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「似合う髪型」と「好きな髪型」は違う!美容院で失敗しないオーダー法は?

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大人のヘア問題白黒つけます気分を一新したくて美容院に行ったのに、思っていた髪型と違ってショック…という経験をしたことがある人も少なくないのでは?

「じつは、失敗しにくいオーダー法があるんです」と話すのは、女性の髪問題と美容院事情に詳しいヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さん。人気ヘアサロンMINXの現役美容師・八木花子(八木ちゃん)さんとともに、理想の髪型になるための、正しいオーダー方のコツを解説していただきました。

スマホを見る女性2人
美容院で失敗しない髪型オーダー術とは?

理想の髪型になりたいなら、美容院での「おまかせ」「似合うように」はNGワード

さとゆみ:年末も近づいて、髪を整えたいお客様が増えている時期ですよね。

八木ちゃん:そうですね。やはり、年越し前に髪をきってすっきり新年を迎えたいという方が多いですよ。

さとゆみ:今回は、美容院で失敗しない髪型オーダー術についてお話したいと思います。

八木ちゃん:これについては、ゆみさんの書籍『女は、髪と、生きていく』でも、ものすごく詳しく書かれていましたよね。

本2冊
さとゆみさんが書いた『女は、髪と、生きていく』。本当に似合う髪型を手に入れる方法や、美容院でのオーダー法、美容師さんとの付き合い方などがてんこもり

さとゆみ:そうなんです。私が15年間、いろんな美容院に取材して、お客様にも取材して、これがベスト! と思えた方法をお伝えしますね。

<失敗しない美容院でのオーダー術3つのポイント>

(1) 美容師さんに「おまかせ」「似合うように」と伝えない

(2) 顔や髪型に「似合う」と、今の気分に「似合う」の両方が大事

(3) イメージに近い写真は3枚以上見せる

●(1) 美容院のオーダーで「おまかせ」と言ってはいけない

さとゆみ:まず、ポイントその1。いちばん大事なのは、美容院で「おまかせ」と言ってはいけない! です。すでに長いおつき合いの美容師さんならいいのですが、そうじゃない場合は、「おまかせで」とか「似合うように」と言うのは、失敗のもと。

八木ちゃん:これって、最初聞いたときは「え?」って思うかもしれないのですが、美容師サイドから考えても、すごく理にかなっているんですよ。

●(2) 「似合う」と「気に入る」は別問題。両方そろうことで理想の髪型に近づける

さとゆみ:じつは、女性にとっての「似合う」は、2つの「似合う」があるんです。

本当に似合う髪型の図
「似合う」には2つの側面がある(『女は、髪と、生きていく』より イラスト/南 夏希)

さとゆみ:ひとつは、顔や髪質に似合うこと。これは、わかりやすいですよね。

八木ちゃん:たとえば丸顔だとか、エラがはってるとか、クセ毛だとか、量が多いとか少ないとか、こういう部分に似合わせることを「顔や髪質に似合わせる」と言います。

さとゆみ:でも、問題は、顔型や髪質に似合うだけでは、満足できないってことなんです。なぜなら、もうひとつの「似合わせ」、そのときの自分の気分や気持ちに似合うかどうかが、女性にとっては同じくらい重要だからです。

たとえば、どんなに顔型がカバーされていても、自分が嫌いなテイストの髪型になったら嫌ですよね。似合うのと、気に入るのは別問題なんです。

だからこそ、顔や髪質に似合うことだけではなく、今の自分の気分を伝えるのが重要なんです。

【美容師はプロだけどエスパーじゃない】

さとゆみ:「おまかせ」や「似合うように」と言った場合、美容師さんはプロなので、顔型や髪質に似合う髪型は提案してくれます。

でも、エスパーではないので、あなたが「かわいくなりたい」のか「かっこよくなりたい」のかは、お客様自身が伝えないと、伝わりません。その両方がそろって、はじめて、「本当の意味の似合う髪型」が手に入るんです。

だから、「おまかせ」や「似合うようにして」だけでは、失敗しやすいんです。

女性2人
どんなテイストが好きか、今はどんな気分かを、ちゃんと伝えて。「心に似合う」ことも、すごく大事

八木ちゃん:私もカウンセリングのときは、
「かわいいのとカッコいいのではどちらが好きですか?」
「大人っぽいのと、若く見えるのとどちらがいいですか?」
「好きなタイプの女優さんはだれですか?」
「お仕事では結んだりまとめたりしますか?」
「どういったシーンをいちばん優先したヘアスタイルにしますか?」
といった質問をして、ライフスタイルをお伺いしながら、季節感も考えつつ、できるだけお客様の気分や気持ちをお引き出ししたいと思っています。もちろん、お客様のほうからお話ししてくださるのも大歓迎です。

●(3) なりたい髪型は写真を見せるのがベスト!

タブレットの画面に色々な女性の写真
気になった髪型は、ぜひ美容師さんに見せて、イメージを共有して

八木ちゃん:好きな髪型の写真を持ってきてくださると、イメージが共有しやすくて、ずれがなくなるので、とても助かります。インスタの保存画面や、普段見ている雑誌の写真などでいいですので、ぜひ見せていただけるとうれしいです。

さとゆみ:モデルさんや女優さんの写真を持っていくのは恥ずかしいという人もいますが、美容師さんは、写真を持ってきてもらえると、ありがたいって言いますよね。

八木ちゃん:はい、とてもありがたいです。もちろん、美容院で一緒にヘアカタログを見ながら、相談させていただくのでもいいです。

【イメージの写真は3枚以上、が失敗しないコツ】

女性写真3枚
写真を見せるなら、自分がやりたい髪型を3枚以上見せて(写真提供/MINX)

さとゆみ:写真を見せるときには、コツがあって、できれば3枚以上好きな写真を持っていくのがいいです。

1枚だけだと、美容師さんも「どうやってもこの髪型にしなきゃ!」という意識が働きやすいのですが、複数あると「ああ、この前髪の雰囲気が好きなんだな」とか「長さにはあまりこだわってないけれど、カール感が重要なのだな」とか、いろんなことを読み解くことができます。ですから、なるべく、好きな写真を3枚以上持っていくのがいいですよ。

八木ちゃん:いつも以上に感染対策に気をつけてお待ちしておりますので、ぜひ、気持ちのいい髪型で新年を迎えてくださいね。

●教えてくれた人
【佐藤友美さん】

1976年北海道知床半島生まれ。日本初のヘアライター&エディター。「美容師以上に髪の見せ方を知っている」とプロも認める存在。歯切れのいい解説で、テレビ、ラジオ番組などで活躍。著書に『女の運命は髪で変わる』(サンマーク出版)、『女は、髪と、生きていく』(幻冬舎)

【八木花子さん】

1979年静岡県藤枝市生まれ。人気ヘアサロンMINX銀座店の美容師。自宅での手入れが簡単で、個性を引き出すヘアスタイルが得意。悩める大人女性へのアドバイスや提案が適切で、MINXの中でも絶大な人気を誇る。国内外セミナー、TV出演、アート雑誌の連載等活躍は多岐に渡る。

<撮影/林絋輝 モデル/三輪沙弥香 取材・文/佐藤友美>

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