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お好み焼きは漢方的に「完全食」!体が整う食事のとり方

ESSE編集部
2020.02.16
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インフルエンザの流行や花粉…冬は不調を呼びやすい季節。そこで、負けない体をつくる方法を、漢方師・櫻井大典さんに伺いました。

食事や日常のちょっとした習慣で体調を整えるのが「ゆる漢方」の考え方。今回は、食事について教えてもらいました。

ソファでお茶を飲む女性のイラスト
内臓が冷えないように、飲み物は温かい飲み物を飲みましょう

冬のゆる漢方習慣「食事編」

●飲み物は体温より温かいものを

氷の入った飲み物を飲み続けると、内臓が冷え、消化を担当する「脾」が弱まる原因に。
「消化できないということは、栄養を吸収できないので疲れやすく、元気もなくなります。とくに冬は、体温より冷たい水分は避けて」

●おなかがすいたら食べるようにする

お腹がなった女性のイラスト食養生では、体の欲求に従って食べることがなによりも大切。
「『○時だから』と時間で決めるのではなく『おなかがすいたから』で食べるようにしましょう。その習慣を続ければ、自然に今の体に必要な食材もわかるようになってきます」

●なるべく週に5日は食物繊維の取れるバランスのよい食事を

白米お味噌汁おかずのイラスト
米2:温野菜2:肉や魚1

脾を守るには腸内を整える必要があるため、バランスのいい食事が必須。善玉菌を増やすために、食物繊維をとることも重要です。
「『体を元気にする食事』と『快楽の食事』は、別に考えて。元気であれば、好きなものを食べてもOKですが、平日5日は食養生を意識しましょう」

●体は食べて潤す。豚肉・白菜・豆腐・アサリ・レンコン・キクラゲなどがおすすめ

アサリ豚肉豆腐白菜のイラスト寝汗やのどの渇き、顔のほてりやのぼせを感じるときは、「陰虚(いんきょ)」と呼ばれる潤い不足の症状。
「乾燥する冬はつい水分もたくさんとりたくなりますが、飲み物よりも、左のような食べ物をとり、体の中から潤すことを意識しましょう」

●だしじょうゆで食べるお好み焼きは漢方的にはほぼ“完全食”

お好み焼きのイラスト「腎」を補う豚肉やだし、「脾」の働きを高めるキャベツや長イモ、体を温めてくれるネギやエビがそろったお好み焼きは、寒い冬のパーフェクトメニュー。
「ソースやマヨネーズはなるべく避けて、あっさりだしじょうゆでどうぞ」

●水分補給はしすぎない

「水はたくさん飲む方がいい」と思っている人が多いですが、飲みすぎは胃腸の弱りやむくみの原因となります。「脾」を守りたい冬は、水分のとりすぎに注意。がぶがぶ飲まず、ひと口ずつゆっくり飲むように。
「効率よく水分補給したい人はお茶に少しだけ塩を加えても」

●迷ったら旬の食材を選ぶ

ブリホウレンソウ大根カブのイラストたとえば夏の野菜は体を冷まし、冬の野菜は温めるものが多いように、旬の食材は、季節の養生に必要なものがとれるようになっています。
「スーパーでなにを買おうか迷ったときは、旬のものを選べば自然と食養生につながりますよ」

●暴飲暴食は口角に現れる。荒れてきたらサッパリ味に

「口角が切れたり、口の周りににきびや肌荒れが出るときは、胃腸からのSOSサイン。暴飲暴食のせいで、機能が低下しているのかも」
甘い物、辛い物、脂っぽい物など、胃腸に負担のある食べ物は控え、味つけも薄味にきり替えましょう。

●お酒を飲むならビールより熱かんやホットワインに

ホットワイン熱かんのイラスト冷たいお酒は胃腸を冷やします。寒い時期は、できれば熱かんやホットワインがおすすめ。
「どうしてもビールを飲みたいなら、少し早めに冷蔵庫から出して常温に戻したり、コップを手のひらで温めながら飲むようにしましょう」

便秘は脾が弱っているサインかも?食養生で体質改善

軟便や便秘が続く人は、脾が弱って免疫力が乱れているのかも。日々の食事を見直して体を健やかにする「食養生」が重要です。脂っこくて味の濃いものや甘いもの(肥甘厚味)、生冷食、過剰な水分摂取を避け、リストを参考に補陰・補陽・補腎食材をバランスよくとって。それだけで体は変わります。

●補陰【体を潤す食材】
・豚肉
・ホウレンソウ
・レンコン
・白菜
・豆乳
・アサリ

●補陽【体を温める食材】

・鶏肉
・エビ
・ニラ
・コマツナ
・クルミ
・鮭

●補腎【気力をつける食材】
・長イモ
・豆類
・ネギ
・牛肉

<取材・編集/ESSE編集部 イラスト/オカヤイヅミ>

●教えてくれた人
【櫻井大典さん】

年間5000人以上の相談をこなす漢方専門家。SNSにてやさしくてわかりやすい養生情報を日々発信し、新たな漢方ユーザーが激増中。著書に『まいにち漢方』(ナツメ社刊)ほか多数