片づけコンサルタントの近藤麻理恵(こんまり)さんが提案する、「ときめくかどうか」を判断基準にする片づけ術が、世界中で大ブームです。
以前は片づけが苦手で、床にものが散乱していたという読者のkao.さんですが、こんまりさんの本に出会って考え方も暮らしも変わったそう。
お宅を取材させてもらいました。
汚部屋が「こんまりメソッド」で、ときめき空間に生まれ変わった!
すべての画像を見る(全8枚)「ときめく・ときめかないでものを見きわめたら、ものが捨てやすくなったんです。ものに対してじっくり向き合うから納得してから捨てられます」と話すkao.さん。
それから数年かけてものを徐々に厳選。いつの間にか汚部屋からの脱出に成功し、今では「見た目がときめく収納」に力を入れるまでになりました。
●靴箱は、余裕をもたせた収納に
シューズクローゼットには、使用頻度の低い靴を段ごとに人別収納。
「こんまりさんの『玄関を片づけるうえでいちばん意識するべきなのは風とおし』という言葉がとても印象的で。ギュウギュウにつめ込まないよう心がけています」
靴以外の雑貨も多く、開けるたびにげんなりしていたという以前の靴箱。見違えるように生まれ変わりました。
●洗面台はものを減らして掃除のしやすさを優先
ものが多く、どかすのが面倒で掃除をサボりがちだった洗面台。
「必要最低限にものを減らしたら、掃除がラクになり、清潔を保てるようになりました。あきスペースは単身赴任中の夫用の空間です」
同じ収納アイテムを並べて見た目をすっきり
収納容器をそろえると空間に統一感が生まれ、テクニックいらずで片づいて見えます。収納が苦手な人こそぜひ取り入れてみて。
●セリアのプレンティボックスを並べてごちゃつくものをイン
「生活感が出るコード類や工具類は、セリアのプレンティボックスへ。1ボックス1ジャンルに絞れば、適当に入れても、必要なものがすぐ見つかります」
●粉ものは保存容器に移して保管
薄力粉や片栗粉などの粉ものは、密閉保存容器のフレッシュロックにつめ替え。
「透明で残量がすぐわかるところがお気に入り。容器なら袋と違い、残量が減っても隙間が生まれず、余計なものが入ってこないメリットも」
●無印良品の収納は、マスキングテープでひと工夫
見た目のシンプルさに引かれ、家じゅうで大活躍の無印良品の収納用品。
「規格がそろっているから組み合わせを変えても収まりがいいのが◎。引き出しの前面にマスキングテープを貼り、中身が見えないよう工夫しています」
神聖なものは目線より高い場所に置く
「自分にとって神聖なものは、目線より高いところに飾るのがおすすめ」というこんまりメソッドを実践し、趣味のものを取りつけ式の棚の上にまとめます。
お香やアロマが大好きなkao.さん。飾り棚にはお香の道具やアロマオイルなどをゆったりと配置しています。目に入るたびにときめく、お気に入りのスペースです。
\こんなアイデアも!/ 捨てにくいものを手放すときは、塩でお清め
ぬいぐるみや制服など、長年使ったものは愛着があり、ときめかなくなってもなかなか捨てられなかったというkao.さん。そんなときに効果的なのが、塩を使ったお清めです。
「袋に少量の塩とともに不要なものを入れ、『今までありがとう』と声をかければ終了。執着心がスッと消え、気持ちもすっきりします」