2000年11月に翻訳版が日本で扶桑社より発売されて以降、日本で400万部、全世界で累計2800万部を突破した世界的ベストセラー・ビジネス書『

チーズはどこへ消えた?

』。
「迷路」の中に住み、「チーズ(=人生において追い求めるもの)」を探す二人の小人ヘムとホーと、二匹のネズミ、スニフとスカリーが紡ぐ寓話は、今なお多くの人々に支持されています。

チーズはどこへ消えた表紙
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4つの色から、深層心理を分析!『チーズはどこへ消えた?』特装版

そして11月1日より、本書の発売20周年を記念して、4色の特装版が登場!

・ピンク=あなたの「恋愛観」を変える ・ブルー=あなたの「仕事観」を変える ・イエロー=あなたの「将来観」を変える ・グリーン=あなたの「人間関係」を変える

4つのテーマから『チーズはどこへ消えた?』を捉え直し、あらゆる人生のターニングポイントに寄り添った一冊に仕上がりました。

チーズはどこへ消えた色診断

今回はカラーコーディネーター・松本英恵さん監修のもと、特装版の4色にまつわる深層心理をご紹介。

ピンク・ブルー・イエロー・グリーンのなかから、直感で気になる色を選んでみましょう。あなたが選んだ色から、自分では気づかない、本心が見えてくるかもしれません。

●ピンク(帯テーマ=「恋愛観」を変える)

ピンク

ピンクは、愛情を象徴する優しい色。情熱や行動力を象徴するレッドに、光のパワーが入った色で、美しい女神のように、私たちをやさしく包み込んでくれます。

ピンクを選んだ人は、人を癒したり、愛情を注いだり、慈悲深く、思いやりにあふれています。その一方で、愛情を受け取ることはやや苦手かもしれません。幸福感に満たされると不安になったり、失恋した経験を引きずったりする傾向があるのではないでしょうか。

自分の気持ち、自分がしたいことをあとまわしにせずに、自分を慈しむことから始めましょう。愛は息を吸って吐く呼吸のようなもの。自分が愛で満たされると、愛は自然にあふれだしてきます。与えることと受け取ることのバランスが整ってくると、感情の浮き沈みがあっても、自分を受け入れ愛せるようになります。

●青(帯テーマ=「仕事観」を変える)

ブルー

ブルーは、地球上に広がる海の色、頭上に広がる空の色です。海や空の青は、地球上ではありふれた色ですが、手でつかむことはできません。ブルーと同じように、理想や平和を叶えるのは難しいものです。

ブルーを選んだ人は、穏やかで安定感のある人柄で、着実に努力を積み重ね、行動していきます。その一方で、「立派に見られたい」という気持ちが強すぎるあまり、正義を振りかざしてしまう一面も持ち合わせています。

正しさへの過度なこだわりは、不安心理と隣り合わせです。最悪の事態やシナリオを想像して、準備を怠らない努力家ですが、自分に備わった能力を発揮するために必要なのは、天の意思を信頼することです。自分は守られていると信頼し、安心することが、理想に近く原動力となります。

●黄色(帯テーマ=「将来感」を変える)

イエロー

イエローは、地上にふり注ぐ太陽の光のような明るさ、無邪気さ、あたたかさに満ちています。希望に満ちた明るく楽しい色。子どものような自由な気持ちを呼び覚ましてくれる、喜びと幸せを象徴する色です。

イエローを選んだ人は、知的好奇心が旺盛で、なにかを学ぶことに意欲的です。頭がきれる反面、物事を難しく考えすぎて、無意識のパターンにおちいってしまうことも。

心配事で頭がいっぱいになってしまったり、孤独を感じたり、ネガティブ思考になってしまったときは、物事のポジティブな側面に目を向けましょう。あなたの周りには、いつも明るい光があり、あなたの内面にも明るい光が差し込んでいます。光の角度を変えると影が移動するように、無意識のパターンから自分自身を解き放つヒントを探してみましょう。

●緑(帯テーマ=「人間関係」を変える)

グリーン

森や草原に広がるグリーンは、安らぎを与えてくれる穏やかな色。観葉植物のグリーンがあるだけで、無機質な部屋がゆったりとできる空間へと生まれ変わるように、私たちの心にも余裕をもたらします。

グリーンを選んだ人は、ありのままの自分でいることの心地よさを知っています。その一方で、物事のバランスを重視するあまり、優柔不断になってしまうことも。決断を迫られる場面や役割はやや苦手かもしれません。

そんな自分に対して嫌悪感を抱いたり、他人をうらやんで嫉妬心に駆られるときは、ひとりになれる時間や場所を確保するとよいでしょう。リラックスしてきたら、上空から自分自身を眺めてみましょう。感情と思考は別のものだと気づいたとき、あなた自身の今後の方向性が見えてくるでしょう。

●チーズはどこへ消えた?のあらすじ

「迷路」の中に住み、「チーズ」を探す二人の小人ヘムとホーと、二匹のネズミ、スニフとスカリーの寓話物語です。

ある日突然、二人と二匹が毎日食べていた大好きなチーズが消えるという予期せぬ事態が発生。ネズミのスニフとスカリーは、早い段階で反応し、チーズを探しに出かけました。残された小人の二人ヘムとホーは、いつしかチーズが出てくることに期待して留まり続けることも考えましたが、ホーは「このままでいても、事態は好転しない」と、チーズを探しに出ることを躊躇うヘムを残し旅立ちます。

この模様は「変化に順応し行動を起こす大切さ」を説いており、現実世界において、“時代や状況の急激な変化にいかに対応すべきか”といった人生の様々な局面を象徴しているよう。キャラクターたちのやりとりから、変化を恐れぬことの大切さ、心構えや行動など変化に対してどのように探知して順応していくかのヒントを得ることができます。

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