運動は食後すぐ!太りたくないなら知っておきたい習慣
ESSE編集部
2019.04.26

大型連休に突入し、ごちそうをたくさん食べる予定があるのではないでしょうか。そんなとき、ちょっとした食べ方のコツを知っていると、太りにくく老けにくい体をつくることは可能。

ここでは健康で長生きするための医学的に正しい食べ方を、生活習慣病に詳しい医学博士の牧田善二さんに教わりました。

医学的エビデンスに基づいた食べ方で、太りにくくなる!

●冷たい飲み物は避け、温かいお茶やスープを飲む

イラストスープ
医者が教える、太りにくくなる食べ方
「体温が下がると免疫力が落ち、がんはもちろん、いろいろな病気にかかりやすくなります」
体が冷えて血行が悪くなると、凝りが生じるなど日常生活にも不調を感じやすくなります。
「冷たい飲み物は避け、温かいお茶やスープを飲むようにする、唐辛子やショウガなど体を温める食材をとるなど、どんな季節でも体を温める食べ物をとることを意識しましょう」

●運動は食後すぐに行う

イラストテニス食べたあとすぐに体を動かすのは、なんとなく体に悪いようなイメージがあります。
「体を動かせないほど満腹になることがいけないのです。腹七分目で食後すぐに運動し、血糖値の上昇を防ぐことで肥満が予防できます」
ちなみに、食前の空腹時に運動し、腹ペコの状態で食事をとると血糖値は急上昇するのでご注意を。

●薄味が健康の基本。食材本来の味を楽しむ

塩分過多は血圧を上げ、腎臓を弱らせます。なるべく薄味にするのが長生きする食の基本。そもそも日本食は、塩分摂取量が多いので、外食が多い人はとくに注意を。
「薄味に慣れてくると、食材の本来の味を感じられるようになり、野性の感覚が研ぎ澄まされます。自分の体にとってなにがいいのか、見きわめることができるようになりますよ」

●固い食べ物をよくかんで食べる

イラスト野菜近年、やわらかいものをよくかまずに食べる傾向が強くなりました。でも、ぜひ固いものをよくかんで食べる習慣を。
「十分にかむことで満腹感を得られ、食べすぎが防げます」
さらに、食べ物をかむという行為によって、脳からさまざまな指令が出され、消化・吸収に関係するすべての臓器がウォーミングアップされ、体の中から健康になれるという効果も!

血糖値が上がるとなぜ太る?

肥満の原因は、脂肪ではなく、糖質。脂身たっぷりの肉や油をたっぷり使った炒め物を食べても太りませんが、パンや米、果物や甘いデザートなど糖質の多いものを食べると確実に太ります。

それはなぜか? 肥満のメカニズムを説明しましょう。
「人間の血中にはブドウ糖が存在し、濃度が一定に保たれています。糖質をたくさんとることで血糖値が上がると、すい臓からインスリンが出て余ったブドウ糖をグリコーゲンに変え、筋肉や肝臓の膜に取り込んで血糖値を改善します。しかし、これには限界が。取り込める量を超えたブドウ糖は、今度は中性脂肪に形を変え、脂肪細胞に取り込まれてしまうことに。これが肥満の原因となるのです」

ちなみに、脂肪が太らない理由は、食べた分がそのまま体の脂肪になるわけではないため。体内に約36兆個ある細胞の膜の原料となるだけで、食べすぎても便で排出されてしまうからです。

<イラスト/tent 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【牧田善二さん】

医学博士。2003年に、糖尿病をはじめとする生活習慣病、肥満治療のための「AGE牧田クリニック」を開業。延べ20万人以上の患者を診ている。著書に『医者が教える食事術 最強の教科書』(ダイヤモンド社刊)などがある

医者が教える食事術 最強の教科書


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