台風に備えて!経験者と専門家の“あってよかった”防災グッズ
ESSE編集部
2019.10.10

台風シーズンです。防災グッズというと、特別なものが必要と思いがち。ところが、最新の防災事情では、毎日の持ち物を見直すことが大切とわかってきました。
台風や地震などの災害時に本当に役立つグッズを専門家に取材しました。

台風や地震などの災害時に備えたい便利グッズ

●子ども用に準備するならベストタイプが便利

ベストのイラスト
ポケットに防災グッズを入れられるベストは大人にもおすすめ!
重い荷物が持てない子どもには防災ベストを準備。
「ポケットがたくさんある釣り用ベストでもOK。この記事で紹介したおすすめグッズを入れておき、さっと羽織るだけ。両手もあいて身軽なので大人にもおすすめです」

●自宅に備えておくなら蓄電池

蓄電池のイラストスマホやパソコン、テレビなどの充電に使える蓄電池は備えておきたいもの。
「普段から蓄電池を通してテレビやパソコンの電源をつなげば、急な停電でもあわてません。ソーラーパネルで充電できるタイプが便利です」

●非常食には好物を!多めにストックするのが正解

非常食のイラスト普段食べない非常食は災害時も食べにくいもの。
「災害時でもカセットコンロがあれば簡単な調理は可能。野菜ジュースや豆乳に冷蔵庫の残りものを加えればおいしい鍋に。よく食べているものを多めにストックすればムダも出ません」

●懐中電灯よりもヘッドライト

ヘッドライトのイラスト懐中電灯は手がふさがってしまうため、避難するときや災害で壊れたものを片づけたりするときには使いにくいもの。
「アウトドア用のヘッドライトなら、、両手を使えるうえ、目線の位置に光が当たって重宝します」

●外出先ではゼリー飲料を持ち歩く習慣を

ゼリー飲料のイラスト避難時には水分補給も忘れずに。
「日頃からバッグに、水筒やペットボトルを入れておきましょう。さらに、おすすめはゼリー飲料。必要な栄養と水分を同時に補給しながら、水やお茶よりはトイレに行きたくなりにくいメリットも」

見落としがちな掃除グッズこそ被災時の必需品

掃除グッズのイラスト地震などの災害が起きたあと落ち着いたら、まず取り組むのは家の片づけ。とりあえず食事をする場所や寝る場所をつくるのに、必要なのは掃除グッズです。
「災害時にはホームセンターなどでも品ぎれになりやすいので、普段から最低限必要なものを常備しておいて」

●ブルーシート

壊れた窓や屋根をおおったり、粉塵で汚れた床に敷いたりと万能。レジャーシートで代用しても。2枚あるとなおよし。

●ガラ袋

ゴミ袋だと、廃棄物が刺さって破れてしまうことも。ポリプロピレン製などの丈夫なものを10枚程度準備して。

●ホウキ・チリトリ
停電時にも場所を選ばず使えるホウキとチリトリは必須。必ずセットで用意し、掃除道具と一緒に収納を。

●耐刃手袋
一般的な軍手は割れたガラスなどが刺さることもあるので、被災時には不向き。耐刃の作業用手袋を常備して。

停電時でも発電可能なグッズを準備

ランタンのイラスト手回し発電ができるラジオやライト、塩水で使えるランタンなど、停電時にも使用できるグッズがあれば安心。
「アウトドアグッズなどに多いのでチェック。災害時だけでなく、レジャーにも活躍します」

家族の写真や保険証はスマホで撮影!

スマホのイラスト「身元確認などのために持出袋に家族の写真を入れる人もいます。でも、じつはこれも日頃から持ち歩くスマホに、最新の写真を入れておけば十分」
さらに、保険証やおくすり手帳の写真もあれば、病院にかかったときも安心です。

生理用品やオムツはひとつ多めをストック

生理用品とオムツのイラスト災害時にもないと困るのが生理用品やオムツ、介護用品など。
「今使う分より1パック多くストックすれば、万一流通がストップしても当面はしのげます。トイレットペーパーもプラス1袋あると安心」

読者に聞いた、被災時に“あってよかった”グッズ

●家族の人数分の毛布

自主避難先には暖房器具が少なく、毛布の支給は世帯につき1枚だったので持って行って助かった。(S.Kさん)

●USB充電器

停電時、クルマからスマホに充電できて心強かった。正確な情報を得るためにラジオの必要性も痛感。(H.Tさん)

●ウォーターバッグ

給水車から水をもらうとき、レジャー用に用意しておいたものが活躍。自販機に使える硬貨も必需品。(I.Yさん)

【監修/国崎信江さん】
危機管理教育研究所代表。自然災害や防犯について研究し、国や自治体などの防災・防犯対策に携わる。著書に『気象災害 そのときどうする?』(ほるぷ出版刊)など

<イラスト/中根ゆたか 取材・文/ESSE編集部>