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抜け毛、老け髪予防は毎日のシャンプーから。美髪をつくる4か条

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大人のヘア問題白黒つけます抜け毛が気になる季節。「毎日のシャンプーで頭皮や髪にさらにダメージを増やしている場合も多い」と話すのは、何万人もの女性の髪を見てきたヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのトップデザイナー・八木花子(八木ちゃん)さん。

薄毛、抜け毛に悩む40~50代以上の大人女性にこそ知ってほしい、頭皮や髪に優しいシャンプーの方法を教えてもらいました。
髪は見た目の印象に大きく影響を与える重要な部分。正しいシャンプー&トリートメント術を取り入れて、サロン帰りのような、ふっくらと若々しい髪を手に入れましょう!

洗うのは髪ではなく頭皮。毎日のシャンプーを少し変えるだけで髪は激変する

髪を傷めてしまうシャンプー法
ついこんな洗い方してしまっていませんか?

さとゆみ:八木ちゃん、大変! 最近、ものすごく毛が抜ける!!

八木ちゃん:ですよね。お客さまでも、最近抜け毛が増えたという方が多いです。夏の間に受けた紫外線やエアコンの乾燥のダメージが、この時期の抜け毛につながるんですよね。

さとゆみ:それに加えて、今年はコロナのストレスで、抜け毛の量が増えているという話も聞きました。

八木ちゃん:こんなときこそ、正しいシャンプー法で、髪のダメージを少しでも減らしたいですね。

さとゆみ:スパや温泉で見ていると、7割くらいの方は、シャンプーの仕方で損しているなって思うよ。

八木ちゃん:そうですね。この機会に、基本の「き」から、おさらいしましょう。ポイントは4つです。

<シャンプーのポイント>
(1) 予洗いは2分以上、ぬるめのお湯で
(2) 指の腹でマッサージをするように洗う
(3) トリートメント前には、水気をきって
(4) コームでトリートメントをできるだけ多くの毛につける

●ポイント1:予洗いは2分以上、ぬるめのお湯で

八木ちゃん:まず、基本的にシャンプーは髪に負担をかけるもの、と思ってほしいんです。だから、少しでも摩擦を減らす方法で洗うことを意識しましょう。

さとゆみ:具体的には?

八木ちゃん:シャンプーを泡立てたいがために、髪をごしごしこすり合わせて泡立たせている方がいますが、これはNG。シャンプーの泡立てをよくするためにも、先にお湯だけで髪を洗う「予洗い」をしておくのがいいですよ。

まずは予洗いさとゆみ:予洗いだけで、汚れの8割は落ちると聞いたことがあるー!

八木ちゃん:そうなんです。ただし、皆さんが思っているよりも、この予洗いは長い方がいいんです。だいたい2分くらい。

さとゆみ:2分って、結構長い。でもしっかり予洗いをしておけば、手になじませたシャンプーを髪につけるとすぐにフワフワの泡立ちになるわけだよね。

八木ちゃん:汚れの落ち方がかなり変わります。あと大事なのは、熱いお湯で洗わないこと。熱いお湯は気持ちがいいのですが40度以上のお湯で洗うと、頭皮と髪に負担がかかりますし、ヘアカラーやパーマの持ちも悪くなります。38度前後のぬるめのお湯で流してくださいね。

さとゆみ:ちょっと話がそれるけれど、とくに、カラーリングしたての日のシャンプーはダメだよね。

八木ちゃん:はい。カラーした日は、かゆみや気持ち悪さがなければシャンプーは我慢してください。そうするだけで、色持ちが全然変わります。

<おがみ洗い、爪立て洗いは絶対にダメ>

さとゆみ:摩擦というと、髪の毛先をおがむようにこすりあわせて洗う人、通称「おがみ洗い」をしている人も多いよね。これもやっぱりNG。

おがみ洗いNG八木ちゃん:あと、お客様で多いのは、頭皮がかゆいからといって、爪を立ててゴシゴシ頭皮を洗ってしまう方です。これによって頭皮が傷つき余計にかゆみが出て、かゆいのでまたゴシゴシ爪を立てて洗う。そしてしっかり洗えていない気がして熱いお湯で流してしまう…。負のスパイラルが生まれちゃうんです。じつはフケやかゆみの原因は熱いお湯やゴシゴシ洗いが原因なことが多いんです。

ゴシゴシ洗いNG八木ちゃん:とくに、秋冬は乾燥しやすいですから、この洗い方をしていると、頭皮がどんどんかゆくなってしまいますよ。

●ポイント2:指の腹でマッサージをするように洗う

さとゆみ:では、正しい洗い方はというと…。

八木ちゃん:はい。指の腹をつかって、マッサージをするように洗う方法です。ゆみさんも本で書かれていましたが、シャンプーは、「髪の毛」を洗うというよりは、「頭皮」を洗うというイメージでいるといいですよ。

指の腹で頭皮をしっかりマッサージさとゆみ:しかも、頭皮がしっかり動いていると実感するくらい、マッサージすると血行が促進されて、健康な髪が生えてきやすい土壌づくりができますよ。

●ポイント3:トリートメント前には、水気をきって

八木ちゃん:トリートメントも、ちょっとしたことで、髪への浸透が全然変わってきます。まずは、シャンプーが終わって、トリートメントをつけるとき、びしょびしょのままでトリートメントをつけないのがポイント。

トリートメントの前にしっかり水気をきるさとゆみ:流れてくるほどの水分が髪の中に残っていると、それ以上トリートメントが浸透しないんだよね。

八木ちゃん:そのとおりです。乾かす必要はありませんが、タオルで髪をはさんで水気をとるだけで、ずいぶん違いますよ。タオルが面倒でしたら、せめて手で軽く絞って水気をきりましょう。トリートメントのムダづかいも防げますね。

●ポイント4:コームでトリートメントをできるだけ多くの毛につける

さとゆみ:あと、これは声を大にして言いたいのだけれど、髪の毛って約10万本もあるんですよ。だから、ぱぱっと手でトリートメントをなじませたくらいじゃ、ほとんどの毛にトリートメントがついていないってことになるんです。

八木ちゃん:高価なトリートメントを使っても、ほとんどの毛についていないのだと悲しいですよね。

さとゆみ:なのでおすすめなのは、目の荒いコームを通すこと。これをするだけで、トリートメントがより多くの毛につくのでGOODです。

八木ちゃん:ちなみに、トリートメントはスキャルプ用以外は中間から毛先につけるものだと思ってください。頭皮や根元につける必要はないので、意識してみてくださいね。

トリートメントはコームでのばす八木ちゃん:いまご紹介した4つのポイントを意識するだけでも、だいぶ髪のダメージが変わってくるはずです。ぜひ、試してみてください。

●教えてくれた人
【佐藤友美さん】

1976年北海道知床半島生まれ。日本初のヘアライター&エディター。「美容師以上に髪の見せ方を知っている」とプロも認める存在。歯切れのいい解説で、テレビ、ラジオ番組などで活躍。著書に『女の運命は髪で変わる』(サンマーク出版)、『女は、髪と、生きていく』(幻冬舎)

【八木花子さん】

1979年静岡県藤枝市生まれ。人気ヘアサロンMINX銀座店の美容師。自宅での手入れが簡単で、個性を引き出すヘアスタイルが得意。悩める大人女性へのアドバイスや提案が適切で、MINXの中でも絶大な人気を誇る。国内外セミナー、TV出演、アート雑誌の連載等活躍は多岐に渡る。

<撮影/林絋輝 モデル/友澤あみ 取材・文/佐藤友美>

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