子育ては思いもよらない出来事の連続です。幸せな時間もたくさんあるけれど、小さなトラブルが積み重なって大きなストレスになってしまうことも。今回は10歳、7歳、4歳の3人の育児に奮闘するたぷりくさん(

@taprikoo

)の子育てあるあるが詰まったインスタ漫画をご紹介します。

家に遊びに来る子どものおやつ問題。冷蔵庫を漁りおかわりを要求され…

子どもが小学校へあがると、放課後にお互いの家を行き来して遊ぶ機会が増えることも。初めのうちに、親子の間で遊ぶときの人数や時間にルールをつくらないと、受け入れる側の家庭にとって大変な負担になってしまうケースがあります。

●自宅に子どもが15人も集まってしまった!

「いいよ」イラスト
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ある日、息子さんから「明日さ、友だち家に呼んでいいー?」と聞かれ、そんな年ごろになったのかとほほえましく思ってOKしました。しかし翌日、次から次へと玄関のチャイムが鳴り続けて…。

「何人呼んどんねん!」イラスト

家の中は、子どもたちでわいわいがやがや。気がつけば15人も集まってしまったそうです。15人といえば、クラスのほぼ半分くらいの大人数。親同士の連絡先どころか顔もわからないような状況で子どもたちを預かるのは、責任も負担も大きすぎます。

●家のなかのものが壊されたり、汚されたり…

漫画1

大人数の子どもが家に集まって遊ぶことが3回くらい発生した結果、かくれんぼでクローゼットの中のアルバムがぐちゃぐちゃになってしまったり、追いかけっこして階段の上と下に設置しておいたベビーゲートが外れそうになったり、家中お菓子べったりの手で触られて家具や手すりがギトギトになってしまったりするなど、家のなかがしっちゃかめっちゃかになってしまいました。

わんぱくな子どもたちの遊びの場を提供するのは、安全に気を配ったり、お掃除や片づけも大変です。

●勝手にやってくる子が冷蔵庫やパントリーを漁る

その後、自分の息子に事情を説明し「家に呼ぶなら3人くらいにしてね」と約束をしたのに、勝手にやってきてしまう子もいたそう。その中のひとりが同級生のRちゃん。

漫画2

Rちゃんは息子がダメといっても毎日のようにやってきて、冷蔵庫やパントリーからおやつを探して食べてしまう子でした。家庭環境やその子の性格などもあるかと思いますが、実際どんな子なのか来てみるまでわからないもの。防ぐのは難しいし、よその家庭のしつけにまで口出しはしにくいし、どのように対応するのが正解なのか悩ましい問題です。

●遊びに来た子どものおやつ問題がどんどん悪化。こんなときどうする?

漫画3

Rちゃんは、みんなに出したおやつをひとりひとりに配り、余ったものは自分のおかわりのように食べ、それがなくなると「おやつなくなりましたー。おかわりくださーい。」とせがんできました。

ソファに子どもイラスト

しまいには母親の不在時にRちゃんのお兄ちゃんまで来て、3人の子どもたちのおやつにしようと思っていた大袋のポップコーンをひとりで食べつくされていたりしたことも…。

友達に流されてしまう息子を注意するのも違うし、直接、相手の親に言うべきか、放課後の遊び方を学校に相談すべきか。様々な議論がインスタのコメント欄で交わされました。

電柱イラスト

結局、息子さんにお母さんがいない間に友達を家に入れないでほしいことや、おやつを勝手に食べられると困ることを話しました。もしほかの友達の家に呼ばれたときもちゃんと教えるように言って聞かせたのですが、そのあともRちゃんに強引に押しきられる形でコソコソと家に入られてはお菓子を食べられてしまうことが続きました。

●子どもの立場にたって考えると、友だちとの関係性に影響がでないか心配

「喧嘩したくない」イラスト

息子さんは小さいころから友達が大好きで喜ばせてあげたいという気持ちが強かったそう。悪いことではないのですが、相手からひどいことを言われても言い返したりすることができず、親としてはいじめられないか常に心配だったといいます。本人の「友達だから喧嘩したくない」という言葉にハッとさせられたこともあったそう。

「公園に持ってく」イラスト

そんなとき、息子さんがお菓子を公園に持って出かけようとしていることに気がつきました。理由はRちゃんに「お菓子を持って来ないと遊ばない」と言われたから。これにはついに母親の我慢も限界に…。

強引にお菓子をほしがる友達を変えた解決策とは?

「Rちゃん!?」イラスト

子どもなので悪気はないのでしょうが、息子の立場を考えながらどうするべきかを考えている矢先に、どんどんエスカレートしていってしまったRちゃんの要求。「お菓子を持って来ないと遊ばない」という発言には危うさすら感じます。

「遊ばなくていいよ」イラスト

この方は、息子さんにそういうことをするのは「友達じゃなくなるよ」と諭したそう。それはお金のことも同じ。毎日、Rちゃんにお菓子をふるまい続けるとそれなりに経済的な負担にもなります。

「『お菓子を持って来ないと遊ばない』と言うなら『じゃあ遊ばない』って言って帰っていいよ」そういって公園へ送り出し、ドキドキしながら帰宅を待つと…。

「よかった」イラスト

Rちゃんはお菓子を持って来なかったことに対し「ふーん」といっただけで、その後はいろんな子が公園に来ていたからほかの子たちと遊んできたとのこと。キツいことを言われたり、喧嘩のようなトラブルに発展せず、これにはホッと胸をなでおろしたのですが根本解決にはならず。