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妊娠しやすい時間帯がある?よくある疑問に医師が回答
2019.12.15
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セックスに関する悩みは、避妊・妊活・生理などさまざまな場面で生まれますが、ネットのまとめ記事では正しい答えにたどりつけないことも。

今回は、とくに多くの方が気になっている悩みについて、杉山産婦人科理事長で、不妊治療の専門家である杉山力一先生に伺いました。

なかなか聞けないセックスの疑問に産婦人科医が答えます

●Q:妊娠しやすいセックスって?体位や時間帯は関係あるの?

Q&A
妊活中。朝にセックスすると妊娠しやすいって本当?(※写真はイメージです)
妊活中のセックスについては、「男性は禁欲期間(射精しない期間)を数日設けたほうがいい」「朝にすると妊娠しやすい」などさまざまな情報が発信されています。

まずは「質のいい精子を残すために禁欲期間(射精しない期間)を設ける方がよい」という情報について。結論から言うと、禁欲期間を設ける場合・設けない場合で精子濃度に差はありません。

さらに、古くなった精子は運動率が低下してしまうともいわれています。これらのことから、禁欲期間は特別には設けずに、なるべく多くの回数行うことが妊娠の可能性を高めるとされています。

また、時間帯や体位によって妊娠しやすさが変わるという噂がありますが、これらと妊娠率に関連性はないとされています。

「朝にしなきゃ」「この体位でしなきゃ」などと考えすぎてしまうと、かえってストレスが溜まってしまいます。リラックスした状態で行う、ということがなによりも大切です。

●Q:生理中のセックスはなにが危険なの?

ハートを後ろにもつ一般的に、生理中はセックスを控えるという方が多くいらっしゃいます。しかし、生理中のセックスはなにが危険であるかということや、妊娠する可能性があるのかについては知らないという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

はじめに、生理中のセックスで考えられる最大のリスクは、感染症になるリスクが上がることです。生理中の膣や子宮内部は、通常よりデリケートで傷つきやすい状態となっています。そんな中セックスをすると、感染症のリスクがあがってしまうのです。

また、生理中のセックスでは妊娠しないというのは、間違いです。精子が膣内で生きていることがありますし、月経が長引くと、月経と排卵が重なる可能性もあります。
とくにホルモンバランスが不安定な場合、排卵の時期が乱れやすいので、いつでも安全日はないと考え、まだ妊娠を考えていないという方は(避妊を希望している方は)避妊を怠らないようにしましょう。

●Q:避妊に失敗してしまった…正しい対処法は?

床に座る現在、妊娠を望まれていない方は避妊をする必要があります。
避妊方法には、ピルやコンドームだけでなく、手術や医師の処方が必要なものなどさまざまな種類があります。

しかし、これらの方法で避妊していたにもかかわらず、避妊具の破損などによって「膣内に射精してしまった…」という経験がある方もいらっしゃるかもしれません。

避妊に失敗した際にまず選択されているのが「緊急避妊ピル(アフターピル)」です。
性交後72時間以内(3日以内)に服用することで、着床を妨ぐ効果があります。

値段は1回あたり1万円~1万5000円程度と高価なものとなります。あくまで緊急用の方法として知っておきましょう。

しかし、服用時にすでに着床していた場合には緊急避妊ピルの効果は期待できません。
72時間以内の服用が推奨されていますが、避妊に失敗してしまった場合には、できるだけ早めに病院に向かうことをおすすめします。

また、避妊に失敗した際に、「すぐシャワーで膣内を洗えば精子が女性器から出ていく」「精子は酸に弱いので、炭酸飲料で膣を洗えば精子が死んで妊娠しない」などという噂がありますが、どちらも間違いです。精子は射精後すぐに子宮に到達するため、性交後に膣を洗っても効果はありません。

生理・避妊・妊活などさまざまな場面でかかわってくるセックスの問題。
正しい知識を得て、ご自身でできることから対処していきましょう。

●教えてくれた人
【杉山力一先生】

杉山産婦人科理事長。日本における生み分け法の権威である杉山四郎医師の孫。東京医科大学産科婦人科医局では不妊治療・体外受精を専門に研究。その後、1999年より杉山産婦人科勤務。監修する女性向けアプリ「eggs LAB(エッグスラブ)」では、高い精度での生理日・排卵日予測を実現。不安定な生理周期にも対応した適切なアドバイスや、妊活に関する情報まで、個々の身体の状態にフィットした情報を発信中。

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