暑くなってきて、まとめ髪が映える時期。
ヘアアレンジはかっちりしすぎると、やぼったく見えてしまうもの。少しだけラフに崩したような“こなれ感”を加えることで、「シンプルなのに、どこかおしゃれ!」な雰囲気に仕上がります。

さりげない“こなれ感”がおしゃれ。5分で完成!まとめ髪レッスン

そこで、簡単にこなれ感を出せるテクを盛り込んだ、まとめ髪をご紹介。ひとつに結べる長さがあれば、だれでもわずか5分程度で仕上がります。ヘア&メイクアップアーティストの高松由佳さんに教えていただきました。

小黒さん
すべての画像を見る(全8枚)

今回ヘアアレンジを教わるのは、ESSE読者の小黒さん。ややクセのあるセミロングのもち主で、「ヘアアレンジは好きですが、子どもができてからは時間がとれず、ゴムでパパッと束ねるくらい。すっきりはするけど、おしゃれ感がいまひとつなくて…」というお悩みがあるよう。

●“くるりんぱ”を土台に、やわらかい動きを出すのがコツ

高松さんに教わり、毛先をミニクリップで散らして留めた、ルーズなシニヨンヘアをつくってみました。
ポイントは、土台となるひとつ結びのあと、毛束を結び目の上に通す“くるりんぱ”を加えている点。サイドに動きが出て、前から見たときも女性らしい印象に。

front

ふんわりとしていて、自然な雰囲気が好印象。

back

サイドに動きがあり、おしゃれに見えます。

【つくり方】

穴をつくる

1.全体の髪を手ぐしで衿足の中央に集め、ゴムでゆるめに束ねる。結び目の上の髪を左右に広げて穴をつくる。

下に引っ張る

2.毛束を上からクルッと通す。通した毛束を下に引っぱって整える。こなれポイントは通称“くるりんぱ”。単純なひとつ結びにするよりもシルエットにニュアンスが出る。

網状にねじる

3.2の毛束を2つに分け、綱状にねじり合わせる。

ピンで固定

4.ゴムにかぶせるようにねじり合わせた毛束を持ち上げ、毛先を左側に流して根元の方を左右からアメピンで固定する。

毛束を固定

5.少し高さをずらしてミニクリップ2個をランダムに留め、毛先を散らすとともに毛束を固定させる。

こなれ感演出のコツは、ゆるくまとめること。キュッとまとめてしまいそうになったら、ちょっと手をゆるめてみてください。たった5分でおしゃれなまとめ髪が完成しますよ。