プラダンって知っていますか?ポリプロピレン(PP)でできたダンボールのことです。プラスチックなので水に強く、紙でできたダンボールのようにカッターで切ることができるため、色々な形に加工することができます。整理収納アドバイザーでライフスタイルデザイナーの内山ミエさんに、このプラダンを使って簡単につくれる、整理収納アイテムを教えてもらいました。
すべての画像を見る(全10枚)プラダンは100均でも売っているけど、厚めのモノがおすすめ
100均でも購入できますが100均のモノは厚さが3㎜と薄いため強度が弱く、長く使いたいモノをつくるのには不向きです。反面、力を入れずに簡単に切れるので子どもの工作などには向いています。
筆者が使用しているプラダンは、プラダンメーカーであるヤマコーのプラダン。厚さ5㎜でとても丈夫。品質もよいのでおすすめです。Amazonで幅260㎜×長さ420㎜の商品が30枚で3000円で購入できますのでチェックしてみてください。
ホームセンターでも、厚さ4㎜のプラダンが売られています。畳一畳くらいの大きさで300円〜500円程度とかなり安いため、車で運べるのであればホームセンターで購入するのもよいでしょう。
簡単に加工できるので、引き出しのサイズにもピッタリ!
カッターで切って箱状にセロテープなどを使って組み立てればOKなので、四角い箱状のモノであれば何でもつくることができます。
例えば写真のような引き出し内の仕切りなど。市販のモノだとピッタリのサイズのモノを見つけるのは大変ですが、プラダンならサイズを自分の好きなようにつくれます。白なのでそのままでも清潔感があってキレイです。
マステを使った簡単アレンジで見た目もグンとよくなる!
そのまま使っても清潔感があってよいのですが、見える場所で使うにはチープすぎてイマイチ。かといってこんな便利な素材、見えないところでだけ使うのはもったいないですよね。
そこでマステを使ったアレンジお紹介します。
マステアレンジその1 「プラダンボックス」
正方形の箱型のボックスをプラダンでつくり、マステを貼ってアレンジしました。内側に仕切りがあるのでごちゃごちゃせずに使えます。
下図のようにカッターで切っています。
マステアレンジその2 プラダンファイルボックス
プラダンでファイルボックスをつくり、外側にマステを貼ってアレンジすることで、おしゃれなインテリアアイテムに!
型紙は家にあるファイルボックスを参考に起こしてみてください。底板の幅で横幅は好きなように調整できるので「ここの隙間にピッタリ入るケースが欲しい」という時にも便利です。
大きな面を貼るには幅広のマスキングテープがあると簡単ですし、仕上がりもキレイです。写真は10㎝幅のマステです。斜めストライプのマステは5㎝幅です。色々な幅のマステがあるとデザインに動きが出ます。
マステを貼るデザインのポイントですが、まずは基本のカラー決めましょう。今回は黒をベースに差し色でブルーを入れてみました。差し色のブルーに対してドットやストライプの柄を組み合わせることで、こなれた感じが出てきます。
ポイントのカラーは2色までにしておきましょう。逆にカラーが統一されていれば柄はいくつか組み合わせても大丈夫です。
「recipe」という文字はマステの上からホワイトの水性サインペンで書いています。ラベリングライターを使っても可愛いですね。
ほかにもティッシュケースやケーブルケースなど生活感が出るモノを隠すのにもプラダンは大活躍!
一度つくり方を覚えてしまえば、どんなケースでも応用がききますので、ぜひチャレンジしてみてください。