CがFカップに!ブラジャーの悩みが「目ジャー」と試着で消えた!
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2018.04.11
女性にとって、ブラジャーの着心地はとても大事な問題。
通信販売会社・フェリシモが行った調査では、現在着用しているブラジャーに対して不満を感じている人が、「やや不満」が19%、「かなり不満」が3%と、合わせて22%にのぼりました。理由としては「肩ひもがずれる」「ワイヤーが痛い」「サイズが合わない」が多数を占めています。

「サイズは合っているはずなのに…と思っていても、じつはそのサイズ自体が思い込みかもしれません。ブラジャーの悩みは、自分の体形に合ったサイズを見極めることで解決します」と語るのは、ランジェリーショップのオーナーで、40年以上フィッティングに携わってきた龍多美子さん。その方法を詳しく伺いました。

ブラジャー

今まで信じていた「自分のバストサイズ」をいったん忘れましょう

龍さんは、「サイズ選びの常識自体が、間違っているのです」と警鐘を鳴らします。
「ブラジャーを買うときは、アンダーバストを測ってアンダーサイズを決め、トップバストを測り、その差でカップを決める。これが常識とされているサイズ選びの方法です。ところが、ここにすべての悲劇が潜んでいるのです」

そこで龍さんに、正しいブラジャーのサイズの選び方を教えてもらいました。

●メジャーで測った数値から最適なブラジャーは選べない!

たとえば、身長が170cmの人と、150cmの人がいるとします。サイズを測ったら、二人ともトップバストが84cm、アンダーバストが72cmだったとき、トップとアンダーの差は12cm。セオリーどおりにサイズを選ぶと「B70」です。

「でも、身長が20cmも違い、明らかに体格が異なる二人が、はたして同じサイズのブラジャーで合うのでしょうか? そんなことはあるはずがないのは、だれでも想像がつくと思います」と龍さん。
では、なにを頼りにサイズを選べばよいのでしょうか? それには、骨格から形づくられる「体形」を見きわめる必要があるといいます。

40年間フィッティングのお仕事をしてきた龍さんの実感では、日本人の女性の体形は大きく3つのタイプに分けられます。

(1)幅が狭くて厚みのある体
(2)幅が広くて薄い体
(3)(1)と(2)の混合タイプ

「このうちのどのタイプかを見きわめてから、それぞれの体に合ったブラジャーをおすすめしています。残念ながらメジャーで測った数値はほとんどあてにはなりません。『幅が狭くて厚みのある体』と『幅が広くて薄い体』なら同じ胸囲になることがあり得ます。そして体形が違えば、『肩ひものずれ』や『食い込み』など、悩みが現れるところも異なるのです」

龍さんのお店では、メジャーでサイズを測らないそう。
「ほんの一秒、お客様の体に触れるだけで必要な情報を得ることができます。今までの経験はもちろん、『目』と『手』のセンサーを使って、体を立体的にスキャンしているのです。これを私は『目ジャー』と呼んでいます」

店舗に足を運び、自分でブラジャーを選ぶことも重要です。
「お店の人にアドバイスをもらいながら試着を繰り返し、サイズにとらわれずに自分に合ったブラジャーを選びましょう」

●Cカップと信じていたらFカップだった!?

ブラジャーフィッティング「サイズにとらわれずに」というのは、自分で思い込んでいたサイズと実際のサイズがまったく違っていた、ということが往々にしてあるからです。
「メジャーで測った数字でブラジャーを選んだ結果、せっかくの胸の脂肪が入りきらずに脇や背中に流れてしまっている人の、なんと多いこと。本当にもったいないと思います。正しく選んだブラジャーをつけることによって、背中や脇に流れた脂肪を本来の場所に戻してあげると、バストはまあるく、ウエストはくっきり、体形はすっきりして、まるで別人のように。この変化たるや、目を見はるものがあります」
なかには、今までCカップだと思っていたのに、脇や背中に流れていた肉をバストに集めると、Fカップになったという人も。

「『もっとバストが大きかったらいいのに』『もっとやせていたらいいのに』と、今まで自分の体やバストを否定していた人も、正しいブラジャーによって本当の自分の体を知ることができます」
それまでのコンプレックスから解放され、自分の体への考え方が180度変わり、あまりの変化に涙を流す人もいるそうです。

今日から実践して!ブラジャーを選ぶ際の2つの鉄則

最後に、改めてブラジャー選びの鉄則をまとめました。ランジェリーショップに龍さんのような「目ジャー」のフィッティング技術を持つ人がいない場合、メジャーで測ったサイズを元に試着することに。ぜひここで妥協せず、幅広いサイズ、ブランドのブラジャーを試着させてもらいましょう。お店が空いている時間帯を選ぶなどして、納得するまで選ぶことが大切です!

鉄則1:実際にお店に足を運ぶこと

ブラジャーのサイズは本人の思い込みが大きく、また同じサイズでもブランドによって大きさやフィット感が違います。
恥ずかしいからと試着せずに買うのはもったいない! ぜひ実際に店舗に足を運び、販売員とじっくり話して、サイズを考え直しましょう。

鉄則2:たくさん試着すること

素肌のうえに直接身に着けるブラジャー。肌ざわりやフィット感、締めつけ具合などはやはり、試着してみないとわかりません。とにかくたくさん試着することで解決します。

そして、体形は変わるもの。まめにお店に足を運んで試着してください。今までフィットしていたブラジャーがゆるくなった場合は、ブラジャー自体のメンテナンスや買い替えが必要な場合もあります。

また、意外と軽視できないのが見た目の好み。「かわいい!」「きれい!」と気分があがる1枚を選びたいものです。

「下着のなかでも、とくにブラジャーは女性にとって大切なものです。人生が変わってしまうくらい、心にも体にも大きな影響を与えます。自分にぴったりのブラジャーをつけていると、つけていることを忘れるほど。むしろ、つけていたほうがラクになります」
人生の節目にあらためて、本当にぴったり合う下着を探してみるのもいいかもしれません。

●教えてくれた人
【龍 多美子(りゅう たみこ)】

東京吉祥寺のランジェリーショップ、「リュー・ドゥ・リュー」オーナー。日本人女性の心と体に寄り添い続けて40年、「完璧な1枚」を見つけるフィッティングで全国にファンをもつ、下着界のカリスマ