部屋の雰囲気をパッと明るくしたいなら、パール系の塗料で雑貨をペイントするのがおすすめ。上質なキラキラ感が演出できます。水性塗料なら、扱い方は絵の具のよう。初心者も気軽に挑戦できます。日刊住まいライターが、フレームやラダーラックにペイントする模様をレポート。おしゃれに変わった空間の様子も公開します。
すべての画像を見る(全14枚)ポスターフレームにペイント。暗い印象の壁に明るく映えていい感じに!
筆者は、ペイントが大好き。部屋の印象を変えようと、今までも自宅の壁をDIYで塗り直してきました。今回は壁のペイントに使用し、余ってしまっていた塗料で、インテリア小物のペイントに挑戦。
使ったのはアメリカの塗料メーカー、ベンジャミンムーア社のメタリックパールペイントという水性塗料。一般のものに比べると高価な塗料でしたが、超微粒子のアルミ(マイカの粉)がブレンドされていて、塗るだけで上質なキラキラ感がプラスされます。
まずは、ポスターを入れる木製のフレームをペイントしてみました。
アクリル絵の具用の筆で木目に沿って塗っていきます。ヤスリがけもせずそのまま塗ってしまったせいか、あまりベタっと色はつきませんでしたが、2回ほど塗るとほどよいパール感が出ました。
少量しか使わないので、缶のフタの裏をパレット代わりに使いました。水性の塗料なので、ペイント中、フタを開けたままにしていても問題ありません。
木目にさりげなくパールホワイトが加わった、明るい色のフレームになりました。
A4サイズのポスターですが、暗い印象を与えがちなグレーの壁と自然になじんでいます。塗る前と比べるとトーンアップして存在感が出ました。いい感じです!
使い古したラダーラックもパール効果で、おしゃれなタオル掛けに変身
次はラダーラックのペイントに挑戦!
この竹製のラダーラックは、4年ほど前に筆者がフライングタイガーで購入したもの。以前は玄関に置き、スカーフやアクセサリーなどを掛けていましたが、その場所には先日ウォールシェルフを取りつけたので、別の使い道を模索していました。
そこで、洗面室のタオル掛けとして使ってみることに。濡れたタオルを掛けることもあるので、ツヤ感のあるペイントでコーティングするのがちょうどよいのではないかと思いました。
パレットに塗料を出して、刷毛(ハケ)でペイントしていきます。刷毛がなければ絵筆でも大丈夫です。
床に段ボールの切れ端を敷いただけの簡易的な養生です。水性塗料なので、もし周りに飛び散ってしまってもすぐに濡れたタオルなどでふき取れば、色が染みついてしまうこともありません。
ところどころ厚ぼったくなったり、木目が透けて見えたりしても、それがいい味になります。刷毛で調子をつけながらゆっくりペイント。片面10分くらいで完成。
2時間ほどそのままにしておき、乾燥したら、裏面も同じように塗っていきます。
使い古したラダーラックが、明るく生まれ変わりました!
グレーが基調の暗めの部屋が明るく華やかな印象になった!
グレーが基調の部屋に、パールホワイトがところどころにプラスされて明るく華やかな印象になりました。
今回は、余った塗料で挑戦しましたが、ホームセンターやネットショップでさまざまな色の塗料が販売されています。予算と使う量に合わせて選んでください。
小物のペイントなら準備もあと片づけも簡単なので、気軽に始められるDIYです。挑戦してみてはいかがでしょうか。