深い木目と古道具のような佇まいが貫禄を感じさせる「木製収納棚」。見た目の存在感はもちろん、収納力抜群で実用性もバッチリです。今回はこちらの「木製収納棚」の作り方を、ハンドメイド雑貨やインテリアに関する著書もあるpinkoさんに聞きました。本格的なつくりですが、材料は100均グッズだけで作れるそうですよ!
すべての画像を見る(全13枚)材料は100均グッズだけでOK!
トレイやバスケットなど、身近な収納グッズを使って自由にカスタマイズできるのもポイント。使う用途や場所によって、様々な収納アレンジを楽しむことができます。
材料として使ったのがこちら。
- 桐まな板(30cm)×5枚
- 木板(45×15cm)×4枚
- 合板(45×30)×1枚
以上のアイテムを使いました。桐まな板はキャンドゥで、その他のアイテムはセリアで購入しました。似たような木材はホームセンターでも購入できますが、100均アイテムを使うことで材料費をグンと抑えることができます。
誰でも簡単!ネジ止めだけのDIY!
板剤を組み合わせてネジ止めするだけで簡単に作ることができます。
ステップ1 木板を接着する
2枚の木板(45×15cm)を上下に並べ、接合面を接着します。これを2セット作ります。これが収納棚の「側面板」になります。
ステップ2 全ての板材を塗装する
収納棚の側面板、まな板、合板全てを水性ステイン塗料でペイントします。
今回は「オールドウッドステイン ウォーターベースコート(ウッドランドブラウン)」というステイン塗料を使い、古道具のような朽ちたウッドテイストを表現してみました。
ステップ3 収納棚の「側面」にまな板を固定する
収納棚の側面板に、5枚のまな板を取り付けます。側面板にまな板を垂直に立て、各々接着剤で仮固定します。
まな板の取り付け間隔はお好みでOKですが、両端のまな板2枚は側面板より数センチ内側に固定しましょう。
仮固定したまな板の上に、もう1枚の側面板をかぶせるようにして接着します。これで収納棚の本体が仮組みできました。
ステップ4 背面板を取り付け全体をネジで固定する
収納棚の背面と同じ大きさにカットした合板を、棚の背板部分に接着します。
合板はカッターで数回なぞるようにするだけで、簡単にカットすることができます。
全ての接着面をネジ止めし、全体をしっかりと固定すれば完成。
100均の木材アイテムだけで、本格的な「木製収納棚」を作ることができました!
木製収納棚のレイアウトアレンジ
古道具のような貫禄のある風合いがこなれ感を演出。深い木目が美しいシンプルなカラーとフォルムなので、どんなインテリアにも違和感なく馴染みます。
一段低くなっている天板もデザインポイントのひとつ。デザイン性の高さはもちろん、上に乗せたものが横に落ちることなくレイアウトできます。
奥行きがあるので、本や書類棚としても使えるたっぷり収納の4段ラックです。
トレイやバスケットなどを組み合わせると、小物の引き出し収納も可能。
トレイはそのまま引き出すことができるので、持ち運び収納にも便利です。
組み合わせたトレイとバスケットがこちら。
- キッチンオーガナイザーL
- アンティークワイヤーバスケット
どちらもセリアで揃えることができます。
木製収納棚の内幅にぴったりと収まるサイズなので、すっきり整然と収納することができます。今回は100均アイテムを使って作る、本格的な木製収納棚をご紹介しました。
板の組み合わせ方や使う塗料の選び方ひとつで、まるで本物の古道具のような佇まいを表現することができました。みなさんもぜひ作ってみてください!