もわっとした部屋干しのにおいをすっきり!
梅雨洗濯を気分よく、さっぱり仕上げるためのポイントを、洗濯ブラザーズの皆さんに教えてもらいました。

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洗濯ブラザーズ
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においを寄せつけない!洗濯のプロ直伝!梅雨どき洗濯

雨の日が続き、洗濯物が乾きにくいこの時季。せっかく洗濯しても、イヤな部屋干し臭が残ると、家事のテンションも下がります。

「気温も湿度も上がるこの時季は、においの原因となるモラクセラ菌という雑菌が繁殖しやすい条件がそろっています。とはいえ、正しい洗濯方法でにおいは抑えられるので、この機会にぜひ見直しを」と、洗濯ブラザーズの長男、茂木貴史さん。

●3ステップをきちんと守れば部屋干しでもにおわない!

部屋干しの様子
梅雨時洗濯のコツ(写真はイメージです)

「汗をかいた衣類を湿ったまま放置すると、モラクセラ菌は皮脂やアカなどの汚れや水分をエサに増殖。濡れた洗濯物は乾かしてからカゴに入れるなど、イヤなにおいを寄せつけないためには、洗濯する前段階から注意が必要。また、洗うときはたっぷりの水で汚れをしっかり落とすのもコツ。さらに、乾かす時間を5時間以内に抑えることも大事です。サーキュレーターや除湿機なども活用し、素早く乾かしましょう」

ここでは洗濯前の準備について詳しく紹介します。

洗う前のひと手間が重要!洗濯前の準備

洗う前の洗濯物は濡れた状態で放置しない、汚れた部分はさっとケアするなど、事前のひと手間で、仕上がりに大きな違いが!

●洗剤は粉洗剤or弱アルカリ性がおすすめ

イラスト液体洗剤粉洗剤

デリケート素材の服でなければ、洗剤は液体タイプより洗浄力の強い粉洗剤や、中性洗剤より皮脂汚れに強い弱アルカリ性洗剤がこの時季はおすすめ! ラベルをよく見て確認を。

●洗濯槽での保管はNG!濡れているものと乾いているものは分けて

イラストカゴ

汗をかいた服や濡れたタオルなどを洗濯機に入れて放置はNG。湿気がこもり、雑菌がどんどん増殖して洗濯槽そのものの汚れにもつながります。通気性のよいカゴなどで保管して。

メッシュ素材洗濯カゴ
洗濯ブラザーズおすすめ!

通気性のよいメッシュ素材。
「脱いだ服を入れておけて、そのまま洗濯ネットになり便利!」

・バスケットにもなる洗濯ネット標準サイズ幅35×奥行25×高さ27cm ¥980(カインズ)

●濡れている衣類は干してから洗濯カゴに

イラストタオルとTシャツ

すぐに洗濯できない場合、濡れた洗濯物は、洗面所につっぱり棒などを渡し、干す場所を確保して一度乾かすのがおすすめ。

【首回りや脇の下など汗をかきやすい場所にはプレウォッシュを】

イラストTシャツ

プレウォッシュ液(スプレーボトルに弱アルカリ性洗剤と水道水を1:1の割合で入れ、軽くふり混ぜれば完成)を衣類の首回りや脇の下などに3回スプレー。洗濯ブラシなどで軽くたたいて、約10分おいてから洗濯すると、においだけでなくシミなどの予防になります。

※プレウォッシュ液は1週間以内に使いきりましょう。

●洗濯槽はキレイ?月に一度の洗浄を

梅雨時季、洗濯槽の汚れはマックスになり、洗濯物のにおい残りの原因に。専用の洗剤で、梅雨から夏の間は月に1回は洗浄を!

※洗剤は条件により固まったり、溶けにくくなる場合があります。また使用する洗剤や家電製品については取扱説明書、注意書きを確認してから正しく使用してください。