主婦業のかたわらエッセイストとしても活動する若松美穂さんが、楽しく、豊かに暮らすためのさまざまな工夫をつづります。

仕切りすぎない収納の方が便利な家庭もある

片づけ・整理整頓と聞くと、仕分け・仕切りが基本と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、いいかどうか、向き・不向きは人それぞれ。自分が、家族が使いやすいよう、わかりやすいように…でよいのでしょう。

私は、片づけや整理が好きですが、仕切りをあまり使わない場所もあります。

理由は
① 掃除の手間が増えるから
② 日々仕分けるのが面倒だから(家族にあちらもこちらも…と指示を出しても守ってなんてもらえません)
③ 「仕切り」にお金をかけたくないから(汗)です。

カゴにペンなど
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たとえば、ペン類。わが家はごそっと一つに総まとめしています。マジックもネームペンも、エンピツもボールペンも、「のり」までも、こちらのカゴに。

実際いつも使うものは、家族それぞれのペンケースに入っているので、毎回探す作業に時間がかかるわけではありません。

必要なものがないときだけ、ここから適当なものを探し出します。

案外「あるかな~」と探し出す作業も楽しいものです。

アルバムの袋

どこの家庭にもある、結婚式や成人式で撮った記念写真。ひとつひとつが写真館で渡されたまま、色あせた古い袋に入っていませんか?

その都度袋から出してしまって…は面倒だなと気がつきました。

アルバムは別にしても、一枚ずつの記念写真は、まとめて紙袋に収納し、ホコリがつかないよう、紙でカバーをかけました(写真右)。

古い袋は処分することにしました。

冷蔵庫の野菜室

冷蔵庫の野菜室も、仕切りはひとつだけ。中はレトルトみそ汁に入れる乾物、ワカメ、小麦粉とうどんを入れています。

わが家は、私以外の家族も料理をするので、わかりやすく、野菜そのものの見える状態がベストです。

買い物に行くときにもパパっと把握できて楽チン。

入っているものが減ってきたら、掃除のサインです。その都度ふき掃除をするようにしております。

もちろん、仕切ってある方がわかりやすい場所もありますね。

自分や家族の性格、関係性等を総合的に考え、場所によって「仕切る・仕切らない」を決めてもいいのかなと感じています。

【若松美穂(わかまつみほ)】

お金をかけずにセンスと工夫でおしゃれに暮らすカリスマ主婦読者として、生活情報誌『ESSE』や『サンキュ!』などで紹介され人気者に。2011年、心理カウンセラーの資格を取得。主婦業のかたわら、エッセイストとしての執筆活動のほか、講演、各メディアへの出演など多方面で活躍。夫と娘2人、母親の5人家族。埼玉県在住。公式サイト「

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