やせにくい体は改善できる!酢と野菜のつくりおきが有効
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2018.10.22

食が進む季節ですが、一方で気になるのが体型のこと。ダイエットしたいとは思いつつ、「自分はやせにくい体質だから、なにをしてもムダ」と思っていませんか?

「やせにくいのは、腸にいる『デブ菌』のせいかもしれません」と話すのは、腸内細菌研究の権威で、テレビ出演などでも話題の東京医科歯科大学名誉教授、藤田紘一郎先生。

「デブ菌」とはどんなものなのか、どうやったら改善できるのかを伺いました。

デブ菌が嫌う酢や野菜を日々の食事に取り入れて、やせやすい体に!

藤田先生によると、腸内にはもともと善玉菌、悪玉菌、日和見(ひよりみ)菌が一定の比率で存在しています。

「ここで注目すべきは、多数を占める日和見菌の存在。日和見菌は、デブ菌に位置づけられる腸内細菌グループと、対するヤセ菌に位置づけられる腸内細菌グループに分けられます」

デブ菌
「デブ菌」を減らすために腸内環境を整える
デブ菌は、食べ物からエネルギーをより多く吸収し、体にため込みやすくする、つまり太りやすくする性質があります。

ヤセ菌一方、ヤセ菌はその反対の性質をもち、食べ物からのエネルギー摂取はほどほどですが、体に有益な物質を生み出すことがわかっているのだそう。

「日和見菌は腸内の環境によって、善玉菌と悪玉菌、どちらか優勢な方を加勢する性質をもちます」

つまり腸内環境を改善し、腸をよい状態に保つと、デブ菌を減らしてヤセ菌を増やすことになり、やせにくい体質からの脱却につながっていくというわけです。

●デブ菌を減らし、ヤセ菌を増やす方法は?

では、日和見菌内のデブ菌とヤセ菌のバランスに大きく影響を及ぼすのはいったいなんなのでしょう?

「ズバリ、食生活です。デブ菌が好む甘いお菓子や白米、菓子パン、揚げ物などの摂取を控え、デブ菌が嫌う酢や野菜を日々の食事に摂り入れることで、無理なくやせられるだけでなく、健康へと導かれるのです」

●つくりおきで、手軽に腸内環境を整える

腸内環境を整えるとはいえ、毎日たくさんの野菜を調理するのは大変。
そこでおすすめなのが、藤田先生自身も常備して食べているという、酢を使ったつくりおき。2週間毎日100g食べることを推奨しています。

「キャベツを酢につけただけの『酢キャベツ』がとくにおすすめ。ほかにも、ミニトマトを使った『酢トマト』や、旬のキノコを使った『酢キノコ』などでも同様の効果が得られます。同じものを毎日100g以上食べ続けるというのは意外と大変ですから、冷蔵庫に数種類つくりおきして、その日の気分によって食べ分けたり、アレンジして、長く続けることをおすすめします」

気になる「酢キャベツ」「酢トマト」「酢キノコ」のつくりおきレシピは、藤田先生の新刊『『2週間でおデブ体質からヤセ体質に変わる!デブ菌撃退!つくりおきレシピ』(扶桑社刊)に掲載されています。おいしいおかずにアレンジするレシピも満載。ぜひチェックを。

【監修/藤田紘一郎先生】
東京医科歯科大学名誉教授。専門は、寄生虫学、熱帯医学、感染免疫学。1983年、寄生虫体内のアレルゲンを発見し小泉賞を受賞。2000年、ヒトATLウイルス伝染経路などの研究で日本文化振興会・社会文化功労賞および国際文化栄誉賞を受賞。最新刊は『2週間でおデブ体質からヤセ体質に変わる!デブ菌撃退!つくりおきレシピ』(扶桑社刊)

<撮影/高瀬 亮 イラスト/にわゆり 取材・文/ESSE編集部>

2週間でおデブ体質からヤセ体質に変わる!デブ菌撃退!つくりおきレシピ

腸内には藤田先生が名付けた「デブ菌」という日和見菌が潜んでいて、食生活によって「ヤセ菌」へと変えることができる!?そのカギとなるのが3つのつくりおき「酢キャベツ」「酢トマト」「酢きのこ」です!