主婦業のかたわらエッセイスト、カウンセラーとしても活動する若松美穂さん。ここでは大人の女性が抱える人間関係のお悩みに答えてもらいます。

稼ぎのたしにと始めたパート。私の苦労を夫はわかってくれず…

テーブルをふく様子

【相談内容】

夫について相談します。私は一人息子が中学に入学したのを機に、パートを始めました。
この先も子育てにはお金がかかりますし、コロナの影響もあって、夫のボーナスが減ったので、少しでも家計のたしになればと思いました。それまでは専業主婦だったので、慣れないパートに、これまで通りの家事もあり、疲れを感じています。職場の人で気の合わない人がいて、ストレスも溜まって…。

ときどき夫に愚痴るのですが、帰ってくる答えは「じゃあ、やめれば?」。やめればと簡単に言いますが、夫の給料が減ったから働いているんじゃない! と、腹が立ちます。文句を言ったら、夫は「仕方がないだろう」と声を荒げました。お疲れ様やありがとうという言葉もなく、なんのために働いているのかわからなくなり、ため息ばかりが出ます。
(43歳・夫48歳・長男13歳)

【若松さんからの回答】

お仕事を始められたのですね。家事に育児に疲れがたまる。さらに、職場での人間関係が加われば、だれかに愚痴を聞いて欲しくもなります。せめて夫が相談に乗ってくれて、優しい労わりの言葉をかけてくれたらがんばることができるのに…と思うことでしょう。

相談相手になる夫を持つ人はいるのでしょうけれど、周りを見渡してもご相談を伺っても、40~50代で、妻のさまざまな愚痴に親身に耳を傾ける夫は少ないようです(新婚さんは別として)。
男性は「解決脳」、女性は「共感脳」と、そもそも異なると言われるように、女性は「そうなんだね」と寄り添ってくれることを望みます。そばにわかってくれる人がいるだけで力になりますが、夫側は、「大変そう」「愚痴が出るのなら、やめて平穏な生活に戻ってもいい」になるのでしょう。

もしかしたら、年齢や結婚生活を重ねた女性に必要なのは、友だち・仲間・カウンセラーなど、家族以外の話し相手を見つけることなのかもしれません。気持ちを素直に伝えられる、時に同じ経験をし、共感や共有が可能な人。聴いた話を吹聴しない人を探すことが、ご自分の心の安定や元気に繋がるのだと感じます。子どもはいつか手を離れていきますし、夫より分かり合えることがあるのかもしれません。

私も専業主婦時代がありました。仕事で忙しくなった今、気がつくことがあります。夫は家族を支えて当たり前だと思っていた自分。疲れて帰ってきた夫を捕まえて自分のことばかり話していたこと。自分のがんばりは見えても相手の大変さや忙しさに気が回らなかったこと。心を込めて労わりの言葉をかけていたかどうかも疑問です。
「私ばかりが」と思うと腹が立つ。「お互い」と思うと、「共にがんばりましょう」と気持ちが生まれるのかもしれません。

若松美穂さんに相談したいお悩みを募集しています。 専用フォームよりご応募ください。お待ちしております。

【若松美穂(わかまつみほ)】

お金をかけずにセンスと工夫でおしゃれに暮らすカリスマ主婦読者として、生活情報誌『ESSE』や『サンキュ!』などで紹介され人気者に。2011年、心理カウンセラーの資格を取得。主婦業のかたわら、エッセイストとしての執筆活動のほか、講演、各メディアへの出演など多方面で活躍。夫と娘2人、母親の5人家族。埼玉県在住。公式サイト「

“いま”と“みらい”のへや」にて最新情報を更新中