今年の春は、子どもたちの休校も長引き、「家でのお昼ごはんづくりが、なかなか学校給食のようにはできない」と、苦戦したご家庭も多かったのではないでしょうか?

家でのランチがついつい麺類やパンだけの炭水化物ばかりに偏りがちという場合に、重宝するお料理がたくさん登場するのが、小田真規子先生のつくりおきおかずの本です。

抗酸化作用の高いゴマ油やオリーブオイルでコーティングしたり、お酢を上手に使うことで防腐・静菌効果を高めるなど、つくりおきおかずを傷ませることなく安全に保存する方法などが細かく記載されています。

今回は小田先生の著書「

つくりおきおかずで朝つめるだけ! 弁当BEST!

」を愛読している筆者が、「鶏ハムのグリーンオイル漬け」を自分なりにアレンジしたオリジナルレシピをご紹介したいと思います。お弁当をつくる予定がなくても、覚えておくと助かるおかずです。

ご飯にもパンにも合う「鶏ハムのレッドオイル漬け」

本のなかで“キング・オブ・つくりおき”として紹介されている「鶏ハムのグリーンオイル漬け」を、旬のトマトを使って、和テイストにゴマ油でアレンジしました。

鶏ハムのレッドオイル漬け
タンパク質と野菜が一度に摂れる! つくっておくと便利なおかずです
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【材料(2本分)




・鶏もも肉 2枚(600g)

・A[砂糖大さじ3 塩小さじ3 水1/2カップ]

・B[タマネギ1/4すりおろす(25gくらい) タマネギ1/4みじん切り(25gくらい) トマト粗みじん切り(80gくらい) ゴマ油大さじ6 酢大さじ1 砂糖小さじ2 塩小さじ1/2]

【つくり方】

保存容器に鶏もも肉など

(1) 鶏肉はAの砂糖と塩ともみ込んでポリ袋に入れ、分量の水を注いで6時間以上おく。

(2) (1)を洗い流し、水気をふいて、皮目を下にしてラップで包み巻き、両面を輪ゴムで留める。

(3) たっぷりのお湯を沸かした鍋に(2)を入れて、再び沸騰したら中火で20分ゆでる。フタをして火を止め、そのまま余熱で冷ます。

(4) Bを混ぜ合わせた保存容器に(3)のラップをはずして漬け込み、冷蔵庫で保存する。

お皿の上がパッと華やぐひと品です。時間が経てば経つほど、トマトや酢の酸味がゴマ油でマイルドになってジューシーな鶏肉とよくマッチします。

鶏ハムのレッドオイル漬け全体

サラダの具にも、パンにはさんでも、ご飯に乗せても、お弁当のおかずにしても、使い勝手がいいおかずです。

本

ほかにもこの本には、お肉も野菜も同時に調理できる便利なつくりおきおかずが多数掲載されているので、休日に仕込んでおくと、平日の食事づくりがとってもラクになりますよ。毎日の献立や食事作りに苦戦している人は、おいしくて日持ちもする、安心で安全なつくりおきおかずを、ぜひ取り入れてみてください。

【朝岡真梨さん】

50か国200都市を超える海外旅行の経験をもとに各地のグルメや体験を紹介しているライター。国内の最新家電やモバイル機器に関する取材も多く、女性目線ならでは市場動向の分析が得意。料理と旅行についてのブログ「

遊んでばかりのスナフキン」が人気。夫婦そろって温泉ソムリエの資格を取得し、旅行と食事を楽しんでいる