主婦業のかたわらエッセイストとしても活動する若松美穂さんが、楽しく、豊かに暮らすためのさまざまな工夫をつづります。

見えない一工夫で暮らしがラクに。やっておくとよい小さな家事

「生活って、見えないたくさんの工夫で成り立っているのですね」
これまで、家事の多くを妻にまかせていた男性の言葉です。
ご自分で家のことをするようになって、こんなふうに気がついたのだそう。いろいろと手間をかけたからこそ、キレイや心地よい空間が保たれていたことが見えたのですね。

花瓶にお花
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洗濯物はたたいて干すからきれいに乾く、キッチンのシンクや周りも食器と同様に掃除をしているから汚れが溜まらない、お風呂の排水口は定期的に掃除しているからにおわなかったんだ…という風に。

私も心地いい暮らしのために、ちょっとした工夫を積み重ねています。

家族はだれも気がついていないのですが(汗)、自分のためでもあるのでまあ、いいでしょう。

ミカンの皮

たとえば、オレンジやレモンなど、柑橘系の果物を食べたときは皮をレンジの掃除に活用。

皮1個分をそのままレンジに入れてチンします。わが家は800Wなので、1分程度。

水滴がついたレンジ

レンジの中がいい香りになるだけではなく、適度に蒸されるのです。

ぼろ布で拭く様子

蒸されたレンジの中を、ぼろ布で拭いたら、掃除完了。

結構汚れが取れます。

排水ホースの入り口をキッチンで使う水きり袋でカバー

また、年に数回ですが、大きな虫が家の中にいて驚くことがあります。

わが家はみんな虫が苦手なので、基本窓や扉をあけっぱなしにすることはないので、こんなにすき間のない家の、どこから入ったの? という感じ。

すると、ある方が「エアコンのお水が出るところ、虫が出入りしたのかもしれない」と教えてくれました。

そこで、エアコンの排水ホースの入り口を、キッチンで使う水きり袋でカバーし、水は外に出しても、ほかのものは入ってこれないように対策を取っています。たしかにそれ以来は、夏場でも出てきてはいませんね。

生活って、「自然にあるもの」のようで、小さな工夫を積み重ね「自分たち流につくっていくもの」とも言えますね。

※電子レンジを掃除する際には、取扱説明書に従った方法で行いましょう。また電子レンジで液体を温めると、温め過ぎて突沸(急激な沸騰)が発生することがありますのでご注意ください。

【若松美穂(わかまつみほ)】

お金をかけずにセンスと工夫でおしゃれに暮らすカリスマ主婦読者として、生活情報誌『ESSE』や『サンキュ!』などで紹介され人気者に。2011年、心理カウンセラーの資格を取得。主婦業のかたわら、エッセイストとしての執筆活動のほか、講演、各メディアへの出演など多方面で活躍。夫と娘2人、母親の5人家族。埼玉県在住。公式サイト「

“いま”と“みらい”のへや」にて最新情報を更新中