ダイエットのやる気を維持する方法!「同窓会」が効果アリな理由
梅野利奈
2018.06.26
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夏を目前に、心の底からフツフツとわき上がる「やせたい…!」という気持ち。でも、ダイエットには我慢や努力が必要。やろうとは思っていても、本格的に取り組むのはなかなか難しいものです。

「自分の心理をうまくコントロールすることが、ダイエット成功のカギです」というのは、女性誌の美容ライターとして活動する傍ら、大学院で外見に関する心理学を研究し、講師も務める梅野利奈さん。

心理学の観点と、これまでダイエットについて多数取材をしてきた経験から導き出した、ダイエットに失敗しない秘訣について語っていただきました。

体重測定はモチベーションアップにも効果的
体重測定はモチベーションアップにも効果的

今年こそダイエットを成功させる!知っておきたい心理学応用テク

●体重はあくまでも目安ということを忘れちゃダメ

やせたか、太ったか、簡単にわかるのが体重です。数値として明確に示されるため、数グラム減っただけでもうれしくなり、モチベーション維持にも効果的。そのため、体重を頻繁に測定するのは、とても重要です。

毎日の体重を記録するだけでも体重管理がしやすくなるため、「レコーディングダイエット」と呼ばれるダイエット法もあります。加えて食事内容や運動の記録もつけるのも効果的です。

一方で、筋肉は脂肪の2倍重いとされることから、筋肉と脂肪の割合によって、見た目体重と実際の体重に大きな違いが出ることも。そのため、体重だけを追い求めるダイエットは、健康維持の面からも、とくに年齢を重ねた女性ほど危険です。

●オードリー・ヘプバーンとマリリン・モンローの共通点って?

ダイエットで大切なのは体重だけではなく、見た目=理想のボディバランスを目指すこと。ボディバランスについてまとめたものに、アメリカの進化心理学者デヴェンドラ・シン博士の有名な研究があります。

博士は、マリリン・モンローやオードリー・ヘプバーン、さらには『プレイボーイ』のモデルなど、いわゆる「スタイル抜群!」と呼ばれる人には、ある共通点があることを明らかにしました。

それは、ウエスト:ヒップのサイズ比率が「0.7:1」のサイズであること。たとえば、ヒップが85cmなら、ウエストは59.5cm。ヒップが90cmなら、ウエストは63cmといった具合です。細身の女性も、グラマラスな女性も「スタイルがいい」とされる人は、これら比率が共通していることがわかりました。

体重だけ追い求めると、ガリガリにやせた少年のような体に行き着いてしまうリスクもあります。しかし、目指すべきは、いわゆるメリハリのある体だということを、この研究は示しています。

そのため、ありきたりではありますが、極端な食事制限ではなく、体をしっかり燃焼させるための食事や、筋トレが必要となるのです。

写真はイメージです
写真はイメージです
●では、どうやって理想のボディバランスに近づく?

ここからが本題。では、どうやって、理想に近づくことできるのかというお話です。

糖質制限や、ダイエットに効果的な筋トレについては、散々いろんなメディアで紹介されているので、本記事ではそれらをどうやって持続して成功まで導くことができるのか、心理的な面に焦点を当てます。

ここでは、心理学でも使われるワードを、ダイエットに結びつけて考えていきたいと思います。

●途中で挫折しないために、ダイエット目標・経過は公にさらす

「ダイエットはひとりでは成功しない」と言われますが、それはノウハウだけの問題ではありません。人と共有することは、モチベーション維持にも非常に有効です。

周囲に目標を知らせる「パブリックコミットメント」を行うと、引っ込みがつきにくくなると言われます。自分のなかだけで必要性を感じるだけよりも、公言してしまう方が、非常に効果は高いのです。

関係性が近い家族よりも、たとえば職場の人や、友人などの方が撤回しにくいため、効果的なのではないでしょうか。実名に近いSNSでの告知も効果が期待できそうです。

さらに、そこに加えて“仲間外れにされたくない”という心理、いわゆる「同調効果」を加えると、さらに強くなるのではないかと思います。
ダイエット仲間をつくって一緒に取り組むと、「自分だけ取り残されるわけにはいかない!」という心理に後押しされ、途中で投げ出しにくくなると考えられます。

最近では、ダイエット経過を報告しあうアプリも人気です。匿名なので、パブリックコミットメントの効果はあまり期待できませんが、ひとりだけで取り組むよりも、効果は期待できるのではないでしょうか。

写真はイメージです
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●同窓会効果?やせているときの自分を知っている人に会う

同窓会などで、太る前の自分を知っている人に久しぶりに会うとき、ダイエットしなきゃ! と感じる人は多いもの。これは「相手から期待されている自分」に近づこうとする、「ピグマリオン効果」に関連していると考えられます。

「スタイルがいい自分、きれいな自分」を期待されると、どうにかそれに近づいて期待に応えたくなる。その効果を利用すると、ダイエット意欲がむくむくむくと湧き上がってきます。

といっても、同窓会はそんなに機会が多くないため、古い友人に会うなど、機会を自分でつくり、そこをゴールとして走り出すと、目標がないときよりも完走しやすくなりそうですね。

「しんどいダイエットはダメ」「我慢は禁物」などと言われますが、ダイエットを何回も繰り返してきた私にしてみると、やせるのはしんどいに決まってるじゃないか! と思います。
だって、食べたいケーキが食べられない。面倒な運動だって続けなければいけない。ダイエットは簡単じゃありません。

だからこそ、ゴールまで完走するには、大きな支えが必要です。ひとりで取り組もうとせず、他人を巻き込んで、今年こそ、成功をつかみましょう!

●教えてくれた人
【梅野利奈さん】

外資系経営コンサルティング会社、化粧品会社のマーケティング・商品開発を経て、女性誌の編集者、コラムニストに。化粧品開発や、美容セミナーなど幅広く活動。おもな著書に『ブスデトックス イイ女の逆引き美容テクニック集』(スタンダードマガジン刊)

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