子ども部屋のあるなしにかかわらず、リビングダイニングで勉強をする子どもが増えているようです。そこで問題なのが、子どもグッズのしまい場所。ダイニングで宿題をするなら、そこに収納場所がないと、ものは散乱するばかりです。

子どもが自分で上手に片づけられる収納はどうつくったらいい? 整理収納アドバイザー・takaさんに、自宅で実践している方法を教えてもらいました。

リビングダイニング
片づく仕組みがあれば部屋はいつでもすっきり!
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リビングダイニングに専用スペースをつくったら「あれどこ?」が激減

家にいる時間が増えるほど、母親の負担も増えがち。そのストレスを減らすため、“自分のことは自分でやる”環境を整えたというtakaさん。
「とくに子どもたちには、出したら元の場所にしまう習慣が身につくよう、自主性を大切にした収納の仕組みを心がけました。自分専用のエリアをしっかり決め、取り出しやすくスムーズに戻せるようにしたら、自然と自分のものを責任をもって管理できるように」

家にいるときに、探し物や片づけに追われなくなって、時間や気持ちにも余裕ができたそう。
「ママが怒りっぽくなくなって、夫も子どもたちもホッとしていると思います(笑)」

<takaさん宅の間取り>
takaさん宅の間取り

●ダイニングに棚を置いて子どものグッズを集約

ダイニングに棚を置いて子どものグッズを収納

「小学生の2人は個室がないので、勉強道具などはダイニング近くの棚にまとめました」。テーブルが棚のごちゃつきをうまく隠すので、見た目はすっきりをキープ。

<子どもグッズの定位置はココ!>

子どもグッズの定位置

・中段:無印良品のファイルボックスで勉強道具を仕分け。右側は教科書入れにし、学校の準備もここでできるように。ファイルボックスはあえて複数個並べて、教科書と自宅学習用に分類。学校用と混ざる心配がなく、管理をしやすく。

・上段:外から中身が見えないボックス1箱分を、自分だけの宝物入れにしてプライバシーを確保。箱に入る分だけを厳選。

ランドセルも収納道具に
ランドセルも収納に

子どもが置きっぱなしにしがちなランドセルは、棚の上が定位置。長期休み中も場所を変えず、宿題などを入れて収納代わりに。

一時置き
一時置きを用意

ダイニングで勉強中、教材など棚にはしまい込みたくないものは、無印良品の「持ち手付帆布長方形バスケット」に入れて取り出しをラクに。中はブックエンドで仕切ってごちゃつきを防止。

子どもが散らかすのは仕方ない…とあきらめる前に、子どもでも片づけやすい仕組みをつくってあげることが大切。親もラクできて子どもの片づけ力も上がる! そんな収納を、ぜひ考えてみてください。