夫が暑がりで冷房が寒い!夫婦が快適に眠るには?
ESSE編集部
2019.07.23

夏は暑くて眠れないことが多くなります。寝起きも疲れが取れず、ぐったりしてしまう日々を送ってしまう人も多いのではないでしょうか? クーラーを入れたら入れたで、夫との温度が合わず自分だけが寒すぎたり…と、快適に眠るのは夏の大きな課題。

そこで、眠りのプロである東京疲労・睡眠クリニック院長の梶本修身さんと西川東京オフィスのスリープマスターの杉原桃菜さんに、熱帯夜でもよく眠れる快眠のコツを教えていただきました。

暑くて眠れない、夫が部屋を冷やしすぎるetc夏の睡眠トラブルはこう解決!

女性が眠っているイラスト
夏の睡眠、しっかり疲れは取れていますか?
「質のよい睡眠とは、前日の疲れがとれている眠りのこと。逆に睡眠の質が悪いと、疲れがたまってさまざまな病気を引き起こします」と話すのは、医師の梶本修身先生。夏は、室内と室外の温度差が激しく、温度調節をする自律神経が酷使されて疲れがたまりがち。

「さらに寝汗をかくと、寝ている間も自律神経が働き続けるので、寝ても寝ても疲れがとれないという状態に。だからこそ夏は質のいい睡眠をとって疲労をしっかり回復させることが大切なんです」

睡眠の質を上げるコツはあるのでしょうか? スリープマスターの杉原桃菜さんは、「寝るときの環境が大切」と言います。

「夏は室温を25〜27℃、湿度は50〜60%に保ち、心身ともにリラックスできる環境を整えると自律神経の副交感神経が優位になり、快眠につながりますよ」

暑さで睡眠の質が落ちやすい夏。眠りの悩みを解消し、疲れない上質な睡眠を目指しましょう!

【疲れがとれないと…】

疲れがとれずげっそりしているひつじのキャラクターのイラスト
BAD!
◆疲労が蓄積して生活習慣病のリスクが高まる
◆免疫力が低下し、病気にかかりやすくなる

【疲れがとれると…】

疲れがとれて元気な様子のひつじのキャラクターのイラスト
GOOD!
◆体力が回復しやすくなる
◆免疫力が上がる
◆記憶力がアップする
◆作業能率がよくなる
◆肌がきれいになる
◆運動能力が上がる
◆ダイエットがうまくいく
◆ストレスが解消できる
◆心の状態が安定する

【お悩み】夫が暑がりで、エアコンが寒くて眠れません

女性が寒くてふるえている様子のイラスト「夫が暑がりで、エアコンが寒くて眠れない」という悩みは女性につきもの。
男性の方が女性よりも、体感温度が2℃高く感じるといわれています。エアコンの温度がケンカの種にならないよう、可能なら夏だけ寝室を別にするという選択肢もあります。

●夫だけ接触冷感パッドを使ってみましょう。冷たさレベルが選べる商品もあります

「ひんやりとした触り心地の接触冷感の寝具を夫に使ってもらうのもおすすめ。自分用にはほどよい涼感の麻入りタイプの敷きパッドを選び、夫はひんやりタイプに替えれば、エアコンの温度設定を少し上げることもできます。冷たさのレベルが選べる商品もあるので、最高レベルなら熱帯夜も夫だけひんやり!」(杉原さん)

●夫に風が当たるように位置や風向きを変えてみて。着込まず、布団で温度調節を

「エアコンの温度は、残念ながら暑いと感じる方に合わせるのが基本です。風向きを調節し、冷風は夫に当たるようにしましょう。どうしても難しければ、間にカーテンや仕きりを置いて遮って。寒いからといって着込むと熱や湿気がこもるので、温度調節は布団でしましょう」(梶本さん)

大事な睡眠だからこそ、夫婦ともによい睡眠が取りたいですね。ぜひ参考にしてください。

<イラスト/田中麻里子 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【梶本修身先生】

東京疲労・睡眠クリニック院長。疲れと眠りに悩む患者の治療とともに、テレビの睡眠特集などでも活躍。著書に『スッキリした朝に変わる睡眠の本』(PHP研究所刊)など

【杉原桃菜さん】
西川東京オフィススリープマスター。寝具メーカーの西川で、睡眠科学や快眠環境などの専門講習を受けた眠りのプロ。日々、眠りについての知識にみがきをかけ、快適な眠りの環境の整え方や寝具選びを提案している