夏はメイク崩れとの闘いの季節。朝にメイクをしても、昼にはファンデはドロドロ、アイメイクはパンダ目&まろ眉…なんてことも。
人気ヘア&メイクアップアーティストの長井かおりさんに、崩れないメイクをつくる下地について教えていただきました。

UV乳液×下地の重ねづけで、鉄壁ベースが完成!これでもう崩れない!

女性
ヨレ、崩れ知らずでメイク直しはもういらない!
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崩れないベースメイクづくりは、ファンデの前の「仕込み」にあり! 日やけ止め乳液×化粧下地の重ねづけで崩れにくくなるので、メイク直しも必要ありません。

化粧水や美容液をつけたあと、まず、日やけ止め乳液を塗りますが、この乳液の目的は保湿×紫外線対策。夏の肌は汗でうるおってみえても、じつは乾燥しているもの。保湿不足だとファンデのムラづきの原因になるので、スキンケアの〆としてみずみずしい質感の日やけ止め乳液を塗りましょう。うるおいでふっくらとした土台にしておくことでファンデが密着。しかもUVカットも兼ねるので光老化防止になり、一石二鳥です。

そして、次に塗る化粧下地も重要です。
そもそも化粧下地の役割はファンデを密着させ、崩れにくくするためのもの。使用せずファンデを塗るのは厳禁! 日やけ止め乳液と化粧下地のW使いこそが、鉄壁ベースメイクのオキテです。

●1:日やけ止め乳液を塗る

日やけ止め乳液を手に取った様子

日焼け止め乳液。まずは量をたっぷりと手に取る。

掌合せる

手で包み込むようにして体温でゆるませながら、手のひら全体に広げます。規定量よりやや多めがベター。

●2:手のひらで顔全体に塗り伸ばす

顔全体に日やけ止め乳液を塗り広げる様子

手のひらを内から外に滑らせ、顔全体に日やけ止め乳液を塗り広げます。手のひらを使うことで、薄く、均一に塗ることができます。

●3:目元や小鼻は指を使って丁寧に

指先で目じりをさわる

手のひら塗りではカバーできない目元、小鼻の周りなどの細部は、指先で軽くトントンとたたいて丁寧に。

両手で耳たぶをさわる

意外とやけやすい耳は、指先に残った日やけ止めをなじませましょう。

●4:ティッシュで脂浮きを押さえる

顔の半分をティッシュで隠す

塗りたてはベトベトしているため、次にのせる化粧下地が滑ることも。時間をおくか、ティッシュで肌表面をそっと押さえて落ち着かせます。

●5:下地は「ナルト置き」で広げる

クリームをなると置きで

化粧下地は、ファンデをしっかり塗り広げたい額と両頬のみに、クルクルとのせる「ナルト置き」に。これで厚塗りを防ぎます。

●6:手のひらをスイスイ伸ばす「クレープ塗り」

手のひらを内から外に滑らせて、肌に薄膜をはるように化粧下地を伸ばす様子

手のひらを内から外に滑らせて、肌に薄膜をはるように化粧下地を伸ばします。イメージは薄ーく生地を伸ばすクレープ。指先で塗るよりも肌をなでる回数が少ないので、肌への摩擦を抑えられ、ムラになりません。

●7:細かいところは指先で「チョコチョコ塗り」

両手で小鼻をさわる

皮脂が多い小鼻は、下地をちょいたしすると、崩れにくさがアップ!少量の下地を指に取り、クルクルと回すように塗り、毛穴の凹凸を埋めて。あとはリキッドファンデーションをいつもどおりに塗ればOKです。

【首に冷やしタオルでメイク中の汗をストップする方法】

タオルを首に眉のお手入れ

暑さで汗が噴き出るときは、水で濡らして冷やしたタオルを首の後ろに置いて、メイクをしましょう。太い血管がとおる首筋を冷やすことで、汗がスッと引きます。