「ときめくものを残して、あとは思いきって捨ててみる」という片づけメソッドが、世界中で支持されている、片づけコンサルタントの近藤 麻理恵(こんまり)さん。
「こんまりメソッド」を実践し、家が生まれ変わったという読者・佐藤さんのお宅を取材。とくにお気に入りだというキッチンを見せてもらいました。
「こんまり片づけ」で360度“ときめき”で満たされた家が完成!
数年前まで荒れ放題だったという、読者の佐藤さん宅がここまですっきりしたのは、こんまりさんの本がきっかけでした。
「片づかないことを家族のせいにしてたんです。子どもが小さいから仕方ない、言ってるのに片づけてくれない…って。でも本を読み、私も家やものに対して雑な扱いをしていたな、と気づき『こんまり片づけ』を始めました」
最終的に45リットルのゴミ袋50袋分を処分! 自分にもできると自信がつき、気持ちが前向きになったそう。夫や子どもも家で過ごす時間が増え、以前よりも家族の距離も縮まりました。
<BEFORE>多くのものと色であふれていた引っ越す前の賃貸住宅。
「家がいやで外出し、また買い物してしまう悪循環でした」
ゴチャゴチャで生活感丸出し。ときめかないものに囲まれた暮らしを脱出するべく、一念発起しました。
料理がしたくなる!楽しいキッチンのつくり方
元々料理が苦手だった佐藤さん。キッチンがものであふれ、足を踏み入れたくない、さらに料理したくなくなる…という悪循環を断ちきり、今ではキッチンがいちばん好きな場所になりました。
笑顔いっぱいの暮らしは今、このキッチンを起点に広がっています。楽しく料理ができる収納の秘密を大公開!
●よく使う調味料は好きな容器につめ替える
お手製のラベルを貼ったスパイスボトルは、キャンドゥのもの。
「きれいにそろった姿にときめきます。統一感が出てキッチンが落ち着いた雰囲気になるうえ、すぐに手に取れるので、調理もスピーディ。残量もすぐにわかります」
●食器は白皿を中心に絞り、サイズ別に収納
カラフルなお皿をたくさんもっていた佐藤さん。片づけを機に、どんな料理にも合う白皿を中心に、数を絞りました。
「つり戸棚にコの字ラックを入れて収納。カゴが好きなので、よく使う取り皿は、サイズ別にカゴに立ててまとめています」
お茶碗などは、子どもたちが自分で準備できるように、低い位置のカゴへ。
「自主的にお手伝いしてくれるようになりました」
●ラップやふきんはワンアクションで取れるように
使用頻度の高いグッズは、つり戸棚に引っかけたワイヤラックにまとめてセット。
「ほとんど動かずにすむし、濡れた手でもOK。ラップはすっきり見えるように、白いケースに入れ替えています」
●可燃用のゴミ箱はキャスター式で掃除しやすく
ホームセンターで購入したキャスター台にゴミ箱を置き、出し入れしやすくしておきます。
「可燃用ゴミ箱はいちばんよく使うので、使いやすさは重要! ゴミ出しの際も、掃除機をかけるときも、簡単に動かせてストレスゼロです」
●水きり袋は缶に立てるだけ
気分が上がるように、プリントつきの水きり袋をキャンドゥで購入。
「パッケージから取り出して軽く折り、直接缶に立てただけ。かわいいので、あえて出しっ放しにしています」