見た目もおしゃれで本格的な「木製2段ラック」。実用的な収納はもちろん、雑貨のディスプレイから食器収納まで様々な用途に使うことができます。こちらの「木製2段ラック」のつくり方を、ハンドメイド雑貨やインテリアに関する著書もあるpinkoさんに聞きました。本格的なつくりですが、セリアの木板6枚を組み合わせるだけでつくれるそうですよ!
すべての画像を見る(全11枚)材料はセリアの木板6枚だけ
どんなインテリアにもスッと馴染む、美しい飴色の木製ラック。シンプルながらしっかりとした家具感のある木製ラックは、落ち着きのある空間をさりげなく演出してくれます。
材料として使うのは、セリアの「木板」です。長さはすべて45㎝ですが、幅の違う2種類の木板を使います。
- 木板(45×15㎝)×4枚
- 木板(45×12㎝)×2枚
これら2種類の木板を組み合わせることによって、簡単につくることができます。
組み合わせるだけでOK!木製2段ラックの作り方
つくり方はとっても簡単!幅の異なる2種類の木板をうまく組み合わせることで、おしゃれな2段ラックをつくります。
ステップ1 棚板を作る
15㎝幅の木板2枚、12㎝幅の木板2枚をそれぞれL字型に組み、ネジでしっかりと固定します。
厚みのない木板のネジ止めには、軸細の木工ビスを使うと便利です。これがラックの「棚板」になります。
ステップ2 棚板に側面を取り付ける
2つの棚板を上下に並べ、挟むようなイメージで側面を取り付けます。
12㎝幅の木板で作った棚板を上に、15㎝幅の木板で作った棚板を下に並べます。この時、下の棚板は底から2㎝ほど上の位置になるように組むのがポイントです。
棚板と側面をネジで固定すれば、ラック本体が完成。上下の棚板の奥行きと高さを変えることで、スタイリッシュなイメージのラックになりました。
ステップ3 ペイントする
できあがったラック本体をペイントします。
今回は「オールドワックス ウォーターベースコート」というステイン塗料のチークとエボニー2色を使い、木目を活かした古材風に仕上げてみました。
チークをラック全面に塗り、水で薄めたエボニーを所々まだらに染みこませることで、古い木材のような「まだら染み」を付けることができます。
これで、収納力抜群のおしゃれな「木製2段ラック」が完成です。6枚の木板を組み合わせるだけで、本格的な木製ラックをつくることができました。
木製2段ラックのインテリアアレンジ
上下の棚板の奥行きを変えることで、ラック全体のイメージがバランスよくまとまります。
奥行きの浅い上段は、見た目のバランスも軽やか。小さな雑貨をレイアウトするのにちょうどいいスペースです。
奥行きの深い下段はブックススタンドとして使っても。ラックの底から少し浮かせた棚板が、しっかりとした家具感を演出してくれます。
カップや小皿といったテーブルウェアの収納にもぴったり。シンプルな食器を並べれば、まるで雑貨屋さんのようなレイアウトが完成です。
セリアの木板6枚を使って、おしゃれな「木製2段ラック」をつくることができました。
見た目も本格的なラックですが、板をカットすることなく、うまく組み合わせて色を塗るだけの簡単DIYでつくることができました。
材料費もわずか600円!みなさんもぜひつくってみて下さい。