狭小スペースにジャストフィットする「ミニラック」。段差を作ることでスペースが増えるので、狭い場所でも空間を有効活用できる便利なアイテムです。今回は便利でおしゃれな「ミニラック」の作り方を、ハンドメイド雑貨やインテリアに関する著書もあるpinkoさんに聞きました。タッカーという道具を使えば、とっても簡単に作れるそうですよ。
すべての画像を見る(全14枚)材料はセリアの2アイテム
ミニラックは高低差のあるディスプレイにもぴったり。おしゃれなインテリアアイテムとして、ワンランク上のコーディネートで空間演出が楽しめます。
材料として使うのが「IH ワイヤーコンロラック」と「木製角材2P」の2種類。どちらもセリアで揃えられます。
木製角材は2枚セットで売っていますので、材料費わずか200円(税抜)で作ることができます。
タッカーを使えば手間なし!ミニラックの作り方
タッカーを使うため釘なども必要なく、あっという間に完成しますよ!
ステップ1 木製角材をカットする
木製角材2本を、ワイヤーコンロラックの横幅と同じ長さになるよう糸ノコでカットします。
これがミニラックの天板になります。
ステップ2 角材をペイントする
2枚の角材を好みの色にペイントします。
今回は「オールドワックスウォーターベースコート(チーク)」というステイン剤を使って古材風に塗ってみました。赤みを帯びた古材風のブラウンは、アイアンカラーと好相性なのでおすすめです。
ステップ3 タッカーを使って天板を固定する
2枚の天板をワイヤーコンロラックに固定します。
金属でできたワイヤーコンロラックに木材の天板をくっつけるのは至難の業ですが、ある道具を使えば簡単に固定することができるんです。
その道具というのがこちらの「タッカー」。どのホームセンターにも数百円~で売っています。
これともう1つ、タッカーを使う際に必要なのが「ステープル」というアイテム。タッカーとステープルをセットで使います。
タッカーとは、簡単にいうと「大きくて強力なホッチキス」のようなもので、この道具でステープルと呼ばれる針を打ち付けることによって金属と木材を固定します。
ステープルを打ち込みたいところにタッカーの先をグッと押しつけ、レバーを握るとタッカーの先からステープル(針)が勢いよく打ち出されます。
十分な固定強度を得られる程度に、ステープルを数か所に打ち付けていきます。
ステープルを打ち付けただけでは、ワイヤーと板の間に隙間が生じてしまい、うまく固定することができません。
そこでペンチを使ってステープルの隙間を埋め、さらにしっかりと固定します。
ペンチでワイヤーを挟むようにしてステープルをグッと押し込みます。
隙間をなくすことで、天板をワイヤーラックにしっかりと固定することができました。
ワイヤーラックをくるりと起こせば、おしゃれなミニラックの完成です。
タッカーを使うことで、金属に木材を簡単に取り付けることができました。
ミニラックをインテリアアレンジしてみよう
単調になりがちな雑貨レイアウトも、ミニラックを使うことで奥行きのある立体感を演出。
高低差を活かした、リズム感のあるレイアウトが楽しめます。
上下の空間を活かした、キッチンの収納使いにもおすすめ。
場所をとらずにカトラリーをまとめておくことができる便利さもポイントです。
今回は、ホッチキスのように簡単に金属と木材をくっつけることができるタッカーを使った簡単DIYをご紹介しました。この道具があれば、まだまだいろいろなアイテムを作ることができそうですね!
みなさんもタッカーを使って、アイデアあふれるDIYを楽しんでみてください。
※荷重や強度に気をつけて使いましょう