今年も台風の季節がやってきます。不要不急の外出を控えざるを得ないような場面では、スーパーの棚から袋麺やレトルト食品が品薄になるケースも。家庭ごとの備蓄の重要性が高まるなか、日常生活に非常食をとり入れていく「ローリングストック法」に注目が集まっています。

サバ缶とチキンラーメン
話題! チキンラーメンを使ったレシピ
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食べることも訓練のうち!ムダなく備蓄できるローリングストック法

ローリングストック法とは、「備蓄=ストック」を消費しながら、買いたして「回転=ローリング」させていく方法のことです。

●在宅避難では1週間分の備蓄が推奨されるように…

今まで備蓄の目安は、家族の人数×3日分程度が必要されてきました。
しかし、今年からは、避難場所など密集した環境下での集団生活は、新型コロナウイルスの感染拡大するリスクが高まると懸念されており、自宅で安全が確保できる場合は在宅避難も推奨されています。

在宅避難の場合には1週間分の備蓄を実施するように言われていますが、場所もとるし、賞味期限の管理も意外と大変。そんなときにローリングストックは、多めに備えているものを日常の中で消費していくため、特別な準備もいらず、ムダが減ってとても役に立ちます。

即席麺やレトルトに缶詰をプラスする簡単アレンジレシピ

長期保存が可能な缶詰もそのまま食べるのではなく、即席麺やレトルト食品と組み合わせることで、栄養バランスもよくなります。企業が公式におすすめしているレシピを実際につくってみました。

●チキンラーメンのサバ缶アレンジ

チキンラーメンの公式アカウントがツイッターで紹介していたアレンジ料理です。

チキンラーメンにサバ

お湯をかけて3分たったチキンラーメンに、サバ缶を汁ごと入れるだけ。在宅勤務中の日清食品宣伝部内で一番人気だったというこのアレンジは、簡単なのに、衝撃的なおいしさ。

 

チキンラーメンとセットでサバの水煮缶を買いおきしておこうと思いました。

●ツナとミックスビーンズのレトルトハヤシ煮

ツナとミックスビーンズのレトルトハヤシ煮

ハウス食品の公式サイトで紹介されている防災レシピでは、レトルトのハヤシライス1袋でおよそ2人分のおかずができます。

レトルトハヤシの中身をすくう様子

つくり方も簡単。アルミホイルの上に、レトルトハヤシの中身とツナ缶、ミックスビーンズ缶を1/2ずつのせていきます。

ホイルの上にツナとミックスビーンズとレトルトハヤシ

軽く混ぜあわせてホイルの上下をたたんでいきます。

ホイルの上下をたたむ

アルミホイルのサイドは3つ折りに畳んでしっかり口を閉じます。

フライパンの上にのせて水をひく

あとはフライパンの上にのせて、コップ1杯程度の水をひき、中火でフタをして加熱します。

フタをして加熱

沸騰して5~7分間、湯せんしたら完成。

アルミホイルを開けた状態

アルミホイルを開けば、ツナとミックスビーンズがハヤシのルーでしっかり煮つけられていて、パンにもごはんにも合う味わいに。お皿を汚さずに食べられるのもいいなと思いました。

●いつもの加工食品が美味しい非常食になる!食べた分は必ず補充して

賞味期限が1年もあれば十分対応していけるローリングストック法。自分好みの味で簡単に調理できるコツを覚えておけば、いざというときも食事のストレスを軽減できそうです。
食べて、買いたしする繰り返しが訓練。月に一度は「非常食の日」を決めておいて、定期的な消費をしていくのもいいかもしれません。

【朝岡真梨さん】

50か国200都市を超える海外旅行の経験をもとに各地のグルメや体験を紹介しているライター。国内の最新家電やモバイル機器に関する取材も多く、女性目線ならでは市場動向の分析が得意。料理と旅行についてのブログ「

遊んでばかりのスナフキン」が人気。夫婦そろって温泉ソムリエの資格を取得し、旅行と食事を楽しんでいる

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