家族全員の靴や傘などを収納する玄関はどうしてもゴチャつきがち。整理収納アドバイザーのmidoriさんも、いま住んでいるマンションの玄関収納が使いにくく、ずっと使いにくさを感じてきたといいます。そこで、下駄箱の棚板を増やしたり、無印のアイテムを使ってDIYし、玄関収納の使い勝手を格段にアップさせたそうです。詳しくお話を聞きました。
すべての画像を見る(全13枚)玄関収納の雲行きが怪しくなってきた
こちらは筆者が暮らすマンションの玄関。おそらく標準的な広さだと思うのですが、息子たち2人が成長してきて、徐々に玄関収納の雲行きが怪しくなってきました。一番の原因は靴が下駄箱に入りきらないこと。
上の写真は玄関掃除の直後になのできれいに並んでいますが、ふだんはもっと大変なことになっています。
下駄箱の中はこんな感じです。一番使いにくさを感じているのが、右下の傘収納スペース。傘が取りにくく、ムダにスペースを取っているとずっと不満に感じていました。そこで、DIYで玄関を使いやすくすることにしました。
棚を増やしてスペースを有効活用
まずいちばん不満に感じていた傘収納用のスペースは、棚板を増やして靴を収納できるスペースに変更することに。筆者の靴のサイズに合わせて、計4枚の棚板を追加することにしました。
棚板は、サイズぴったりに加工してくれるオンラインショップ「DIY木材センター」で購入しました。扉を開けたとき手前に来る木口のテープ処理もお願いし、1枚1738円(税込み)ほどでした。
棚を支えるダボもオンラインで購入しました。
棚板を追加した様子はこちら。靴を入れるスペースが増えて、きれいに収納出来るようになりました。これだけでも玄関がだいぶスッキリしました。
無印良品の「壁に付けられる家具」で壁面を有効活用
傘収納のスペースを靴用に変更したため、傘収納のスペースを確保しなければなりません。そこで、無印良品「壁に付けられる家具・長押」を使うことにしました。店頭で試してみたところ、傘を掛けるのにちょうどいいと感じました。
また、カギやちょっとした小物を置けるように、同じシリーズの小さな棚やフックも同時に設置することにしました。
「壁に付けられる家具」のいいところは、設置がとても簡単なこと。このように付属の説明書をまず壁に貼り、あとは説明書の印の箇所にピンを刺せば、一人でも簡単に設置できます。
窓枠に平行になるように、小さな棚を2つと長押を設置しました。
さっそく傘を掛けてみたところ、とっても掛けやすい!
フックは靴べらの定位置に。さっと使ってすぐ戻せるので、迷子になることもなくなり、とても使いやすくなりました。
玄関がすっきりして掃除もしやすくなった
下駄箱の棚板を増やして、壁に無印の棚などを取り付けただけですが、家族みんなが使いやすい快適な玄関に変身しました。とくに傘は劇的に取り出しやすくなったと感じています。雨の日、傘を持たずに学校へ出かけた息子が急いで帰って来たときなども、さっと取ることができます。
棚板を増やしたことで靴の収納量が増え、玄関に靴が散らかることもなくなりました。おかげで掃除もしやすくなり、重い腰を上げてDIYしてよかったです。
●教えてくれた人/midoriさん
整理収納アドバイザー。3LDKマンション暮らし、二人の男の子の母。おしゃれなモノ選びや収納の工夫をInstagramなどで発信中