に『だって更年期なんだもーん治療編』(主婦の友社刊)など

<取材/ESSE編集部>

だって更年期なんだもーん治療編

なるべく薬を飲みたくない方のための解決法や自分でできるマイナートラブル解消法をまじえて、つらい症状をなくす方法を網羅。更年期の実体験を数多く掲載した『だって更年期なんだもーん』の第2弾、治療編をぜひお役立てください。