子育てや仕事で疲れていると、どうしても家事をフルパワーで行うのは難しいですよね。しかし、放っておくと部屋は散らかる一方なんてことも…。

そこで、今回はマネできるテクニックが満載の「脱・汚部屋」を目指すうえで役に立つ記事をまとめました。

捨てた人の知恵を拝借!最速で汚部屋を卒業する方法

●週末のたった30分で汚部屋を脱却!

ごちゃついたキッチン
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インスタグラムで、汚部屋からの脱却過程を発信中のみやさん。

「以前は片づけられないストレスから月に10着以上服を買っていたことも…。収納しきれず、足の踏み場のない部屋に途方に暮れるばかりで、週末は逃げるように出かけて散財する、の繰り返しでした。今は爆買いなどの負のループからは卒業しましたが、ちょっと油断するとすぐ散らかってしまうのが悩み。やはり、まだものが多いのかもしれません」

そこで、思いきって家族を巻き込み、みんなが心地よく暮らせる部屋を目指した“週末捨てフェス”を取り入れることにしたそうです。

●汚部屋が驚くほど変化!まずは現実を知ることが大切

片づけ下手な人にありがちなのが、ただだらだらと片づけ続け、結局すぐにリバウンドしてしまうという現象です。

「まずはどうして片づかないのか? その原因を知ることからスタートしましょう。忙しいから、だらしないからなど、時間や性格を理由にしがちですが、片づかない原因は別にあるかも」と話すのは、自身も汚部屋出身者の整理収納アドバイザー・三吉まゆみさん。

まずは室内を客観的に見て、チェックしてみましょう。

ものがたくさんのキッチン
<片づかない理由1:散らかる原因は仕組み>

片づかない理由を、だらしないからなど人にあると考えがちですが、問題は人×もの×収納の「仕組み」。「ものを適正量にし、片づけやすい収納方法にすれば、結果的に人も変わります」

<散らかる原因>

・人 あと回し問題
・場所 ものの住所問題
・もの 収納しきれない問題

これら3つの仕組みがうまくいかないと、片づく部屋にはなりません。

<片づかない理由2:風景になっていて気がつかない>

ぎっしり詰まった棚ものがぎっしりつまって出し入れしにくい収納でも、毎日見ていると風景になって気がつかないことも。
「一度スマホで撮影してみると、『うわ! 散らかっている』と客観視できます」

<片づかない理由3:理想をイメージしていない>

片づけを成功させるコツは、ゴールをイメージすること。今困っていることや、それをどうしたいのか考えてみて。「理想の生活というゴールに近づくことが、片づけの目的です」

<部屋が片づくと…>

・時間が増える
・ムダづかいが減る
・気持ちがラクになる

理想がかなえばハッピーになれますよ!

●片づけるのが面倒なクローゼット&寝室は即捨てリストがおすすめ!

洋服や子どものオモチャは、新しく買うことはあっても、古いものは捨てられずそのままになりがち。その結果、どんどん増えていって収納しきれなくなってしまうなんてことも…。

収納スペースが限られている場合はとくに、ものの要不要の判断が大事です。いらないものを見極めて上手に捨てられるコツを、“即捨てリスト”に沿って整理収納アドバイザーの中山真由美さんに提案してもらいました。

【存在を忘れている奥にしまい込んだ洋服はいらない】
たたまれた服など

チェックポイントは「端と奥」。「クローゼットの端や引き出しの奥など、普段見ない場所を見て、『これなに?』と思ったものは即捨てしてOK」

<捨てコツ>

資源ゴミまたは可燃ゴミとして処分。

【5年使っていない布団・毛布・マットレスは手間やスペースを考え即処分】

来客用や予備にもっていても、5年未使用なら、この先使う可能性は限りなく低いもの。
「手入れの手間やスペースの問題を考えたら、この機会に思いきって即捨てしましょう!」

<捨てコツ>

自治体の指示に従って処分を。

クローゼットもオモチャ収納も、理想は、よく使うもの、気に入ったものがサッと手に取れること。そのためには、いらないものはサクサク処分!

●汚部屋化しない秘訣は、ゴミ捨てにあり!ゴミ捨てを楽にするコツ

汚部屋の住人は大抵ゴミをためています。普通にゴミ出しができる人から見ると、ゴミを分別して当日朝に持って行くだけ…と思うのですが、それが難しいのです。理由は、ゴミを捨てるまでには、いくつかのステップがあるからと教えてくれたのはミニマリストの本多めぐさん。

袋

そのステップとは「ゴミ袋の準備」「ゴミを正確に分別する」「家の中のゴミを回収」「決まった日の朝にゴミステーションに出す」という4つに分かれています。このどこかでつまずくと、ゴミ捨てはうまくいきません。細かなルールを守りゴミを出すのは、家事のなかでも難易度が高いのです。

うっかりゴミを捨てそびれると玄関や廊下などに置かれることになり、一気に家が狭くなり、生ゴミがあれば悪臭が。一気に汚部屋化が進んでしまいます。それを左右するポイントはゴミ捨てです!

ゴミ捨ては、じつは複雑で難しい家事なのです。だから、ひとりで抱え込まずに、家族の協力をお願いしてみませんか。汚部屋にならないように家族で協力しあいましょう。

●冷蔵庫をきれいにすることは食費節約にもつながる!

汚部屋時代、夫婦2人での食費は常に月8万円を越えていたというのは、整理収納アドバイザーとして活躍する海老原葉月さん。しかし、8年たった今は、家族が増えたにもかかわらず、当時の食費から7割以上も減らした2万円台前半をキープ中!

「当時食費が膨れ上がったのは、使い道を考えずに食材を購入し、食べきれないとか、傷んだから捨てるという食品ロスの多さが原因でした。しかし、働き方改革によって夫の収入が半減。暮らしを見直し始め、その一環で冷蔵庫の整理にもとりかかったところ、自然と適正量が決まりました」(海老原さん)

冷蔵庫

さらに、使いきれないと思った野菜は1回使用したあとすぐに冷凍保存に回して、料理に上手に活用することでムダなく使いきりができるように。そんな海老原さんの冷蔵庫のルールを教えてもらいました。

<ルール1:食材は1週間で消費できる量を目安に買う>

4人が1週間で食べる量と、家にある在庫量を把握したうえで買い物へ。特売品に惑わされず、決めたものを必要な量だけ購入。
「買い物を週1回に減らせるので、ついで買いによる余計な出費も防ぐことができます」

<ルール2:使いきれないものは積極的に冷凍する>

肉や野菜は最初に使用したあと、残った分をその場で小分けにして冷凍保存。
「冷凍するためわざわざ準備するのではなく、使ったついでに冷凍に回すと面倒に感じません」
劣化や放置の末、処分する食材がゼロに!

<ルール3:冷蔵庫の中身は1か月でリセット>

月末、庫内がスカスカの状態になったら、掃除をして家計簿を集計。
「食費の予算を1か月ごとにたてているので、食材の余りがでないように使いきります」
調味料の残量なども、このタイミングでチェック。