家にいる時間が増えると水道光熱費が上昇し、悩んでいる人も多いのでは? でも、大丈夫! 毎日使うものだけに、おトクな方法を知れば節約効果はグンとアップします。
水道光熱費のお悩みに、ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんが答えてくれました。

洗濯機から洗濯物を取り出す様子
たて型vsドラム式洗濯機、水道光熱費どっちがおトク?
すべての画像を見る(全3枚)

水道光熱費、どっちがおトク?~洗濯編~

水道や電気を使う洗濯機。なんとなく習慣化した使い方に、意外なムダが潜んでいるかも? もう一度、使い方を見直してみて。

●たて型洗濯機vsドラム式洗濯機→洗濯機能だけならドラム式がおトク!

11kgの洗濯機の場合、1回の洗濯にかかる費用は、たて型の場合消費電力は120Whで電気代3.24円、水量は93Lで水道代21.2円と合計で24.44円かかります。

一方、ドラム式の場合、消費電力は69Whで電気代1.86円、水量は78Lで水道代17.78円と合計で19.64円。

1回の洗濯にかかる費用は、ドラム式が4.8円おトクです(エネチェンジ調べ)。

イラスト洗濯機相撲

「ドラム式洗濯機を買うなら、ヒートポンプ式乾燥を選んで。低温風で乾かして衣類を傷めないうえ、電気代もヒーター式より割安です。乾燥機をよく使う人は要チェック」(丸山さん)

●浴室乾燥機vs洗濯機の乾燥機能→洗濯機の乾燥機能がおトク!

浴室乾燥機の消費電力は約1250W。ほぼ同じワット数のヘアドライヤーをつけっぱなしにしているようなもので、3時間の使用で電気代が約101.25円にもなります。

一方、ドラム型洗濯機の乾燥機能は、洗濯~脱水43分と乾燥127分を合わせても電気代は24.3円(ヒートポンプ乾燥タイプ 洗濯機で脱水容量11kg、乾燥容量6kgの場合)と4分の1。

洗濯機の乾燥機能が断然おトクです(エネチェンジ調べ)。

●ためすすぎvs注水すすぎ→水道料が減るのでためすすぎがおトク!

設定水位まで水をためてすすぐ「ためすすぎ」に対して、「注水すすぎ」は設定水位に達したあとも給水しながらすすぐ方式。衣類のゴミや洗剤残りを落とせるメリットがありますが、水を大量に使うため水道代は高くなります。

注水すすぎ1回よりためすすぎ2回の方が使う水の量が少なく、最大50%の節水に。よほど汚れが気になるとき以外、ためすすぎをチョイスして!(エネチェンジ調べ)

●ふつう洗いvsスピード洗い→すすぎと脱水が減るのでスピード洗いがおトク!

イラスト洗濯機

洗濯をするとき、汚れに合わせてコースを選ぶのも省エネのコツ。あまり汚れていない衣類なら、洗濯機のスピード洗いを選びましょう。

ふつう洗いよりすすぎと脱水の回数が減るため、電気代で20~50%、水道代で最大30%程度の節約になり、時間も10~30分の短縮に。

ちなみに洗濯ものを入れるときは重いものを下にすると、回転時の負荷が軽減されてよく回るため、効率よく洗えます(エネチェンジ調べ)。

こちらもチェック!もう洗濯物がたまらない!におわない!殿堂入り洗濯テクまとめ